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みんなの感想まとめ

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慶應義塾大学出版会の本について書いてくださった感想・ご紹介を随時追加していきます。 皆さんありがとうございます!
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#読書

『フェミニスト経済学』から政治・経済・歴史を捉え直す⑥

(①はこちら、②はこちら、③はこちら、④はこちら、⑤はこちら) 史料の読み方が変わる金井…

【オススメ図書⑨】卒業論文のこと考えてますか 2022

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。 提出の締め切りが近づ…

『中国料理と近現代日本』『中国料理の世界史』

2019年10月10日、公益財団法人味の素食の文化センターの2018年度の「食の文化フォーラム」の記…

俗語半解
2年前
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「民俗学の思考法」を読んで

東京大学の岩本教授らによる現代の日本における民俗学を学ぶ人への入門書となる一冊です。本書…

はまだ
2年前

岡野弘彦 『折口信夫の晩年』 慶應義塾大学出版会

本は積んでしまうと行方不明になる。この連休に家の中の整理をしていたら出てきた。先日、同じ…

熊本熊
2年前
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#178:源河享著『感情の哲学入門講義』

 源河享著『感情の哲学入門講義』(慶應義塾大学出版会, 2021年)を読んだ。本書は店頭で見か…

ochikata
2年前

読書記録「宗教の経済学 信仰は経済を発展させるのか」ロバート・J・バロー、レイチェル・M・マックリアリー著

慶應義塾大学出版会 2021 著者2人のこれまでの論文やそれに関連する分野の論文を本の形にしてまとめた一冊。 マックス・ウェーバーは著書「プロテスタンティズムと資本主義の精神」で信仰、特にプロテスタンティズムが人間の職業倫理、正直、節約などの特性を育てることを通じて経済成長を促すと主張した。 果たしてそれは正しいのか、実証分析で検証した結果が示されている。 実証分析でウェーバーの主張を検証した結果、経済成長に相関しているのは礼拝の参加率などではなく信仰することだという。

御園敬介 『ジャンセニスム 生成する異端 近世フランスにおける 宗教と政治』 : 幻…

書評:御園敬介『ジャンセニスム 生成する異端 近世フランスにおける宗教と政治』(慶應義塾…

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『ハンス・ヨナス 未来への責任』:現代に生きる我々は未来世代に対してどのように責…

ハンス・ヨナスという哲学者が最近ちょっとしたマイブームだ。 ハンス・ヨナスは20世紀のユダ…

いわんこ
3年前
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「言葉はいかに人を欺くか」を読んで

ウォータールー大学教授、シェフィールド大学名誉教授のジェニファー・M・ソールによる「嘘を…

はまだ
3年前

「命に<価格>をつけられるのか」を読んで

コロンビア大学のハワード・スティーブン・フリードマン准教授による人の命についている「値段…

はまだ
3年前

浅見雅一、 野々瀬浩司 編 『キリスト教と寛容 中近世の日本とヨーロッパ』 : 〈寛…

書評:浅見雅一、野々瀬浩司 編『キリスト教と寛容 中近世の日本とヨーロッパ』(慶應義塾大…

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【読書会】第35回乱読の読書会(2021年5月)レポート

こんにちは! 5/22(土)の夜に、定例で行なっているオンライン読書会(乱読の読書会)を開催い…

KJ
3年前
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『民俗学の思考法/<いま・ここ>の日常と文化を捉える』

☆mediopos-2321  2021.3.25 「日常」は「当たり前」だろうか 民俗学はわたしたちの生きている「日常」を問う 「日常」はたしかに「当たり前」だが その「生活世界の自明性」を成立させているものは いったい何なのだろうか 日々生きられている「日常」は単なる「日常」ではない 非日常と対置され意識と無意識の交差する場所でもある そのことが意識されないだけだ その意味で 日常と非日常は 意識と無意識に交差する 日常は顕在意識として生きられているが 「当たり