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上司に怒られやすい人が陥りやすい5つの罠

イライライライライライライラ……

私は他人に時間を奪われている感覚になるとき不機嫌になるらしい。部下などは教育も兼ねて仕事だと認識しているので、ほとんど機嫌がわるくなることはないが、対等な関係だと考えている間柄の方がその傾向が強い。

私は良く早口だといわれるが、他人の時間を使っている意識が強く、できるだけ短い時間で効果的に伝えたいというのもある。後付けだけど、早口の方が、聞き手が混乱し、脳が活性化するため、敢えて早口で情報量多めが教育効果が高いらしく、勝手に期待している部分でもある。

今回は、私自身も結構できてなかったりするので、戒めも兼ねて書きたいと思う。

1.ゴールを不明確なまま進める

他人からお願いされたことを、「なぜやるのか?」を確認しないまま進める人が結構多くいる。特に仕事を抱え込みがちな人に多く、自身に余裕がないから確認できないとか、もしかするとどこかで「当然理解していると思われて仕事を振られているので聞けない」と思ってしまっているのかもしれない。

しかし、ゴールが不明確であればあるほどアウトプットの質は悪く、時間もかかる。良いことはほとんど皆無である。それでも、おかれた状況やプライドからか、確認が十分にできていない。個人的には、そんな状況で追い込まれてしまうのは自業自得なのだけど、いざその状況になると、こんなことを書いている自分も陥ることがある。

特に「この前話した件だけど」とか言われるとたちが悪く、当然わかっているよね、というのが暗に言われている気がして確認しづらい。しかし、仕事を振られた瞬間が最も確認しやすいのも確かで、一度ボールをもってしあうと、業務を遂行するまで確認のチャンスはない。しかも、時間が経てば経つほど聞けない。しかも、聞いて怒られる可能性は高くなる。だからこそ確認する習慣をつけよう! 

もう1度確認して良いですか?

この1言が言えるかどうかで、仕事は早くなるし、不安もなくなる。質も上がる。「仕事を振られた瞬間」か「大詰めになってしまったとき」かで、怒りを買う(かもしれない)タイミングをリフレームするたけで、「仕事ができる人」としてみられるか「仕事のできない人」と見られるか結果が大きく異なる。

それに、仕事を振る方も安心できるので、是非やってみて欲しい!

2.フォーカスすべき階層が異なる・意識しない

最近1日5時間とか多いときは8時間とか会議が入っていることがある。もちろん1件は1時間程度で数が多いのだけど、やり取りの中で何を話しているのかわからないときがたまにある。

話している人は、もちろん自分の中で考えた背景からのため、聞いている人と捉える抽象度などが異なる場合も多い。例えば、

「Aというフランチャイズの成績が多いけど、何をしたのですか?」

「Bという商品のおススメをしています」

だけだとなかなか伝わりづらい。場合によっては「君の言っていることはわからない」と怒られかねない。上記のケースの場合。きっと「単価アップに向けて、販促強化しています」の方が適した回答で、この発言があって、具体的な回答をすれば聞いている方は、上位の商品を勧めていると理解できる。

企画会議でも抽象的な議論と具体ていな議論を行ったり来たりすることがあるが、意図的にメンバー全員で行う場合と、偶発的に行う場合で結論に辿りつく時間は大きくことなるし、どの程度抽象的か階層を意識して適切にコントロールできれば、聞いている方は迷わない。

ただ思いついたことを発言する方も多い一方で、意識できている人がいることも事実で、それが無理なくできている人の説明を聞くと信頼につながっているようにも思う。まずは怒られないためにも、発言する前にどの階層を話すべきか意識して欲しい。

3.全体像を見ず、構造化されていない

会議もそうだし、資料もそうで、例えば、パワーポイントで資料を作る際に思いつきで項目が列挙されていることが多い。資料の左側に縦に項目を記載し、左に各項目の概要や評価、担当者などを記載するとする。

その際、左の項目がある程度網羅感がないと、見ている方は「???」が思い浮かぶ。「他に必要な項目はないの?」「なんでこの項目があがっているの?」となって、資料を聞く側からしてもまず聞く姿勢にならない。

しかも、右側に並ぶ説明や評価内容も、ゴールを意識できていないと、「どう理解したら良いのか?」考えてしまうことになるし、個人的な経験として「わからない」が多い場合、人は否定的になりやすく、会議が前にすすまない。しかも、思い付きで発言する人が増え、会議の収拾がつかない。場合によっては、検討がストップしたり、振出しに戻ったりする。

自分自身の場合、資料というより、会議の進め方やメンバーのミスマッチがあって、ブランドコンセプトが決めづらかった経験は最近のことで、あらゆる場面でありがちなのだけど、全体像を意識することや構造化して必要十分な資料、議題を用意することなどとても大切なことである。

思考プロセスをリフレームして、個別具体から考える習慣を、全体像と必要性から考えるようにすることが重要な要素になる。

4.優先順位を付けない

これも意識するたけの話で、目的を意識して、やるべきことをリストアップした際に、上から順にやる人が陥りやすい件です。

よくコンサルでは全体の時間を10とすると、2の時間で成果物の8割を作り込めと言われる。全体像やその後のボトルネックがわかること、さらには8割で十分な場合も多く、時間的に20%で終わらせられることも可能だからだ。

2割の時間で8割のアウトプット

こう聞くと無茶苦茶なことを言われているように思うかもしれないが、そうではなく、これまでに触れた全体像や目的を意識した上で優先順位をはっきりさせれば可能だったりする。クライアントや仕事を振った人が重要だと考えている内容が分かればそれで良いことも多く、細部の作り込み必要なかったりする。また、その細部の作り込みは意外と時間がかかることも多く、最後に残すと時間切れになるリスクを抱えながら進めることになる。

確実に期間内に終わらせるための重要な考え方であるため、是非インストールして欲しい。

5.相手の感情を理解しようとしない

空気読めよ!! ってめちゃくちゃ言いたくなるやつです。怒涛のスケジュールをまわしてたりすると、「いまじゃないんだよ!」とか「後にしてくれ!」とか心の中で思うことが多いです。

もちろん他人に自分の感情が目で見てわかる場合ばかりでないので難しいのですが、できるだけ状況を察してあげると良いです。焦ってそう、何か怒っていそう、楽しそう、余裕がありそう…… 人間なので多様な感情をもって働いているので、うまく観察してみると良いと思います。しかも、話しかける際もいきなり話を始めるのでなく、この言葉から始めてみましょう!

いまいいですか?」 とか 「5分だけいいですか?

それだけで状況が少し改善すると思います。私自身も仕事に一生懸命になると他人が見えづらくなります。ですが、他人もその人の都合があります。それを意識しようとするのか、しないのか。

仕事はチームワークでやることを考えると、この点は本当に重要です。

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