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はたらく人へのインタビュー

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【インタビュー】「そんなに早く自分に見切りをつけなくていい」メキシコ国立オケのオーボエ奏者・練木聖子さんが日本を出て学んだこと

【インタビュー】「そんなに早く自分に見切りをつけなくていい」メキシコ国立オケのオーボエ奏者・練木聖子さんが日本を出て学んだこと

メキシコの国立オーケストラでオーボエ奏者として活躍する日本人女性がいる。練木聖子(ねりき・きよこ)さんだ。いまから23年前、1998年にメキシコに渡った練木さんは、エルサルバドル人の夫と結婚し、子育てをしながらメキシコで音楽活動を続けてきた。

国際結婚と海外での仕事。日常生活そのものがカルチャーショックの連続だったという彼女に、「日本を出て学んだこと」を聞いた。

【練木聖子さんプロフィール】 

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【インタビュー】メキシコ国立バレエ団プリンシパル・二瓶真由子さんが「踊り続けて辿り着いた場所」

【インタビュー】メキシコ国立バレエ団プリンシパル・二瓶真由子さんが「踊り続けて辿り着いた場所」

今年11月、メキシコシティ中心部にあるオペラハウス「ベジャス・アルテス宮殿」で、メキシコ国立バレエ団の今季4回目となる公演が上演された。演目は『カルメン』。自由奔放な女性カルメンとまじめな兵士ホセの恋物語が描かれ、世界中のバレエファンから愛される作品だ。

主役カルメンが舞台に登場すると、劇場の温度がわずかに上がった。黒髪にほっそりとした肩。指先の繊細な動きや魅惑的な視線、ダイナミックな跳躍。その

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【インタビュー】「この国にいさせてくれてありがとう」木原直子さんが"メキシカン着物"に込めた想いとは

【インタビュー】「この国にいさせてくれてありがとう」木原直子さんが"メキシカン着物"に込めた想いとは

今年7月、メキシコの民放テレビ局「TVアステカ」のスタジオに、艶やかな着物姿の女性がずらりと並んだ。東京オリンピック特集番組のキャスターたちだ。

着物姿でカメラに笑顔を向ける「TVアステカ」のキャスターたち。(写真提供:木原直子)

彼女らの笑顔をより一層美しく際立たせているこの着物は、実はメキシコの伝統的な布からできている。作ったのはメキシコシティ在住の日本舞踊師範でファッションデザイナー・木

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【インタビュー】メキシコで自分のビジネスを。藤本裕二さんの「挑戦し続けた10年」

【インタビュー】メキシコで自分のビジネスを。藤本裕二さんの「挑戦し続けた10年」

2021年3月、メキシコシティにお好み焼き専門店Buchidoがオープンした。オーナーの藤本さんは大手電気機器メーカー京セラで3年半働いたのち、28歳で単身メキシコへと渡り、10年かけて自ら道を切り拓いてきた異色の経歴の持ち主だ。無鉄砲に見えて、実は常に冷静に自分を見つめ、恐れず挑戦することで前へと進んできた藤本さんの、これまでの道のりを取材した。



お好み焼きがいつも身近にあった幼少期生ま

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