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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(206)-(210)

皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆

ちょっと前までは朝晩寒かったのですが最近は日中蒸し暑くなる日もあり、「もう夏が近づいているのか…」と季節の移ろいについていけない自分がおります…😅

歳をとると時間の流れが速く感じられると言いますが、まさにそんな感じですね…(寂しいな)😭

さて今回は第206回から210回までのメタル君の朝ツイートをまとめています。

Twitterでも頑張るメタル君の姿をでnote民の皆様も是非覗いてみてください☺️

Twitter民の皆様も、Twitterでは語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば是非お読みください!


【今日の精神医学豆知識集!(その42)】

206.ウィルソンの簡易IQテストによると、掛け算で「2x24」ができない人は精神発達遅滞の可能性が高いって。逆に「2x48」がすぐ計算できる人が知的に問題がある可能性は低いよ。ただし高校を卒業した年齢以上の人が対象だよ。

【メタルのおまけ】
逆に「2x3072」がすぐ計算できる人の頭脳は優れていて、概算だと120-130以上はあるらしいよ。...ここまで説明していてなんだけど、これは米国人を基準に作っているから(しかも50年以上前!!)日本人にどこまで適応できるかは難しいところだよ。日本人は「読み・書き・そろばん」じゃないけど、最低限の知識を身につけているから世界的に見てもIQは高めに出ると言われているよ。

↓いまどき「そろばん」をつかう子供っていないんでしょうかね…?


207.米国の精神科では認知症患者さんの「一般常識」を評価する際、「最近の大統領5人(または3人)の名前」を答えさせることがあるよ。日本では総理大臣の名前を聞いたりするけど、コロコロ変わるから難易度が高いかもね…😅

【メタルのおまけ】
この他に米国では一般常識を評価するときに、「◯◯(人物名)」は何をした人?と尋ねることがあるよ。具体的には、ジョージ・ワシントン、キング牧師、コロンブスなどについて知っているかチェックするよ。ちなみに日本で開発された長谷川式簡易認知症スケールの初期版では、総理大臣のほかに「太平洋戦争(大東亜戦争)はいつ終わったか?」なんて質問もあったよ。でも、一般常識って時代によって違うから上記のような質問が果たして評価する上で適切なのかは疑問があるね?

↓こういうので一般常識を勉強するのわりと好きでした…☺️(就活したことがありませんが…)


208.精神科の面接では医師が患者さんの人生に興味を持っている姿勢が大切だよ。特に米国の精神科ではTVのトークショーで有名人にインタビューする感じがよいと言われているよ。これをBarbala Waltersアプローチと言うよ。(Barbala Waltersは米国を代表するインタビュアー)

【メタルのおまけ】
名インタビュアーは人から話を聞き出すのがとても上手だよね。ベテランの精神科医の中には、インタビュアー顔負けのトーク力で患者さんから色々な情報を引き出す先生がいるよ。ところでBarbala Waltersって、日本で言うと誰かな…?黒柳徹子さん…かな?🤔

↓黒柳徹子様といえば、「窓ぎわのトットちゃん」


209.悲しみで泣いている患者さんがいたら医師はどうすべきだと思う?肩を叩く?軽く抱きしめる?優しい言葉をかける?答えは、ティッシュペーパーを渡して”共感”をもって数秒間待つことだよ。そして「泣くことは回復過程に必要」と”泣くこと"を肯定する姿勢が大切だよ。

【メタルのおまけ】
“泣く”という行為は、実はメンタルヘルスにとって良いことなんだよ。泣く時には”副交感神経”が優位になるので、リラックス効果が得られるんだ。でも「玉ねぎを切った時」の涙は質的に違うので、リラックスしたいからと言っていくら玉ねぎを千切りにしてもだめだよ!

↓高級ティッシュをどうぞ!(羊羹じゃありません)


210.ごく稀に医師を誘惑する患者さんがいるよ。本当に好き同士になれば問題ないけど、”陽性転移”からの恋愛は双方にとって破滅的なことが多いよ。医師が「この患者さん、魅力的だな...」と思った場合、雑談はなるべく避け、面接の焦点を”症状"に絞ったほうが良いよ。

【メタルのおまけ】
昔は精神科でも「絶対患者さんに手を出すな」何てことはあまり言われず、患者との恋愛が禁忌(タブー)とまではいかなかったよ。だから、実際に患者さんと恋に落ちて結婚した医師を何名か知っているよ。その後、彼らがどうなったかはノーコメントだけどね😅
ちなみにかの有名な精神医学者・心理学者であるカール・グスタフ・ユングは自分の患者さんだったザビーナと不倫関係になり大変なことになったよ…。詳しくは映画「危険なメソッド」を参考にしてみてね!

↓これは危険ですね…😖

【メタル君の考察】

今回は精神科の診療場面におけるネタをツイートしたよ。

参考にしたのは米国の精神科診療マニュアルだから日本ではちょっと当てはまらない場合もあるけど参考になるよね。

それにしてもかの有名なユングも今ではタブーとなっている患者との恋仲になっていたとは驚きだよね…。

そしてユングとフロイトが不仲になったのは、不倫相手のザビーナが原因のひとつ...、という説もあるよ。

偉大な精神科医も過ちはあるってことだよね。

ちなみにフロイトはコカイン中毒で悩んでいたよ…。

(ユングもフロイトもどっちもどっち…かな?😅)

これからもマニアックな精神科ネタをバシバシ紹介していくね😉


↓スライムの「暖簾」だそうです。


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