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#10 やっと、諦める、明らめる。《5月・違国日記編》


↑前回投稿

私が私を幸せにする。

いなくても生きていけるけれど、
いたらもっと楽しい。

自分の感情をタイミングよく&うまく表現できるようになる。

そんな私らしい望みを大切にしていくべく

変わりたいと願う私が
運命的な出会いを果たした作品


について整理していきたいと思う✏️



✳︎このnoteは、大好きな彼に別れを告げるしかなかったことに後悔した女子大生が、気持ちの整理がついたこのタイミングで振り返りをするnoteです!
1人の人間の恋愛訓を読むような気持ちで読んでいただけるのがベストと思いまーす🙌



必要なことは分かった、5月

いよいよ、私の中で終止符を打とうとしています。
先程、この#10を書くにあたり、#4に始まる『やっと、諦める、明らめる。』を振り返ってみました。

きっかけは、別れて3カ月という区切りを迎えたこと。
6月からこのマガジンを書き始めました。

気持ちがフラットになったいま、振り返ろう。
マイナスもプラスも全部正視できる今こそ、
一番的確に振り返れるはず。

ここを逃すと、ずるずる引きずって
それが執着に変わってしまったり、
また素敵な人(ここには元カレも含まれている)
に出会えても、今回みたいに準備不足で受け逃してしまうかもしれない。

そんな使命感に駆られていた部分もありました(笑)。

驚いたことに、このマガジンを書き始めてたった10日しか経っていませんでした。私の体感ではもう1か月くらい書き続けていた気分。
今月の頭のことを、先月の頭だと勘違いしていて、
先月の頭はGWだったことに気づいて驚愕。
時の流れの遅さは相変わらずだった。
(⇩この記事だって書いてまだ1カ月も経っていないことに驚いた。私にとっては4月に書いた気分…


振り返り

#4で「私が私を幸せにする」と再出発を決意。
#5からは当時の自分の日記に基づき、不安だったあの頃の自分に寄り添った
#6でも。別れた直後を冷静に振り返った。
#7では就活に打ち込んで必死に冷却期間を過ごし、いよいよ変わっていくための第1歩を踏み出した。

#8は2部構成になっていて、
8‐1では涙を流しながら自分の深層に迫った。ここが一番つらかったものの、ここを乗り越えることが「なりたい自分になる」ために必要だった。
8-2でも深層に迫り続けたことで、私の「なりたい自分」像を言語化することに成功し、ゴールが定まった

以降は戦略編ともいえるだろう。#9は4部にわたって、アサーティブ・コミュニケーションを学んでいる。
9-1では、根本理念である「アサーション権」の理解に努めた。
9-2では、アサーティブの反例を紐解くことで、解決すべき課題を見出した。
これらを理解したことで、アサーティブになるということがいかに有効であるかを理解できたのが9-3だ。「なりたい自分」の姿の解像度を、もう一つ上げることができた。
そして9-4では、「細かいけど重要な部分」を見つめなおし、取っ払うべきフィルターをもう一度再確認した。

もう、準備は十全に整っていると言えよう。
私からすれば、この3カ月間は1年もの長さのように感じた。
今年の3月に別れてしまったはずなのに、
まるで去年のことのように感じる。
それくらい、この3か月間と書き続けた約10日間は濃密だった。

なりたい自分へと走りだそうと、
うずうずしていたそんな時、
私はこの作品と運命的な出会いを果たした。


ロールモデルを見つけた

この作品には、
あの頃の私が知りたかったこと、
あの頃の私が欲しかった言葉、
あの頃の私が許して欲しかったこと、
あの頃の私が探し求めていたものが
全て詰まっていた。
こんなに私に寄り添った作品などあるのかと、
大きく息を吸い込むことになり、
世紀の大発見をしたかの如く興奮していた。

『違国日記』を読んでいる。 より

ちょうどこの時期、
いろんな不思議なことが重なっていて。
あまりにも重なるものでグーグル先生に訊いてみたことがあった。

「新しい、運命的な出会いを果たす兆候です。」

そんなふうに教えてくれた。
もしそれが本当なら、
この作品に出合うための兆候だったの
かもしれないと思っている。


この人みたいに、なりたい

槙生の言葉一つ一つに惹かれていきました。
高代槙生という人物に、惹かれていく。
彼女は不完全であり、アサーティブであり、
自分の心のオーナーシップを持っていた。

高代槙生を見ていると、
それがあなたで、
あなたにとっていいなら、それでいい。

と言われているみたいで
ものすごくホッとする。

#3.5_「35くらいの恋愛」がしたい より


あなたの感情はあなたのもの

違国日記(2) page.6
違国日記(2) page.7より
同上
同上

槙生は、自分の心の所有権をきちんと握っていた。
彼女には心のオーナーシップがあった。

これだけ心のオーナーシップを追求してきた私だが、
ふと「心の所有権を失うから恋が始まるのかな
と考えたときがあった。
けれど、やはり失っても握りなおさねばならないと思う。
譲ってもならないと思う。

私の心は、私のもの。


あなたと私は別の人間

違国日記(3) page.13より
同上
同上

このシーンを見たときは、ものすごくうれしくなった。
私が今進もうとしている先にある景色
見せてもらえたように感じたからだ。

作中で槙生は、
分かり合えなくてもなお、分かり合おうとすること、
理解しようとすること

尊いことだと表現している。


私が何に傷つくかは、誰かが断じていいことじゃない

違国日記(4)page.19より

これはまさに「傷つく権利」の話だった。

あのころの、自分が何に傷ついているかを無視し続け、
傷つく私がおかしいと攻め続けた私が
これを読んでいたら、いったいどう思っていただろうか。


わたしは、後悔する。

違国日記(4)page.20

私もよく考える人間だ。
だんだん考えるべきことを考えられるようになって、
少しづつ「考えすぎ」と言われる機会は減ってきたが、
それでも、今回の失恋みたく
石橋をたたきすぎてぶっ壊す」ことが
ある人間ではある。

けれど槙生は、そんな自分をしっかりと受け止めて、
「考えないで行動したら わたしは絶対後悔する」
と言っている。
Iメッセージが隠れている。
槙生は、不完全な自分に苦しめられることもある反面、それらをきちんと受け入れていて、自己受容していて。
それは彼女の自己理解が前提に合って。
けして自尊心は高くないながらも、
自己信頼の片鱗を見て伺うことができた。


素直になること、これがなんと難しい。

同上
同上

私は、
「素直になりたい」
「自分に正直に生きたい」

という私の願いに応えるとき、
精神論に頼るのをやめ、
技術として、理論に基づいて、
学習して、きちんと獲得できるもので
応えようとした。
そのためにこのマガジンを書いた。
言葉にすることができたものは、
行動に移すことができる
と信じているから。

けれど、いつだってアサーティブで、
素直でいられるわけではなくて。
それは私たち一人ひとりがみな不完全であるから。

ただ互いを大切にするということ。
これがなんと難しいのか。

そう感じるのは、私だけじゃないようだ。


なりたい「私」になる。

けど私は、槙生になることはできません。
似ているところも好きなところもたくさんあるけれど、
槙生は槙生で、私は私。

槙生も
「私のいうことをあまり真に受けないように」
と言っている。

進んでいきたい方向にある世界が
どんなものか
を少しだけ見せてくれたような。
少しの寂しさにも温かさを感じることができる、
孤独とは決して、憎むだけのものではない
教えてくれたような。

そんな作品だった。

他者が実際に行なっているシーンを見たことで
なりたい「私」の解像度はうんと上がった。
そこに至るまでのステップ
間違いなさそうだと後押しもしてくれた。

自分の中で唱えるだけにならず、
考えるだけにならず、
やみくもにアクションするだけにならなそうで、
勇気を持つことができた。

私がやってきたことは、決して
無駄にはならなそうだ。



さあ、走りだそう。


あとがき

<執筆中>

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