見出し画像

秋のテーブル/フードスタイリング・ワークショップ コラボ開催レポ

近ごろ書きたい内容が渋滞気味でして、まだ途中の〈旅と食〉シリーズ「コペンハーゲン編」が進んでいませんが、どうか気長にお付き合いくださいませ✴︎それでは本題へ!


うれしいコラボレーションが実現

さて先日2023年9月29日(金)のこと、M.Y.S (マイズ)tokyo さん主催のテーブル/フードスタイリング・ワークショップにて、お料理を担当させていただきました。

M.Y.S tokyo を主宰する miho mochidaさんとは〈人にも環境にも優しいエシカルな暮らし〉〈腸活〉といった共通のテーマで意気投合したことをきっかけに、うれしいコラボが実現!

参加者の皆さんは、ライフスタイルデザイナーである mihoさんによるテーブルスタイリングのレクチャーを受けた後、学んだ内容をもとにスタイリングを実践するワークショップへと移っていきます。

デーブルのセッティングが完了したら、次は私が担当するフード(料理)の時間。同じくレクチャーとワークショップを行い、最後は mihoさんにスタイリングの仕上げをしてもらいます。そしてお楽しみのお食事タイム!という盛りだくさんな流れの約4時間。

季節感あふれる素敵な時間を、参加者の皆さんと一緒に過ごすことができたので、記録写真とともに内容の一部をご紹介したいと思います。

この秋のテーマはバーガンディー

今回のワークショップのテーマは “wafting of burgundy” ~ shabby chicに戯れる暮らし~

テーマの「バーガンディー」はフランス語「ブルゴーニュ」の英語表現。色合いは、赤でもボルドーでもなく、それよりも濁った紫がかった渋い赤を指すのだとか。

この色とアンティークとをマッチさせて、フランスの田舎町にあるような一軒家をイメージしたシャビーシック(古めかしい中にも上品さを感じるスタイル)な空間を表現。このテイストをもとに、身近な暮らしへアンティークのカジュアルな使い方を取り入れるためのヒントを、テーブルスタイリングの時間に紹介し体験できるのです。

また料理でもテーマのバーガンディーやフランスの田舎町を意識して、メニュー決めやレシピ考案を行いました。今回ご紹介したのは、秋の田舎風フランス家庭料理をイメージした Plant-based (プラントベース)の料理です。
※すべてグルテンフリー対応

この Plant−based(プラントベース)いうのが、私たちふたりの大切にしている〈人にも環境にも優しいエシカルな暮らし〉につながるキーワード。

旬の食材をたっぷり使ったレシピをもとに、オーガニックの取り入れ方や食にまつわるエシカルを考え、日々の食卓に取り入れてもらえるよう一緒に作り体験・試食していただきました。

テーブルスタイリングからスタート!

今回のテーマを表現した mihoさんのテーブルスタイリングでゲストをお出迎え。

今回のテーマ
バーガンディーやシャビーシックを意識した
mihoさんのテーブルスタイリング
テーブルにはバーガンディーを感じる
イチジクやドライフラワー
リネンや各種アイテムの素材感

ウェルカムドリンクは自家製・酵素ジュース。これがとても美味しいのです!

ウェルカムドリンクに
自家製酵素ジュースを用意

テーマに合わせた色合いに仕上げるため、今回はイチジク・オレンジ・ブラックベリー・洋梨で作ったのだそう。とても綺麗な色!

ウェルカムドリンクと
テーブルスタイリングのレジュメ

参加者の皆さんに着席いただき、まずはMYS流テーブルスタイリングのレクチャー。メインカラーやアクセントカラーなど色彩の使い方や、スタイリングをまとまりやすくする最強ナンバー、高低差についてなど。とても参考になる内容ばかり✴︎ 私もフードの準備や写真係をしつつ、大事な部分はしっかりメモ!

MYS流テーブルスタイリングのレクチャー

レクチャーが終わると、スタイリングを実践するワークショップを開始。実際に手を動かして、イメージを表現していきます。皆さんとても真剣な表情で取り組んでいました!困った時は、mihoさんが丁寧にアドバイスをしてくれますよ♪

テーブルスタイリング
実践ワークショップ

また、季節感あるスタイリングを皆でアイディアを出しあい創り上げてみることになりました。様々なアイテムを足したり引いたり……。だんだんカタチが出来上がってきます。

季節感あるスタイリングを創作中

完成したものをテーブルへ運び、スタイリングへ組み込んでみます。それぞれの個性が光るナプキン使いも魅力的。

季節感あるスタイリングを実践

最後に、立体感や角度など細部を整えて完成! とても素敵です♪

季節感あるスタイリングを実践

テーブルスタイリングの仕上げは mihoさんにお任せして、料理の時間に移ります。

Plant−based(プラントベース)料理を作ってみる

さてさて、お料理の時間が始まりました。

私としてはとても嬉しいことに、今回6名のうち5名の方々が「プラントベースやグルテンフリー料理は初体験!」とのこと。新しい挑戦をより良いものに!と、ついつい熱量高めになってしまうレクチャーにお付き合いいただきました。

プラントベース料理の
レクチャーからスタート

一般的に、プラントベースとヴィーガン/ヴェジタリアンって何が違うの?グルテンフリーが流行っているけど小麦粉は体に悪いの?というような疑問を持っている方はわりと多いので、そういった部分も含めてプラントベース料理の基本や、日々の食卓に取り入れることの良さなどをお伝えしました。

自家製カッテージチーズ(植物性)
の作り方を説明中

レクチャーの後は皆さんと一緒に作業スタート!

今回のレシピは、前菜・メインの2品。
自家製の植物性カッテージチーズを活用する「イチジクのサラダ」と、栗かぼちゃ・ポロネギ・マッシュルームたっぷりの「秋のキッシュ」です。

時間の関係で工程すべては網羅できないため〈日常に取り入れやすい〉〈アレンジしやすい〉をキーワードに、レシピの中から自家製カッテージチーズ(植物性)キッシュ/タルト生地(グルテンフリー&植物性)をピックアップ。実際に作っていただきました。

自家製カッテージチーズ(植物性)
水切り中

自家製カッテージチーズ(植物性)は自宅でも、豆乳から簡単に作れます。作り方を体験いただいた後は、味見をしたりアレンジの仕方や活用例をお伝えしました。

キッシュ/タルト生地
(グルテンフリー&植物性)
作り方を説明中

お次は、キッシュ/タルト生地(グルテンフリー&植物性)です。

この日のメニューはキッシュですが、材料をアレンジするとタルトの生地も作れるレシピなので、作業ではタルト生地を体験いただきました。簡単すぎて驚きコメント続々!

焼成後は冷まして味見。味も気に入っていただけたようです♪

イチジクサラダの盛りつけ
植物性カッテージチーズで作った
マロンクリームチーズを切る

お食事タイムに向けて、サラダの盛りつけをしていきます。

イチジクのサラダは、旬の完熟イチジク・ルッコラ・ローストしたクルミと材料はとてもシンプル。

しかーし!今回このサラダで味の決め手となるのがマロン・クリームチーズです!先ほどの自家製カッテージチーズ(植物性)にマロンペーストなどを混ぜて作ります。こちらの味見が大好評♪

秋のキッシュ仕上げ中
イタリアンパセリと
ローストパンプキンシードをぱらり

秋のキッシュには、食感・風味・彩りアップの仕上げをしてテーブルへ!mihoさんにスタイリングを整えてもらい、いよいよお食事タイムです。

秋を感じる食卓
召し上がれ〜!

キッシュ入刀!生地を崩壊させずに切り分けるのは難しいため緊張〜。

秋のキッシュ(プラントベース)
を切り分ける

サラダはキッシュのとなりへ添えるように盛り付けワンプレートに。

このイチジク色が
テーマのバーガンディー

簡単に手作りできるサラダ用ドレッシングも好評でした。

秋のキッシュ断面
(グルテンフリー&プラントベース)

食事に合わせ田舎風フランス家庭料理つながりで、オーガニックのりんご果汁を伝統的な製法を元に発酵させて作ったシードル(ノンアルコール仕様)を紹介しました。この Maison Sassy のシードル、原材料は完熟して自然に木から落ちたリンゴのみ!

Maison Sassy のシードル
りんごの自然な甘みですっきり

シードルは、りんごに含まれる豊富な栄養素を摂れるだけでなく、グルテンフリーやプラントベースの食生活をしている人にも飲んでもらえます。プリン体もほぼゼロなのだとか。発酵食品のひとつなので、腸内環境を整えることにも役立つ腸活向きのヘルシードリンク!
(お気に入りすぎて私はダース買いし常備しております♪ 夏は特に最高!)

サプライズのデザートを用意中

当日までヒミツにしていた3品目は、デザート「かぼちゃのクレーム・キャラメル」かぼちゃたっぷりの濃厚プリンです。

かぼちゃプリンを
お皿に盛りつけ
こちらはラム酒入り

このかぼちゃプリンは以前noteでレシピを紹介したもの。また、今回はご妊娠中の方々がいらっしゃったので、アルコールフリー仕様と2種類作ってみました。レシピから、ラム酒とバニラエキストラクトを抜いて作るだけの簡単アレンジ。アルコールフリーにすると、かぼちゃ本来の味が際立ち素朴な味わいになるように感じます。お子さん用にも◎ どちらもそれぞれ美味しい♪

かぼちゃプリン
アルコールフリー仕様

かぼちゃプリンは切り分けてお皿に盛りつけます。横に添えたバニラアイスクリームは Jude's Vegan Plant Madagascan Vanilla。植物性のアイスクリームですが、皆さんが気付かなかったほど美味しく、かぼちゃプリンとの相性も◎

かぼちゃプリンと
植物性バニラアイス

お食事中は「プラントベースやグルテンフリーも美味しいんですね!」との感想をいただき、感激!皆さまの“美味しい”がとにかく沁みました。

今回のワークショップで、少しでもプラントベースやグルテンフリー料理の魅力をお伝えできていたら、とても嬉しく思います。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

片付け後に私たちもいただきました♪

なお、今回のワークショップに使用したレシピは、別のカタチに少しアレンジを加えたものを(キッシュサラダ)紹介しています♪

MYSワークショップは2部構成!フラワースタイリング

テーブル/フードスタイリングで使われるお花やリボンなどのアイテムは、先に開催されるフラワースタイリングと関連しており、3つのワークショップがひとつのテーマで繋がっています。

種類豊富な花材がもりもり!

ということで、前の週9月22日(金)に生徒として参加したフラワースタイリングの様子を紹介したいと思います。

素敵な秋色♪

コンセプトは〈秋色花材を使った花遊び〉ドライフラワーをメインとしたシャビーシックな秋色花材を使い、スワッグ・ブーケ・壁飾りなどを作れるとのこと。ドライフラワーを扱うのが初めてなのでドキドキ!

美しい紫陽花のドライフラワー
ボリューム!ひとつひとつ
mihoさんがドライにしたもの
たらりん♪
魅力的なアマランサス

本日の花材一覧はこちら。初めて名前を知る花も多く、勉強になります。

本日の花材一覧と
自家製酵素シロップ入ティー

迷いに迷って、花材を選びました。マグノリアの葉に一目惚れ!大好きなユーカリも使いたい。

迷って花材を選択!

不慣れなので、mihoさんに何度もアドバイスをもらったり、手直しをしてもらいながら壁飾りを作りました。

秋色花材を使った壁飾り完成

ふたつ目は、まだ使っていない花材を活用してスワッグ作り。
ドライフラワーは力を加えすぎると欠けたり割れてしまうので、隙間を作ってボリュームある形へ整えるのがとても難しいと感じました。お花、もっと上手に作れるようになりたい!

秋色花材を使ったスワッグ

他の参加者さんは慣れている方もいて、とっても素敵な作品を作っていました!

他の参加者さんのブーケ作品
キウイの枝使いやお花のバランスが素敵
他の参加者さんの作品たち
どれもそれぞれ魅力的✴︎
他の参加者さんの作品
こちらも素敵な壁飾り
テーブルに置くのもイイ!
他の参加者さんの作品
リネン・リボンの合わせ方
アイビーの使い方が素敵

作品完成後は、皆さんとティータイム。mihoさん作のスペルト小麦スコーン、とっても美味しそう!

フラワースタイリング後の
ティータイム

なんとグルテンNGな私用にと、グルテンフリー仕様のフィナンシェを作ってくれていたのです!感動✴︎

やさしい味わいに癒されつつ、皆さんとの会話を楽しむことができました♪

WS後のティータイム
グルテンフリーおやつ

帰宅後は、作品をどこに設置しようか悩みながら、あれこれ試してみました。ワークショップに引き続き、この時間もすごく楽しい!

作った作品を家具の上に置いてみる

家の雰囲気がガラリと変わり、一気に秋を感じる雰囲気に♪

壁飾りは玄関の扉に設置

壁飾りは玄関の扉に飾ることに。以来、この前を通るたびに気分がアガるのです♪

スワッグは居間の白い壁が多い部分に

スワッグはリビングのよく見える場所に設置。白い壁が多いので、目を引くワンポイントになりいい感じ。

満足度・充実度120%のMYSフラワースタイリングの回には、ぜひまた参加しなければ!次回が楽しみです。

そして、私は気持ちを切り替えて次回フードの試作・準備に取り掛かりたいと思います!

それでは、また♪

「ケの日の台所」から生まれる
日々の食事を大切に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?