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介護に備える④「やりたいことは、やっておく」。

   初めて読んでいただく方には、こうして見つけていただき、ありがとうございます。
 私は臨床心理士・公認心理師越智誠(おちまこと)と申します。

(私の経歴については、ここをクリックしていただければ、少し長いですが、概略は伝わるかと思います)。

   いつも読んでいただいている方には、これまでは介護をしている方向け、もしくは、介護の専門家にとって、少しでもお役に立てれば、という記事を主に書いてきました。

   そうした内容と比べると、今回の「介護に備える」のシリーズは4回目になりますが、まだ介護をしていないのだけど、介護に興味があり、できたら「介護に備えたい」方々へ向けて、何回かに分けて、お伝えしようと考えてきました。

(前回の記事は、ここをクリックしていただければ、読んでもらえます)。

   今回は、第4回目で「やりたいことは、やっておく」というテーマで話を進めたいと思っています。

「やりたいことは、やっておく」

 まるで、何かの人生訓というか、自己啓発的な言葉だと思われるかもしれません。これは、一般的な言葉でもあるのですが、私は、「ちきりん」氏のツイッターがきっかけでした。

(ちきりん氏 ツイッター)

https://twitter.com/InsideCHIKIRIN?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 有名なブロガーですが、この方のツイッターで、直接、介護に対してだけではないのですが、やりたいことは、やっておいた方がいい。それは生きていると、いろいろなことがあって、やりたいことができなくなることは意外と多い。だから、若くても、まだ早いと思っても、やりたいことがあれば、可能な限り、やっておいた方がいい。

 細部は違っていて申し訳ないのかもしれませんが、そんな内容のツイッターを読んで、これは、介護に備える、という意味でも、とても参考になると思いました。

介護を始める前にできること

 もし、ご興味があれば、これまで書いた「家族介護者の気持ち」をマガジンにまとめましたので、読んでいただければ、幸いですが、介護者の気持ちの負担感になるのは、大きく分ければ、介護以前と、介護後に分けられるかと思います。

 介護後の負担感に関しては、繰り返しで申し訳ないのですが、介護の負担感を少しでも和らげる方法をまとめましたので、もし、興味があれば、読んでいただければ、大変なことは、介護をしていなくても、いろいろとあると思いますので、少しでも役に立つ可能性はありますし、さらに介護に備える、という意味では今から自分に合いそうな方法を検討していくという意味でもプラスになるかもしれません。

 さらには、介護が始まってから、もしかしたらかなり大きな負担感になる可能性があるのが、要介護者との葛藤です。それに関しては、すでに読んでいただいた方には繰り返しになり申し訳ないのですが「介護に備える②」(リンクあり)で扱いましたので、参考にしていただければ、幸いです。

「やっておくこと」

 やや遠回りになり申し訳なかったのですが、「介護に備える」ということでは、こうしたことに加えて、今回の「やりたいことは、やっておく」というのも、有効だと思います。

 介護を始める前では、想像しにくいのですが、介護を始めてからは、時間そのものが無くなる感覚になります。自分自身のために使える時間が短くなる、というよりは、大げさに感じられるかもしれませんが、自分の時間がなくなる、という実感の方が強くなると思います。

 介護を始めた直後には、混乱の方が大きく、そんなことを考える余裕もないかと思います。ただ、それがやや落ち着き、介護の負担や負担感が続く上に、その時に、ふと「こんな事ならば、やっておけばよかったことがあった。もう出来ない」といった後悔があると、その負担感は、明らかに重くなると思います。

 そうしたことを少しでも減らすために、今、介護に関わらなくていい時に、「やりたいことは、後回しにしないでやっておく」ことが、介護に関わるようになるかもしれない自分の未来に対して、少しでも負担感を減らすことにつながると思います。

 今からでも、やりたいことは、可能な限り、やっておくことが、やや遠回りに感じられるかもしれませんが、「介護に備える」ことになると思います。同時に、もし介護に関わることがない場合には、「やりたいことを、早めにやっておく」ことは、おそらく無駄にはならないと思います。


 今回で、「介護に備える」シリーズは、いったん終了します。

 今後、もしも、有効な方法を見つけたり、新しく出てきたりした場合は、また記事にするつもりです。

 ご不明点、疑問点、リクエストなどございましたら、コメントをいただけたら、さらにありがたく思います。

  よろしくお願いいたします。



(他にも介護に関して記事を書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、ありがたく思います)。


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