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リンキン・パーク、ホット・ミルク、ブラインド・チャンネルの新曲がリリースになった2週間
遂にリンキン・パークが再結成をして、新曲「ジ・エンプティネス・マシーン」を9月6日にリリースしました。新加入のヴォーカル、エミリー・アームストロングに関していろいろ言われているようですが、僕は新曲がかなり良かったので、この再結成はうまくいくだろうと楽観的にみています。
新曲がとても良かったので、アルバムも楽しみにしています。サウンドにしても、メロディーにしてもリンキン節が満載で、久々にいい曲だと
リンキン・パーク初のベスト・アルバムの聴きどころは
リンキン・パーク初のベスト・アルバム『ペーパーカッツ』がリリースとなった。タイトルは当然、デビュー・アルバムに入っていた「ペイパーカット」から来ているが、ペイパーカット(紙による切り傷)を彼らがたどってきた歴史の中でのシングルに例え、リンキン・パークに刻まれた傷の歴史という意味が含まれているのだろう。すごくいいタイトルだと思う。「ペイパーカット」は思い入れがある楽曲だ。そのあたりは、以前のnote
もっとみるメタル界のバックストリート・ボーイズ、ブラインド・チャンネルが遂に初来日決定!
この日を待っておりました。遂に初来日公演決定です。6月3日(月)duo MUSIC EXCHANGEで一夜限りの日本公演です。ニュー・アルバム『エグジット・エモーションズ』を引っ提げての来日ですが、このアルバムが、かなりパワー・アップした内容になっています。もちろん先行シングルとして、リリースされた4曲もよかったのですが、やはり、アルバムの1曲目「ホエアズ・ジ・エグジット」がいいですね。この曲の勢
もっとみるインソレンスの日本デビュー・アルバムを仕掛ける
ヘヴィ・ロックにヒップ・ホップ、レゲエの要素を取り混ぜ、トライバルなグルーヴを生み出す超個性派ミクスチャー・ロック集団、インソレンス。メンバ―6人で、メンバー構成もリンキン・パークと一緒ですから、彼らの人気にあやかって、「リンキン・パークに続けとばかり、またしてもすごい奴らが現われた!」というアルバムのキャッチ・コピーで、行くことにしました。
インソレンスに目を付けたのは、この年に公開になったシル
リンキン・パークの衝撃のデビューの当事者となる
2000年は、リヴィング・エンドがサマソニで来日し、セカンド・アルバム『ロール・オン』のリリースもあり、タクシーライドのリリースと来日もあったので、僕にとってはオーストラリアの年だったのだが、ワーナー・ブラザーズから送られてきたアドバンスCDのバンドも気に入っていた。そのバンドの名前はリンキン・パーク。「ワン・ステップ・クローサー」と「ウィズ・ユー」の2曲が入っていた。10月にアメリカでデビュー・
もっとみるタクシーライドと、日本で勝負をかける
2000年はディレクター2年目の年で、まだ一押しアーティストを任せられる立場ではなかったので、とにかくこれから売れるだろう新人を見つけて、リリースしようとしていました。ワーナー・ブラザーズやアトランティックなどのアメリカン・レーベルだけでなく、ワーナー・カナダのハーレム・スキャーレムのように、世界のワーナーのリリースからも、探していました。当時はアドバンスCDというのがあって、世界のワーナーから日
もっとみるハーレム・スキャーレムとパワー・ポップ路線で勝負する
今週は25年前のお話の続きです。1999年で忘れられないもう一つのバンドはハーレム・スキャーレムです。ハーレム・スキャーレムはヴォーカルのハリー・ヘスとギターのピート・レスペラスンを中心とした、カナダのトロント出身の4人組ハード・ロック・バンドです。2人以外のメンバーは変遷がありますが、今も積極的に活動中です。ハーレム・スキャーレムが日本でデビューしたのは1993年の2枚目のアルバム『ムード・スウ
もっとみるメタル界のバックストリート・ボーイズ、ブラインド・チャンネル
このnoteでは、25年前の出来事に加え、今まさに担当しているアーティストもご紹介できればと思います。多分これから何度も書きそうな気がしますが、それだけ今担当として情熱をかけているのが、フィンランド出身の6人組、ブラインド・チャンネルです。10年のキャリアがあるのですが、注目を浴びるようになったのは2021年のユーロビジョン・ソング・コンテストです。この年の優勝は今をときめく、イタリア代表のマネス
もっとみる始まりはリヴィング・エンド
洋楽ディレクターになりたかったのは、アーティストに会えるというミーハーな気持ちが一番強かったと思います。この仕事は、日本の洋楽ならではと思うのですが、日本に洋楽アーティストの事務所がないだけに、日本でアーティストの窓口の役目を果たします。つまり、そのアーティストに関してレコード会社に来た問い合わせを、すべてさばくことになるのです。そして、一番重要な部分は、そのアーティストを日本でどう売るか考えるこ
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