雑に計算してみる一律給付金の消費刺激効果
先週は「家計調査」の2月分が発表されました．1月・2月の支出動向を見るとともに前年同月比で6%以上の低下が観察されます．年末には前年なみに戻っていたところの急収縮です．部都府県での緊急事態発令の影響が確認されますね．（ただし前年＝2019年の同時期は消費増税の影響でもともと消費は２％ほど平年より低い点はご注意を）
内訳としては
いがらしまりえと投資入門4 ～投資とマクロ経済学
投資にマクロ経済学は役に立つか．．．まぁ文字通りの意味で役に立つならば経済学者はもっとお金持ちな訳で^^ ただし，投資に限らずビジネスシーンにおいても基礎的な理論や経済学っぽい問題把握の手法がおもいもかけずに役に立つこともあるわけです．
というわけで第4回，そしてひとまずの最終回にしてようやく専門っぽい話．景気とリスクプレミアム，そして不況期の株高のお話など♪
政策の解像度とスケール
月末・月初は経済統計の集中時期．今週だけでも労働力調査（失業率等），鉱工業生産指数，住宅着工……そして今月は日銀短観も！そのすべてを紹介するのは難しいですが，これらの数字を見る際の注意点・注目点などを考えてみます．
日銀短観について発表直後にこんなtweetをしてみました．
これに対して田中秀臣さんが
と補足説明いただきました．コロナショックへの経済政策を考える際には，（少なくともマクロ経
いがらしまりえと投資入門3～基本指標を抑えよう
日経平均とTOPIXって何が違うの？ 株の「利回り」ってなに……など最低限知っておかなければならない指標について．投資関係ないけど，内部留保って何なのか？そして最近どうもPERパッとしない理由などについておはなししました．
今回結構長くて……30分もあります．しかも，映像編集よくわからないので突然はじまって突然終わる．この辺も今後にむけて改善していきたいです．
4月から変わる労働：同一労働賃金と高年齢者雇用
さて，本日は明後日（4月）から変わる労働関連法制ふたつについて，その経済的な意義や見通しなどを整理しておきましょう．
業務連絡？
そろそろ3月も末．明後日には4月です．そして4月と言えば！！皆さんご存じ！本マガジン開始1周年なわけであります（「定期購読マガジン始めました」）．先週，読者の方に指摘されて思い出しました……
1周年を迎えて，そろそろnoteの使い方にも慣れてきましたし．一方で
格差問題を考える基本として
先週のエントリ「資本主義と格差～なぜか株価の理論から考える」では，リスク資産と無リスク資産の収益差から格差の発生を考えました．「とれるリスク」の差が格差の大きな原因だというのが主張の中心です．
さて，今回も引き続き格差の話．今回は統計的なデータと実感の差がどのように発生するかを中心に考えてみましょう．
リスクテイクと格差の再生産
いがらしまりえと投資入門2 ～投資信託とインデックス
資金に乏しい個人投資家にとって，投資の最大の費用は「投資時間と心理的負担」です．今回は手間をかけない投資の典型例である投資信託のについて簡単な説明をします．
また運用おまかせ型の投資方法の一つ……投資信託ですが，その内容は本当に様々．そして，インデックス型の投信を買うくらいなrもっと手数料を最小化する方法もありますよというお話など♪
なお，本記事を文字で読みたい方は五十嵐さんのnoteもフ
サービス産業のコロナショック
さて今回は久しぶりのデータを眺めてみようの回．題材は先週1月分の速報が発表された第３次産業活動指数です．
第３次産業活動指数（3活）はサービス業の生産活動をとらえるための指数で，現在は2015年を100として各業態の生産水準を指数化しています．要は2015年を100として，いまの活動水準はどのくらいかをあらした指標です．3活のうち対事業所サービス指数は景気動向指数の遅行系列に採用されています．
