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冬のテーブル/フードスタイリング・ワークショップ コラボ開催レポ


うれしいコラボレーション第2弾

さて先日2023年12月1日(金)のこと、M.Y.S (マイズ)tokyo さん主催のテーブル/フードスタイリング・ワークショップにて、前回の秋に引き続きお料理を担当させていただきました。

M.Y.S tokyo を主宰する miho mochidaさんとは〈人にも環境にも優しいエシカルな暮らし〉〈腸活〉といった共通のテーマで意気投合したことをきっかけに、うれしいコラボが実現!

参加者の皆さんは、ライフスタイルデザイナーである mihoさんによるテーブルスタイリングのレクチャーを受けた後、私が担当するフード(料理)の時間へ移ります。レクチャーとワークショップを行い、最後は mihoさんによるスタイリングで仕上げ!お楽しみのお食事タイムを含めると、約4時間の盛り沢山な内容です。

季節感あふれる素敵な時間を、参加者の皆さんと一緒に過ごすことができたので、記録写真とともに内容の一部を紹介したいと思います。

この冬のテーマは抜け感ある大人シックX'mas

今回のワークショップのテーマは  “Rustic Symphony” ~Green と燈が奏でるX'mas~

メインカラーとなるグリーンをふんだんに使いながら、イギリス・フランス・北欧などヨーロッパの魅力あるスタイルを融合させて、大人シックだけどどこか抜け感や遊び心を感じられる「Rustic(素朴な)」な雰囲気のX'masを表現。テーブルスタイリングの時間には、エシカルなスタイリングのポイントなども含めて、日々の暮らしへ取り入れるためのヒントを紹介します。また、実際に食事をすることで今回のテーマをしっかり体験できるのです。

また料理でもテーマを意識して、メニュー決めやレシピ考案を行いました。今回ご紹介したのは、旬のイギリス食材で作る Plant-based (プラントベース)の料理です。※すべてグルテンフリー対応

この Plant−based(プラントベース)いうのが、私たちふたりの大切にしている〈人にも環境にも優しいエシカルな暮らし〉につながるキーワード。

ハレの日のみならずケの日にも使えるレシピをもとに、オーガニックの取り入れ方や食にまつわるエシカルを考え、日々の食卓に取り入れてもらえるよう一緒に作り体験・試食していただきました。

テーブルスタイリングからスタート!

今回のテーマを意識した
mihoさんのテーブルスタイリング

今回のテーマを表現した mihoさんのテーブルスタイリングで、ゲストをお出迎えしました。

レクチャー前にはMYSワークショップの定番ウェルカムドリンク、自家製の酵素ジュースが登場。(写真を撮りそびれてしまった…)
今回の果物はオレンジ・クランベリー・いちじく・ザクロ・洋梨と、ホリデーシーズンを感じるラインナップでした。いつもながら、とても美味しい✴︎

MYS流テーブルスタイリングのレクチャー

参加者の皆さんに着席いただき、まずはMYS流テーブルスタイリングのレクチャー。メインカラーやアクセントカラーなど色彩の使い方や、スタイリングをまとまりやすくする最強ナンバー、高低差についてなど、とても参考になる内容ばかり!私もキッチンでフードの準備をしつつ、耳は集中!

ヨーロッパの代表的なスタイル3つ
を調和させたクリスマスの食卓

イギリス・フランス・北欧というヨーロッパの代表的なスタイル3つを調和させたテーブルスタイリングから “フレンチスタイルっぽさ” などのように、各スタイルの特徴はどんなものか?またどの部分に反映されているか?と分解して知ることで、自分好みのスタイルはどんなものだろう?それを表現するにはどうしたら良いだろう?など、ひとつのスタイルに縛られることなく楽しむためのコツを学べたように感じます。

シルバーのアイテムを取り入れた食卓
茶殻を活用するスタイリング

エシカルなポイントのひとつがアンティークを日常に取り入れること。特に今回は大人な雰囲気を演出してくれるシルバーの使い方が要点です。

アンティークの銀食器はハードル高く感じますが、選び方のコツやお手入れ方法などを知ると親近感が湧いてきます。また、シルバーは銀食器からステンレスまで種類は様々ありますから、程よいバランスで使うコツや他のアイテムとの馴染ませ方などを知ることができ、実用するイメージが湧きました。

また、すすが出にくく有害物質も発生しにくい大豆が原料の Soy キャンドルや、mihoさんお手製のドライフルーツ、プレートの上にあしらわれた茶殻も今回のエシカルなポイント。

Rusticで自然あふれる
MYS流スタイリング

器の上にも自然のものが散りばめられ、大人シックなスタイリングの中にRustic でナチュラルな要素が調和した空間。お猪口グラスも、ひとつ倒してあるのは動きをつけるためのテクニックなのだとか✴︎

参加者の皆さんはレクチャーの内容をふまえて、日頃の来客時のお悩みについてなど、質問から学びを深める様子も見られました。

それでは、そろそろ料理の時間に移ります。

スタイリングのレクチャーを
聞きながら揚げた
盛りつけ用セージチップス

旬食材でPlant−based(プラントベース)なおもてなし料理

お料理の時間がスタート。

今回も初参加の方やプラントベース料理にはあまり慣れていない方もいらしたので、調理前のレクチャーにてプラントベース料理の基本や、私が日ごろ実践しているマクロビオティックについて、またプラントベースの食べ方やオーガニック食材を日々の食卓へ取り入れることの良さなどについて、お伝えしました。

プラントベース料理の
レクチャーからスタート

次に、キッチンへ移動して調理に取りかかります。

今回のメニューは

  • 前菜に英国らしい根菜を活用「セルリアックのオレンジ煮」※既存レシピより

  • ナッツと野菜でつくる満足メイン「Nut Roast(ナット ロースト)」

  • プレートを華やかにするつけ合わせ「ハッセルバックポテト & セージ」

  • サラダをエシカルに楽しむ「キャロットリーフのサラダ&自家製ドレッシング」

  • クリスマスを感じるデザート「洋梨の白 Mulled ワイン煮 & クランブル」

時間の関係で調理工程をすべて実演することは難しいため〈日常に取り入れやすい〉〈アレンジしやすい〉をキーワードに、メニューの中から3品 ハッセルバックポテトナットローストそしてクランブル(グルテンフリー&植物性)をピックアップ。

デモンストレーション形式で作り方の要点をお伝えしました。それ以外の部分は、レシピをお渡しして解説です。

ハッセルバックポテト
焼く前の準備中
ナットローストの
工程と焼き上がり

クランブルは、作った生地を冷凍保存すると日々のおやつ作りに役立つので、工程と合わせて保存方法やアレンジ方法もご紹介しました。

実際にりんごのクランブルを焼いてお食事前に出来たてを試食。味見タイムを楽しんでいただくことができました!(写真がなくてすみません!)

調理の後は、盛りつけしmihoさんにスタイリングを整えてもらいます。

セルリアックのオレンジ煮
お猪口グラスに盛り付け

前菜の「セルリアックのオレンジ煮」は、お猪口グラスを活用して盛り付けます。ディルを添えて、オリーブオイルをたらりん♪

メインのナットロースト
切り分ける前

メインの「Nut Roast(ナット ロースト)」はシルバーのトレイに。

セージで香り付けした
ハッセルバックポテト

ほんのりセージの香りをまとわせ焼いた「ハッセルバックポテト」は、ストーンプレートに配置し、香り付けに使ったセージをのせます。

ちなみにこちら、本来は石焼ビビンバの器を置くプレートなのだとか!食器を様々なカタチで活用するアイディア、いつもとても勉強になる〜✴︎

キャロットリーフのサラダ

キャロットリーフのサラダには、スプラウトMIXを組み合わせました。ザクロのアクセントカラーが素敵♪ にんじんの葉は捨てられてしまいがちなのですが、栄養価の高い食材なので無駄なく一物全体いただきたい。根はナットローストで使用しています。

それでは、いよいよお食事タイム。

完成したお料理と
MYS流スタイリング

今回はお料理にあわせてスパークリングワインをご用意。
ワインといっても、こちらはノンアルコールのもの。お昼間の開催ですし、お車でいらっしゃる方やアルコールを飲めない方もいらっしゃるので、皆さんで一緒に楽しめる選択肢のひとつとして紹介しました。現地スーパーで購入でき、オーガニック製品ですがわりとお手頃価格なのも魅力的です。

食事にあわせて選んだ
お飲み物をサーブ中

まずは、前菜からいただきましょう。

先ほど盛りつけたものを各自いただく際は、スタイリングの時間に学んだ茶殻の上に!こうすることで、ガラス同士が重なる音を防ぎ、安定感も生まれるのだそう。

しかも、口にして害のない自然のものを活用し食事時間を快適にするアイディアですから、ゲストをお招きする時などにぜひ取り入れてみたいです。

前菜セルリアックオレンジ煮は
スプーンでいただく

メインとサイドは、mihoさんからスタイリングの仕方を見せてもらい、各自で盛りつけに挑戦しました。

メインとサイドは
各自盛りつけに挑戦

スライスしたナットローストの横にハッセルバックポテトを置き、セージチップスを添えます。ソースは絵を描くようにシュッと!これがなかなか難しい。ふんわりしたサラダとザクロの赤が魅力的です。

メインとサイドを
盛りつけたプレート

お野菜の旨みがぎゅっと詰まっていて、少量でも満足感あるナットロースト。このお料理を初めて食べる方にも好評で、皆さんに「おいしい!」と言っていただけたのがとても嬉しく、私にとってこの日のハイライトとなりました!

最後はデザート。

デザートの洋梨とクランブル
バニラアイスもプラントベース

この時期イギリスのマーケットに並ぶ果物といえば、りんごと洋梨です。まさに旬の食材!そのまま頂くのももちろん美味しいのですが、ワインで煮るとちょっと特別感あるデザートに♪ ※こちらもノンアルコールワイン使用

また、Mulled (マルド)ワインというのは、クリスマスマーケットなどで飲まれるスパイスを使ったホットワインのことですが、赤だけではなく白ワインで作ることもできます。

今回のテーマにあわせて白ワイン煮を選択。洋梨を煮た後は、温め直してMulled ワインとして楽しめるので一石二鳥♪

旬の果物 & クランブルという組み合わせにもイギリスっぽさを感じます。

デザートの洋梨とクランブル
植物性バニラアイス

調理中の試食からお食事まで、参加者の皆さんに喜んでいただけたことに胸が一杯の数時間でした!

今回のワークショップでも、プラントベースやグルテンフリー料理の魅力を少しでもお伝えできていたら、とても嬉しく思います。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

mihoさん、今回も素敵なスタイリングをありがとうございました!

なお、今回のワークショップに使用したレシピは、少しだけ内容を変えて別記事にて紹介しています♪(ナットローストハッセルバックポテト洋梨ワイン煮

MYSワークショップは2部構成!フラワースタイリング

テーブル/フードスタイリングで使われる植物のアイテムは、先に開催されるフラワースタイリングと関連しており、3つのワークショップがひとつのテーマで繋がっています。

MYSワークショップは
種類豊富な花材がもりもり!

ということで、前の週11月24日(金)に生徒として参加したフラワースタイリングの様子を紹介したいと思います。

今回リースに使用する花材
これで一人分!

今回はクリスマスリース作り。グリーンをベースにヨーロッパの雰囲気が漂う〈個性的な花材でRusticでもどこか大人シック〉を目指します。

本日の花材一覧はこちら。初めて名前を知るものも多く勉強になります。

本日の花材一覧と
自家製の酵素ジュース

土台の準備をしながら、頭の中でアイディアを練ります。うーん、、、迷ってしまい方向性をなかなか決められない。

リースの土台準備

イメージを膨らませるために、何度も先生の見本を見て脳内を整理。

mihoさん作のリース
ワイルド系
mihoさん作のリース
かわいい系

ワイルド系リースを目指すことに決定!

mihoさんに何度もアドバイスをもらったり、手直しをしてもらいながら作業します。

ワイルド系リース
途中経過

時々、壁にかけてバランスや方向性を確認。

mihoさんの手作り
ポン・デ・ケイジョ

おやつタイムは、mihoさんお手製のポン・デ・ケイジョ。作業に集中しすぎて食べるタイミングを逃し続けていたので、し、、沁みる〜っ!!

ワイルド系リース
途中経過

あともう少し!
途中、参加者4人で励まし合いながら手を動かし続けます。

ワイルド系リース完成!

完成〜♪ 作業時間なんと約5時間半!気付けば日没後。笑
とっても苦戦しましたが……mihoさんに仕上げをサポートしてもらい、なんとか完成させることができました!やり切った満足感〜✴︎

素敵なクリスマスツリー!

帰宅後は、作品をどこに設置しようか悩みながら、あれこれ試してみました。ワークショップに引き続き、この時間もすごく楽しい!

完成したリースを
自宅に設置

リビングのよく見える場所に設置しました。リースを飾ると、一気にクリスマス感ある空間に♪ 部屋中がグリーンのいい香りです。

自然光で見るリースは特に素敵。とっても気に入っています。

今回も満足度・充実度120%のMYSフラワースタイリングでした!また次回が楽しみです。

それでは、また♪

「ケの日の台所」から生まれる
日々の食事を大切に

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