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2021年7月の記事一覧

「楽しい」先行主義:「需要」や「意義」は後からついてくる(多分)

「楽しい」先行主義:「需要」や「意義」は後からついてくる(多分)

昨日、noteのトップページにどういうわけだか、この記事がサジェストされました。以前関連するとあるYouTube番組が炎上したことがあり、それに関連して読んだことがあったようです。読みながら、当時のことを思い出しました。

ところで、「なんのために、X語をやるのか」という問いはそもそも成立するのだろうか?ということを最近考えています。

これは、後付けでならいくらでもそれなりの回答が浮かび上がって

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【某スポーツ国際大会を横目に】言語多様性の表現の仕方について考えたい

【某スポーツ国際大会を横目に】言語多様性の表現の仕方について考えたい

やや遅れ気味のテーマになりますが、言語学つながりのdlitさんが某スポーツ国際大会(検索で引っかかるのもシャクなので、あえてこういう書き方にします)に及んで、コンセプトとされている考え方の「言語」に関連する問題を指摘しておられます。

世界は多言語で構成されている、というのはとっくに共有されていると思っていたのですが、そうではなかったのでしょうかねえ…

私自身も、組織委氏の「英語しか見ていない」

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日本語の思考枠の外へ出ていきたい君へ

日本語の思考枠の外へ出ていきたい君へ


外国語は単なるツールではない 母国語で考え、母国語で生活していると、思考がワンパターンになってしまう。想像力や創造力があったとしても、蜘蛛の巣に捕れるように、母国語の思考枠の中に留まり続け、がんじがらめになる。

 だからこそ、EUでも、アジアでも、中等教育から第二外国語を学習することが義務付けられている。必ずしも第二外国語をレベルに流暢に話せるようになることがゴールではない。「母国語とは違う思

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外国語という新しい地図

外国語という新しい地図

 正射図法とか、メルカトル図法とかいう世界地図などを学校で習ったことがあるだろう。 地図が違えば、見ているものも違う。世界の見方は決して一つではない。グード図法とか、フラー図法なんていう世界地図もある。同じ場所でも、地図によって別物に見える。地図は世界観だ。

 言葉もまた、地図のように世界を表し、それぞれの言葉は異なる世界観をもっている。例えば、「イタリア語」や「フランス語」という地図には、男・

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浮気のすゝめ:フタ股、三股かけてなにが悪い(ただし言語の話な!)

浮気のすゝめ:フタ股、三股かけてなにが悪い(ただし言語の話な!)

「全裸のおでん」さん、全裸でバズってしまいましたね…

全裸の方相手にいかがなものかとは思いつつ、同意しかない。
いまだに「外国人の恋人と交際したらその言語がうまくなる」的な俗説が流れていることに驚きます(身近なところでも、反例がいくらでも見つかるでしょうに)

いずれにしても、言語の習得はかけた時間と必要な資金に比例する、ということに尽きましょう。

そんなわけで、トルコ語がメシのタネになってい

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