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なんで研究やるんだよ!って思ってたけど…

『生き方そのものが研究だ』

私は現在,ほぼ毎日研究室に行って研究している理系大学の4年生だ.
大学院に進み,研究を続けるつもりは一切ない.

だが,研究は非常に楽しい.文理関係なく研究は大切だ.そう思ったのは,2ヶ月程前の春休み中だった.裏を返せば,それまでは研究なんてやりたくなかった.

私は研究者になりたいわけでもない.なのに,なんで研究なんてやらないといけないんだろうと疑問を抱いていた.研究は卒業するための壁でしかなかった.

私は自分の中で目的がはっきりしていないと物事が進まない性格だ.
逆に言うと,目的なくとりあえず物事を進められる人や,報酬さえ手に入ればやる気になれる人はある意味羨ましい.

研究はどうしたら楽しめるのか.そうなるためには自分の中で目的をはっきりさせる必要があった.

そして,大学生の研究は2つの訓練だと考えた.

1.PDCAを回す訓練

はっきり言って,これはどの教授も言う言葉だ.

「エンジニアになったら必ずPDCAサイクルを回し続けなくてはいけない」エンジニア以外でも必要になるだろうし,間違ってはいないだろう.

しかし,私はあんまりしっくり来なかった.

一つ目はエンジニアになったこともないし,よく分からない.

二つ目はそれなら研究じゃなくてもよくないか.
私の前の予備校のバイト先でもPDCAサイクルを回すことが多かった.企画書を書き,実行し,結果を見つめて総括する.
この手はよくやってたから,早く働きたい気持ちの方が強かった.

2.常識を疑い,証明する訓練

ある種,PDCAサイクルと似ている部分もあるかもしれないが,私はそれ以上にこれが基盤だと考えている.

この考えは,前投稿でも述べたように,朝生に出演していたホリエモンと落合陽一から学んだ.それは元々,研究が本質だと感じた.

研究とはテーマが決まったら,まずいくつもの課題を探し,自分の中で仮説を立て,どのような実験を重ねればゴールできるか考える.この「課題を探し,仮説を立てる」という事が重要だ.

テーマを決め,ゴールするまでには,スモールステップで課題を解決していかなくてはならない.その課題をいかに見つけられるかが,研究として大切な一つの要素となる.

逆に課題をなかなか見つけられていない研究は,突っ込まれどころ満載の研究だ.つまり不完全な研究となってしまう.

そうならない為には何が必要か.それは疑いの目を持ち,課題を見つける事だ.

例えば,なんで1+1=2になるのだろうか.ほとんどの人は常識と思っているが,これを疑っている人もいるわけだ.(実際,数学の世界では必ずしもこれは正しくないようだ)

論文を読んでて,なぜこの人はこう考えたのだろうか.
自分が実験を進めてて,そもそもこの方法だと不完全ではないだろうか.
などと常に疑い続け,その課題を解決すれば階段を一段登れた事になる.

これは職種問わず,全ての人が持つべき考え方だ.

世の中の常識を疑い,考え,実験してみる.仮説が間違ってても,間違ってたという証明ができる.そして,他人に当てはまるからと言って,必ずしも自分には当てはまらないかもしれない,という前提で考えていくとより良い研究になるだろう.

我々の日常生活の至る所で研究している

例えばA君が似合う洋服は,B君には似合うかもしれないし似合わないかもしれない.それを証明するには一回試着してみるしかない.それはまさに立派な研究なのだ.

しかしながら,その手で社会に出れるかと言われると難しい.やはり大学という研究機関を利用し,より高度な研究をしてこそ大きな力がつく.それぞれが目指している専門知識を生かし,その領域の研究をする事で社会に生かせやすくなる.それが大学の研究というものだ.

出版界で新たな実験!?

先日,連続起業家の光本勇介さんと,私が所属している箕輪編集室の箕輪厚介さんが新たな本を出版した.

タイトルは「実験思考」.情報解禁された時には,「まさに!」と思った瞬間だった笑.
私はNewsPicksアカデミア会員なので,届き次第読みたいと思います.

価格は390円,kindle版は0円と驚くような低価格!?

詳しくは以下の記事をご覧になってください^^

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