ちゃあ@こどもお悩み相談員

⭐️小児科看護師歴12年 ⭐️母親歴22年 ⭐️教員経験あり https://coconal…

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⭐️小児科看護師歴12年 ⭐️母親歴22年 ⭐️教員経験あり https://coconala.com/users/3354404

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こどもお悩み相談員😊ちゃあです

初めまして!ちゃあです😊 ちゃあの経歴 ⚪︎小児科看護師歴12年 ⚪︎我が娘、息子は成人済みの母歴22年 ⚪︎現在ココナラにて、こどものお悩み相談員として活動中 より…

こどもの川崎病について

川崎病とは乳幼児に好発する原因不明の血管炎です。 冠動脈瘤などの心合併症をきたすため、小児の後天的心疾患の最大の原因をなります。 今日は川崎病についてお伝えします…

こどものイレウスについて

イレウス(腸閉塞)は腸管の通過がなんらかの原因により障害された状態です。 (え?子どもでも起こるの??)と思われる方もいらっしゃるかもしれません。生後すぐに腸閉…

こどもの乳幼児突然死症候群について

生後2週間から1歳までの乳児および幼児の突然予期せぬ死亡を乳幼児突然死症候群(SIDS)といいますが、原因が明らかになっていません。主に眠っているときに起こり、生後2…

公式LINEを作った理由について

今日はこどもの病気のお話でなく、わたしの活動についてのお話です。 以前、わたし自身がどうしてブログや様々なSNSで活動しているのかについてはブログで書かせていただ…

こどもの中耳炎について

こどもの耳管が大人と比べて太くて短いです。 角度が水平に近い構造であり、鼻咽頭の細菌が中耳腔内に侵入しやすいです。そのため、風邪などの上気道感染から中耳炎を起こ…

こどもの肺炎について

その名の通り、肺の炎症ですが、様々な原因により肺炎になります。一般的には病原微生物(細菌やウイルスなど)の感染によって生じる浸出炎です。 こどもは呼吸器官が未熟…

こどものカンジダについて

カンジダ症尾は真菌(かび)による感染症です。 菌はヒトの口腔・腸管・膣などに常在していますが、通常は人体に害は及びません。特定の条件下で粘膜や浸潤部位の皮膚に過…

こどもの結核について

結核は全身性の感染症で、呼吸器に病変を起こすことが多いです。 気道から感染し、全身の臓器に結核病変を起こしうることがあります。乳幼児では家庭内感染が多いです。 日…

こどもの細菌性髄膜炎について

以前、ウイルスによる髄膜炎のお話(無菌性髄膜炎)は対症療法で一般的には予後が良好だとお話しました。 じゃあ髄膜炎って、、そんなにこわくないじゃん と思われた方もい…

こどもの破傷風について

破傷風ってどんな病気??と思われる方も多いかと思います。 泥や土で汚染された傷口で菌が増殖し、菌が産生する毒素によって脳神経が障害される感染症です。 破傷風菌によ…

こどもの溶連菌について

最近流行がみられる感染症で、A群溶血性れんさ球菌が原因となる感染症です。 注意すべきは溶連菌の感染により、いろいろな症状が出ることや合併症をして発症数週間後にリウ…

こどものジフテリアについて

ジフテリア菌による細菌性の呼吸器感染症です。 国内での発症は1999年を最後にみとめられていませんが、世界では流行的に発生する国もあります。健康保菌者からの感染も多…

こどもの百日咳について

こんこん咳こんだ後に、ヒューと笛を吹くような音をたて息を吸うような特徴的な咳が出ます。生後3か月未満の乳児は呼吸が出来なくなる発作(無呼吸発作)や肺炎、脳症など…

こどものとびひについて

とびひとは伝染性膿痂疹といわれる皮膚に紅斑、水疱、びらんや厚いかさぶたができる病気です。 細菌による皮膚の感染症です。接触によってうつり、火事の飛び火のように、…

こどもの水いぼについて

水いぼは伝染性軟属腫といわれる特に幼児期に双発する皮膚疾患です。半球状に隆起したいぼがからだにできます。 今日は水いぼについてお伝えします。 ★症状 伝染性軟属腫…

こどもお悩み相談員😊ちゃあです

こどもお悩み相談員😊ちゃあです

初めまして!ちゃあです😊

ちゃあの経歴
⚪︎小児科看護師歴12年
⚪︎我が娘、息子は成人済みの母歴22年
⚪︎現在ココナラにて、こどものお悩み相談員として活動中

より深くわたしを知ってもらうために自己PR
🔸よく人から優しいと言われますが、自覚はないです。
🔸無類の食いしん坊ですが友達がほぼいないため、外食は月1回。
🔸ダイエットのプロと言われる程、ありとあらゆるダイエットを実施してき

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こどもの川崎病について

こどもの川崎病について

川崎病とは乳幼児に好発する原因不明の血管炎です。
冠動脈瘤などの心合併症をきたすため、小児の後天的心疾患の最大の原因をなります。
今日は川崎病についてお伝えします。

★症状
6つの主要症状のうち、経過中に5症状が呈する場合に診断されます。また4症状でも他の疾患が否定され、ハートエコーで冠動脈瘤を呈する場合に診断されます。
・高熱
・両側の眼球結膜の充血
・真っ赤な唇、いちごのようにつぶつぶの舌

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こどものイレウスについて

こどものイレウスについて

イレウス(腸閉塞)は腸管の通過がなんらかの原因により障害された状態です。
(え?子どもでも起こるの??)と思われる方もいらっしゃるかもしれません。生後すぐに腸閉塞をきたす病気もあります。
今日はこどものイレウスについてお伝えします。

★イレウスの特徴
腸管の中がつながっていなかったり、狭くなっていたりすることで通過できない状態になる機械的閉塞と、腸管はしっかりできているのに、腸がうまく動かないた

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こどもの乳幼児突然死症候群について

こどもの乳幼児突然死症候群について

生後2週間から1歳までの乳児および幼児の突然予期せぬ死亡を乳幼児突然死症候群(SIDS)といいますが、原因が明らかになっていません。主に眠っているときに起こり、生後2週間から1歳までの年齢の全死亡の35~55%を占めています。
今日はこどもの乳幼児突然死症候群についてお伝えします。

★原因
関与している可能性がある因子として、乳児の睡眠覚醒が不良であることが言われていますが、原因が明確にわかって

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公式LINEを作った理由について

公式LINEを作った理由について

今日はこどもの病気のお話でなく、わたしの活動についてのお話です。

以前、わたし自身がどうしてブログや様々なSNSで活動しているのかについてはブログで書かせていただきました。

あれからもうすぐ2か月がたち、どんな変化があったか。
★ココナラでのメッセージお問合せが数回ありました(販売なし)
★毎日のInstagramライブ配信視聴ゼロ→たまに1,2人の方が見に来てくださるようになりました
★In

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こどもの中耳炎について

こどもの中耳炎について

こどもの耳管が大人と比べて太くて短いです。
角度が水平に近い構造であり、鼻咽頭の細菌が中耳腔内に侵入しやすいです。そのため、風邪などの上気道感染から中耳炎を起こしやすく、乳幼児に罹患するこどもが多いです。
また、こどもの耳管の特徴や免疫機能・副鼻腔の発達が十分でないことで、こどもは繰り返し中耳炎をおこしやすいです。
今日はこどもの中耳炎についてお伝えします。

★急性中耳炎
かぜをひいた後に咽頭の

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こどもの肺炎について

こどもの肺炎について

その名の通り、肺の炎症ですが、様々な原因により肺炎になります。一般的には病原微生物(細菌やウイルスなど)の感染によって生じる浸出炎です。
こどもは呼吸器官が未熟なので、急激に症状が悪化して肺炎になることもあります。じゃあどんな状態になるの??
今日はこどもの肺炎についてお伝えします。

★症状
おもな症状は発熱・咳・呼吸困難です。
聴診によって肺雑音、呼吸音の減弱が聞かれますが、
ウイルスやマイコ

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こどものカンジダについて

こどものカンジダについて

カンジダ症尾は真菌(かび)による感染症です。
菌はヒトの口腔・腸管・膣などに常在していますが、通常は人体に害は及びません。特定の条件下で粘膜や浸潤部位の皮膚に過剰に増殖します。今日はカンジダについてお伝えします。

★カンジダが増殖する条件
多温多湿の気候
合成繊維のきつい下着
オムツや下着を頻回に交換しない
免疫系の機能低下(糖尿病、HIVまたは免疫抑制する薬の使用)
妊娠、肥満、抗菌薬の使用

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こどもの結核について

こどもの結核について

結核は全身性の感染症で、呼吸器に病変を起こすことが多いです。
気道から感染し、全身の臓器に結核病変を起こしうることがあります。乳幼児では家庭内感染が多いです。
日本は2022年に結核が低蔓延国になりましたが、今日は結核についてお伝えします。

★感染経路
主に空気感染します。
結核菌の初感染では患者からの飛沫・空気感染によって肺に感染巣をつくり、所属リンパに結核性病変が起こります。(初期変化群)8

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こどもの細菌性髄膜炎について

こどもの細菌性髄膜炎について

以前、ウイルスによる髄膜炎のお話(無菌性髄膜炎)は対症療法で一般的には予後が良好だとお話しました。
じゃあ髄膜炎って、、そんなにこわくないじゃん
と思われた方もいるのではないでしょうか。
では、細菌による髄膜炎が起こるとどうなのか、今日は細菌性髄膜炎についてお伝えします。

★細菌性髄膜炎とは
細菌に対する治療は抗菌薬があるとはいえど、発症すれば致死率の高いこと・救命できたとしても重篤な後遺症を残

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こどもの破傷風について

こどもの破傷風について

破傷風ってどんな病気??と思われる方も多いかと思います。
泥や土で汚染された傷口で菌が増殖し、菌が産生する毒素によって脳神経が障害される感染症です。
破傷風菌によって罹患した場合、亡くなる可能性が非常に高い病気です。
今日は破傷風についてお伝えします。

★感染経路
破傷風菌による感染で、主に傷口に菌が入り込んで感染し、毒素を通じて様々な神経に作用します。

★症状
口が開けずらい、顎がつかれる、

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こどもの溶連菌について

こどもの溶連菌について

最近流行がみられる感染症で、A群溶血性れんさ球菌が原因となる感染症です。
注意すべきは溶連菌の感染により、いろいろな症状が出ることや合併症をして発症数週間後にリウマチ熱・腎炎を起こすことがあります。今日は溶連菌についてお伝えします。

★感染経路
A群溶血性れんさ球菌が飛沫感染・接触感染することで感染します。

★症状
上気道感染では発熱・咽頭痛・咽頭扁桃の腫脹や化膿・リンパ節炎を起こし、猩紅熱は

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こどものジフテリアについて

こどものジフテリアについて

ジフテリア菌による細菌性の呼吸器感染症です。
国内での発症は1999年を最後にみとめられていませんが、世界では流行的に発生する国もあります。健康保菌者からの感染も多いです。今日はジフテリアについてお伝えします。

★感染経路
ジフテリア菌が飛沫感染することで感染します。

★症状
発熱、咽頭痛、頭痛、倦怠感、嚥下痛などの症状から始まり、
鼻閉、鼻出血、嗄声などを起こし、呼吸困難や心不全、呼吸筋のま

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こどもの百日咳について

こどもの百日咳について

こんこん咳こんだ後に、ヒューと笛を吹くような音をたて息を吸うような特徴的な咳が出ます。生後3か月未満の乳児は呼吸が出来なくなる発作(無呼吸発作)や肺炎、脳症などの合併症も起こりやすく、命にかかわることがあるのが百日咳です。
今日は百日咳についてお伝えします。

★感線経路
百日咳菌による感染で、飛沫感染や接触感染します。
1年を通じて存在する病気で、春から夏に多いです。

★潜伏期間
感染してから

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こどものとびひについて

こどものとびひについて

とびひとは伝染性膿痂疹といわれる皮膚に紅斑、水疱、びらんや厚いかさぶたができる病気です。
細菌による皮膚の感染症です。接触によってうつり、火事の飛び火のように、あっという間に広がることから「とびひ」と言われています。あせも、虫刺され、湿疹やけがをした傷に感染を起こしてとびひになります。
今日はとびひについてお伝えします。

★原因菌
主に黄色ブドウ球菌や溶連菌が原因となります。

★感染経路
接触

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こどもの水いぼについて

こどもの水いぼについて

水いぼは伝染性軟属腫といわれる特に幼児期に双発する皮膚疾患です。半球状に隆起したいぼがからだにできます。
今日は水いぼについてお伝えします。

★症状
伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。
いぼ以外の症状はないです。いぼの中にウイルスが存在し、引っ搔くことで多発します。自然に治癒するまで6~12か月、時に4年程度かかることもあります。

★治療
自然に治癒するまで様子をみてもいいです。
その間に

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