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【読書】インフルエンサー 行動変化を生み出す影響力

企業内で影響力をもつリーダーになるための教科書のような本で、管理職になった方は読むと足りない発想を補ってもらえるように思う。

1.本の概要

影響力の3つの鍵は以下で、この原則に従うことで大きな影響力を得ることができる。

 影響力の3つの鍵
  1.目標を決めて成果を測定する
  2.きわめて重要な行動を見つける
  3.6つの影響要素のすべてを使う

6つの影響の要素は個人的、社会的、組織的な意欲と能力のこと。

 6つの影響要素
  1.個人的意欲 → 嫌いなことを好きにさせる
  2.個人的能力 → 不可能を可能にする
  3.社会的意欲 → 励ましを与える
  4.社会的能力 → 援助を与える
  5.組織的意欲 → 賞罰を与える
  6.組織的能力 → 環境を変える

感じたこととしては、現在ティール組織など「あるべき組織」として挙げられている中で、短期的な目標達成を目的としたプロジェクトと、本来の居場所としての組織で使い分けが行われるようになるのでは? また、ティール組織は組織のトップの明確な意識付けが必要で、これから生まれる組織や規模の小さい組織がゆっくりと成熟するには実現可能と思うが、ある程度人数もいて出来上がった組織では結構難しい。

ティール組織についてさっと理解したい方は以下のURLをご覧下さい!

2.本を読んでタメになったポイント

個人的、社会的(人間関係)、組織的(所属している環境)と3つで整理しながら打ち手を打つことで効果的に他者に対して影響力を持てること。

3.本を読み終えた翌日から実践すること

今回はざっとだけ読んだので、これから6つの要素を高めるために必要なことをじっくり読んで理解を深め、実行する。立場上、Aguグループ全体に対して様々な施策を打っていくが効果的に「なる」か「ならない」かは影響力によるところが大きい。恐怖政治のような影響力を持つ気はさらさらないが、「あの人がいってるから」とポジティブな感情のもとグループを巻き込めるように昇華させる。


結局影響力は使い方で、実績のある人が持つ特有のオーラも意識的、無意識的に3つの鍵をおさえている。明確なビジョンを掲げ、数値化して説得力を持たせ、効果の大きそうなことから着実に進めていく。その際にぶつかる課題に対して、6つの要素を駆使して解決させているように思うし、Aguの社長やオーナー陣はみんなそれを乗り越えてきているように思うと心強い!

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