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イギリスの冬を感じるデザート「洋なし白ワイン煮」レシピ

この記事では、先日開催のワークショップにてデザートとして好評だった「洋なし白ワイン煮」の作り方を紹介します。


旬の洋梨で作るおもてなしデザート

イギリスの冬、マーケットに並ぶ定番の果物といえば、りんごと洋梨です。それぞれ秋ごろ登場し、それまで主役だった鮮やかなベリー類とバトンタッチ。旬の食材なので、そのまま頂いてももちろん美味しいのですが、洋梨はワインで煮ると特別感あるデザートに♪

洋梨コンポートは作り置きができるので、おもてなし料理には最適です。甘いものが苦手な方にもオススメですし、ヘルシーなおやつとして日常のティータイムに楽しむのも◎

以前は赤ワインで煮る大人なレシピを紹介しましたが、今回はもっとマイルドな白ワイン煮レシピを作ってみました。

また、ちょうどクリスマス前でフェスティヴ感あふれる時期ですから、洋梨を煮た後のワインは、温め直すとクリスマスマーケットなどで飲まれる定番ドリンク、スパイス入りホットワインとしても楽しんでもらえるような材料を選択。こちらも赤ワインで作られるのが主流ですが、白ワインで作ることもできるのです。

この時期、レストランなどでは Poached pear(ポーチドペアー)としてよく目にする人気のデザート。季節の味と香りから、イギリスの冬を感じてみるのはいかがでしょうか?

グルテンフリーやプラントベースの食生活をしている人にも食べてもらえます。

材料

・洋梨 4個(1個の重さ約180g)
・白ワイン 750ml
・オレンジスライス 3枚(約70g)
・レモンスライス 3枚(約35g)
・白ドライいちじく 2個
・お好みの甘味料 大さじ3−4杯(はちみつ・アガベシロップなど) 
・シナモンスティック 1本
・クローブ 5個
・スターアニス 1個

☑︎洋梨は、熟す前かたいものが◎ 熟したものを使うと、煮た後に茶色くなります。
☑︎白ワインはシャルドネまたはリースリングを使いました。
☑︎オレンジ・レモンは皮ごと使うので、オーガニックや国産ノーワックスのものを選ぶと安心です。
☑︎甘さ控えめレシピなので、甘みが物足りない方は甘味料を追加して調整してください。※ 盛りつけ時バニラアイスなどを添えるとちょうどよいバランスかと

手順

鍋に白ワイン・柑橘スライス・ドライいちじく・スパイス類・甘味料を入れる。※クローブはオレンジの果肉部分に刺すとバラバラにならず煮たあと取り出しやすい

洋梨の皮をむき、がくも取り除く。
※皮を剥いた部分を砂糖水に漬けながら作業すると、酸化による変色防止になります(割合…水500mlに対し大さじ2杯程度)

皮をむいた洋梨
(小ぶりのため6個使用)

鍋を中火にかけ、沸いたら洋梨を入れて弱火にする。

洋梨を
白ワインや柑橘類
スパイスと一緒に煮る

キッチンペーパーを密着させるように被せて20−30分ほどコトコト煮る。
煮え加減は、洋梨の種類や熟し具合によっても異なるので、目立たないがく側から細い竹串を刺し、スッと通るか確認。
※可能ならへたが浸からないように配置して煮ることができるとベター

火を止めコンロからおろし粗熱を取る。冷めたら柑橘スライス・スパイス・ドライいちじくを取り出す。(煮た後のドライいちじくもおいしいですよ〜!)

煮た洋梨は煮汁に漬け
キッチンペーパーを被せて
冷蔵庫で冷やす

煮汁に漬けた状態でキッチンペーパーを被せたまま、冷蔵庫でひと晩冷やしてから召し上がれ♪

シロップに漬けた状態で冷蔵庫に保管し4−5日を目安に食べ切るのが○ お早めにお召し上がりください。

完成した洋梨コンポート
植物性バニラアイス
GF &PBクランブルを添えて

この日は、バニラアイスクリームとクランブルを添えていただきました。

カスタードやチョコレートのソースともよい相性。クランブルはわざわざ作らなくとも、市販のクッキーを添えたり砕いてクランブル風に散らしたりすると簡単です。

先日のワークショップでの様子はこちら。

洋梨コンポート
おもてなし用の盛りつけ例

こちらの洋梨は別の種類。また、この時に使用したワインはノンアルコールです。ノンアルコールでも味はワインなので、味が苦手な方やお子さん向けに作る場合は、白ワインをストレート果汁のジュース(りんご・ぶどうなど)へ置き換えて作るアレンジもあわせて紹介しました。

先日ワークショップでの
洋梨ワイン煮盛りつけ

洋梨は切らずに丸ごと。下に敷いたクランブルが滑り止めのような役割で支えてくれます。バニラアイスの上には、くるりんと動きのあるレモンピールにピスタチオをぱらり♪ 

それでは、また!

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