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経済学的な行動から考える脱マスク:日本経済新聞 No.32

経済について詳しくなることは
世の中について理解すること
💗

しっかりと肝心なポイントを抑えて
一緒に楽しく経済学的な考え方をしよう!!


はじめに


この投稿は
私がもっと経済を学び、詳しくなることで
世の中の動向を理解できるようになりたい
🌈

と思う気持ちから取り組んでいきたいと
考えている記事の内容になる📝

それは、日本経済新聞シリーズである

私もまだまだ浅学非才な身であり
もっと世の中の動向について
知らなければならないと思う

この記事では、私がこの新聞を読んで
思うことや考えたこと
そして、学んだことをまとめていきたい❤️‍🔥

厳密な引用をしっかり行い
記事を参考にしながら
私の見解も添えて、述べていくことにする🍀

ゲーム理論における個人の合理的行動とは?


経済学において、基本原理とされていることは
経済学的なインセンティブに基づいて

個人の目的のために合理的な行動を
選択していくということが考えられる

上記の考え方を、今回の投稿の
アジェンダである「脱マスク」
という行動に当てはめていきたい💛

コロナウイルス感染のリスクという
不確実性と、社会的な観点から
個人の脱マスクという行動は
どのような分析ができるのか?

経済学のゲーム理論という分野における
考え方や概念、そして行動経済学への
導入も含めて、一緒に考えていきたいと思う!

本日の投稿を作成するにおいて
着目した記事は、以下である📝

「脱マスク」実現、経済学で考える 

行動変えるデータ必要、著名人の発信も影響

感染対策として定着したマスク着用のルールを見直す機運が高まりつつある。岸田文雄首相や閣僚、専門家から「人との距離が保てれば屋外では不要」との発言が相次いだ。海外ではマスク着用義務を撤廃する国も増えている。日本人がマスクを外す未来は来るのか――。ゲーム理論や行動経済学の専門家に聞いた。
 「同調圧力が強い日本では『みんなが着けている』から『みんなが外す』状態に移るのが難しい」。慶応大学でマーケットデザインを研究する栗野盛光教授は指摘する。現状は経済学のゲーム理論で「2つのナッシュ均衡が存在する状態」として説明できるという。
 自分だけがマスクを外すことは風当たりが強い。他人がマスクを外しているのに自分だけマスクを着けても意味がない。こうした「自分だけが行動を変えても得しない状況」がナッシュ均衡だ。
 新型コロナウイルス感染拡大期は「みんながマスクを着けている」状態が最適となって均衡した。それとは別に「みんながマスクを外している」状態での均衡もある。ゲーム理論では2つの均衡の移行が困難とされる。元に戻るには強いきっかけが必要というわけだ。
 同調圧力について、南山大学で行動経済学を研究する小林佳世子准教授は「ヒトは社会規範を破る裏切り者になりたくない生き物だ」と話す。ルールを破れば集団からつまみ出され、生き残ることができない。
 その上で、人間の選択は「『どちらが得か』より、『どちらのエラー(間違い)が深刻か』という軸で下されることが多い」と説明する。「エラー管理理論」と呼ばれる考え方で、マスクを外すことによるエラーが大きいと捉えている。「集団の裏切り者とみなされるエラーは犯したくないという心理が働いている」
 日本は欧米や韓国などと違いマスク着用に法的義務がない分、ルールの緩和が難しい面もある。
 栗野氏は「まずはデータを科学的に示すことだ」と語る。マスクのメリット、デメリットの評価はウイルスの毒性やワクチン接種率の向上、治療薬の開発状況によっても変化する。「もし『みんながマスクを外す』状態がデータで望ましいとなれば、人々の行動変容は進むだろう」と語る。
 もう一つ、経済学者が口をそろえるのがメッセージの重要性だ。確立した習慣や同調圧力を覆すのは容易ではない。著名人や専門家が「マスクを外してもよい」とメッセージを発することで人々の行動を変える。
 10~12日、首相や国立感染症研究所長らが相次いで「人との距離がとれれば屋外ではマスクを外してよい」と表明した。栗野氏は「根拠となるデータを示せばなおよかった」と注文をつける。
 影響力のある「インフルエンサー」に期待する向きもある。慶大でメカニズムデザインを研究する坂井豊貴教授は「政治家とインフルエンサーがコラボし、『マスクを外そう』と呼びかけるのが適切だろう」と話す。
 「脱マスク」がいつ実現するのかは、まだ見通せない。科学的知見に基づく議論に加え、メッセージの発し方にも工夫がいる。
(高橋元気、マクロ経済エディター 松尾洋平)
2022/05/18 日本経済新聞 朝刊 5ページより引用

引用した記事を読んでいただいて
いかがだっただろうか?

すでにニュースなどで聞いたかもしれないが
感染対策として定着したマスク着用のルールを
見直す機運が高まりつつある
ということである


外国においては、マスク着用義務を撤廃する国も
だんだんと増えていることもご存じだろう

このような社会規範の変化のなかで
日本人がマスクを外す未来は来るのか??
ということを経済学的な考え方で分析しよう

記事でも言及されているように

社会的な風潮として、同調圧力が強い日本では
『みんなが着けている』から『みんなが外す』という
個人の行動が変化し、後者の状態に移るのが難しい

のではないか、という見解が寄せられている

経済学のゲーム理論という分野に置いて
ナッシュ均衡という概念が存在する🌟

この均衡が示唆することとしては
「自分だけが行動を変えても得しない状況」である

新型コロナウイルス感染拡大期は
社会全体で「みんながマスクを着けている」状態が
最適となって均衡した

それとは別に
「みんながマスクを外している」状態での均衡もある
というのは、新型コロナウイルス感染拡大が
起こる以前の社会状況であるという解釈で良いだろう

この社会全体の合理性と個人の行動における
ゲームでは、上記で述べられている
2つの均衡における移行が困難とされるのだ

要するに、元に戻る
すなわち、社会全体でマスクを外す状態という均衡
実現されるには、強いインセンティブが必要になる

「ヒトは社会規範を破る裏切り者になりたくない生き物だ」
という同調圧力によるインセンティブが
バックグラウンドにあると考えられているということに
私も完全に同意である


もし社会の暗黙のルールを破れば
出る杭は打たれるというがごとく
集団のなかでは、生き残ることができない
という結末が想起されるだろう

記事でも言及されている
「エラー管理理論」と呼ばれる考え方によると
マスクを外すことによるエラーが大きいと捉えている方は
私も含めて多いだろうと推測される

また、行動経済学の基礎知識として
「プロスペクト理論」というモノがある

これは、個人の行動選択と効用において
利得よりも損失を高く評価するということである

このマスクの着用か、外すかという行動選択において
当然のことながら、マスク着用のメリットと
外すことによるメリット

ならびに、マスク着用によるデメリット
そして、マスクを外すことによるデメリットが
比較対象になっているが

プロスペクト理論の考え方を当てはめると
マスクを外すことによるデメリットに対して
その損失を重く見ていると言える
だろう

このような経済学的な考え方と
行動経済学における概念などを
当てはめて考えていくと

「脱マスク」がいつ実現するのかは
まだ見通せないのも納得である

科学的知見に基づく議論や
信頼できるデータや情報の明記

そして、影響力のある人の
メッセージの発し方やその工夫によって
社会全体の価値観や個人レベルの動機に
変化を与えることができれば

個人の合理的な行動における
マスクを「着用する」という戦略から
マスクを「外す」という戦略への移行が

社会全体として、マスクを外すという均衡と
合致することができたならば

新型コロナウイルス感染拡大のなかでも
状況に応じた「脱マスク」という行動は
社会的規範と整合性を持つのかもしれない

ただ、私はおそらく
新型コロナウイルス感染拡大が完全に収束するまでは
マスクを外すということはしないかもしれない

最後までご愛読ありがとうございます💖


あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが

その点に関しまして、ご了承ください🙏

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考え方の引き出しが増えた!
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