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華子のエッセイ

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なんとなくを書き溜めます。ぜひ。読んでください。
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#相手

手と手とて。

手と手とて。

はじめて手をつないだのはきっと私を生んだ母だろう。
この世に生まれてきて
ぎゅっと握ったことだろう。

私は夫の手を握り、つなぎ、ぬくもりを感じ
時には温めあった。

手と手とて。

心の声が聞こえる気がする。

子どもが生まれたとき抱いた瞬間。
手を握り、
ぎゅっとされた。
一生離さないと思った瞬間。

手と手とて。

守らないといけない相手の手。



離してしまうと心まで離れてしまう気がす

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性風俗で相手の気持ちを考える難しさ

性風俗で相手の気持ちを考える難しさ

春日華子の「性」なる日記が書けなくなったのは
アキラ君に恋をしたからでなく、
私の言葉をどう表現したらよいかつまずきました。

家族をおもう
恋人をおもう
片思いをおもう
亡き人をおもう

どれも素直なあふれる感情だと思います。

アキラ君に対してはそこに
「でも」
お金の関係
と入ってしまうのです。

素直になれば恋。
でも相手に答えを聞くことのできない恋。
なぜなら彼にとってはお客さんだから

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満たされる肌の関係

満たされる肌の関係

まだ、いまいち女性風俗という言葉がピンとこないし、セラピストという単語はうまく考えたなと思う。

確かに、セラピストなのである。

話を聞くことが上手。
会話が豊富。
沈黙を作ることがないが相手に合わせて沈黙も癒しの時間に変える。

セラピストだ。

この男性セラピストの時間の使い方は人さまざまで
一緒に歩くだけ、食事をするだけ。
とにかく法に触れること以外は時間を買っている間は自由なのだ。

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処女、童貞の皆さんへの華子からの手紙

処女、童貞の皆さんへの華子からの手紙

処女、童貞のみなさん。
まったくもって恥ずかしいことではありません。

身体が欲しても相手がいないのならだれでもいいのではなくて
お金で解決しましょう。

誰でもいい。

それはさみしさです。
わかります。
なら、犯罪に手を染めないでプロの慰めを受けましょう。

特に処女子さん。
誰でもいいから付き合うととっても危険です。
DVやもっと恐ろしい出会いにしかなりません。

童貞君。
時が来たら自然な

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夜這い文化と処女伝説

夜這い文化と処女伝説

私は女子にありがちだが、母が嫌いだ。

父を早くに無くし、本人は一生懸命育てたと思っている。
ちがう。
私は親せき、いとこ、友人に救われて生きてきた。

時々、母が死んだらなくのか。と笑いながら考える自分は人間失格ではないかと思うことがある。

そんな私も母でして。

子どもたちは堅実に生きていない私に嫌気を指している。
しょうがないよね。って自覚している。

うちの母にはまったくない。
みじんも

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