【物価高が家計を圧迫】1.8%減少する実質賃金について👛
本日の英語ニュース📝
Japan Real Wages Fall at Fastest Pace in 8 Years in FY 2022
厚生労働省が23日発表した2022年度の毎月勤労統計調査について、賃金率や物価水準の動向から読み取る足下の景気感について一緒に確認していきましょう👍
英語トピックス🌟
inflation-adjusted インフレ調整済みの
nominal wages 名目賃金(額面)
real wages 実質賃金(購買力)
fall-fell-fallen 落ちる、下落する
decline 減少する
consumption tax 消費税
steepest increase 最も急な増加
excluding ~を除外して、除いて
imputed rent 帰属家賃
gain ~を得る、~増える
この記事に対するコメント👏
厚生労働省が23日発表した2022年度の毎月勤労統計調査について取り上げてみました📰
要点をまとめると、コロナ禍からの経済活動の正常化を背景に名目賃金は増加したものの
物価の伸びに追い付かなかったということですね💦
実質賃金の算出に用いる22年度の消費者物価指数「CPI」(持ち家の帰属家賃を除く総合)は3.8%上昇しているそうで
これはかなりのインフレーションと認識していいでしょう
私たちの身の回りの生活にかかるお金が増えたことですね😭
具体的には、食品価格や電気代、ガス代などが高騰したことによって、名目賃金の伸びを上回ったのです💰
経済学解説🌈
名目賃金と実質賃金について
名目賃金(=月給25万/月)をWと表記します
ここで物価水準(CPI)をPとしましょう
この2つの関係から
実質賃金(ω)は、ω=W÷P・・・①となりますね📝
すなわち名目賃金額を物価水準でデフレートしてあげることで
算出されるのが、実質賃金(ω)です
経済学において、名目変数ではなく、実質変数で考えることは非常に大切なことになります🌟
では、ここで①式を、変化率の形に表してみましょう
①式の両辺から対数(InXt)をとって、時間(t)で微分すると
In(ω)t = In(W)t -In(P)t ・・・②
Δω=ΔW-π・・・③ と変形できます
※ここで、インフレ率を(π)と表記します
「π=(Pt-Pt-1)÷Pt」となることを念頭においてください
では、ここから実際の動きを数値と合わせて考えましょう
いま、経済のインフレ率が3.8%とします
すなわち、π=3.8と数値を代入できます
また、名目賃金率の伸びは、1.9%であると記事で言及されています
すなわち、ΔW=1.9となりますね!!
では、実質賃金の変化率はどうなるでしょうか??
③式の関係性より【Δω=ΔW-π】・・・③が成立していますから
「Δω=1.9-3.8=-1.9< 0」ということになりますね
すなわち実質賃金の変化率は減少してしまうのです💦
本日取り上げた記事と、解説した経済理論は
ほぼ整合性があると思って良いでしょう💖
※これはあくまで私個人の見解です🤲🏻
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