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「#私の最愛海外文学10選」を生成
最近「#私の最愛海外文学10選」というタグをよく見かける。X(旧Twitter)で流行っているタグらしく、色んな人の10選を眺めていると読書欲が湧いてきて楽しい。相互さんもこれについての記事を書いていて、読んでいたら自分もやりたくなったので便乗してみることにした(下記リンクが参考にさせていただいた方の記事です)。「文学」の定義は人によってさまざまなので、ここではとりあえず「日本以外の国の言葉で書か
もっとみる「#私の最愛日本文学10選」を生成
以前「#私の最愛海外文学10選」というタグをもとに自分なりの海外文学10作品を選んでみるという記事を書いた。あれも入れたいこれもいれたいで選ぶのが難しかったけど、それが楽しくもあり、ひとつひとつの作品に対して感想を書くのは「なぜその小説を自分は好きなのか」ということを確認する作業にもなってとてもよかった。なので今回は「#私の最愛日本文学10選」を選んでみる。「海外文学10選」は外国の言葉で書かれた
もっとみる『8番出口』からの脱出記録
地下通路。
日の光はまったく見えず、人工的な蛍光灯の光が通路を覆い、床には視覚障害者用の黄色いタイルが並んでいる。壁には白いタイルが敷き詰められるように等間隔で配置されており、ひっそりと、無機質に、代わり映え無く、永遠と同じような景色が続いている。
この『8番出口』は、そんなどこか見覚えのある日本の地下通路から脱出するゲームだ。
昨年年末ころにPC向けインディーソフトとして配信され、実況動画など
『オッペンハイマー』
引き裂かれるようだ。
生み出された映画に罪はない。作品を作った監督にもスタッフにも罪はない。罪があるとするならば、それは歴史そのものが罪なのだ。
「原爆の父」と呼ばれた男の伝記映画。編集によって時間や空間を交錯させ、目まぐるしく場面展開しながら、視点人物を変え、その都度モノクロとカラーのあいだを行き来し、オッペンハイマーという人物を立ち上がらせる。観客はその濁流に飲み込まれ、細部ではなく全体を把握
『アメリカン・フィクション』
風刺もりもり、盛りだくさんのコメディ映画。アメリカにおける黒人やゲイ、家族間の在り方についてのブラックな笑いを軸としている作品です。
主人公のモンクは売れない作家。自身が納得する作品を書いても中々認められず、言葉のあやが悪いように受け取られ、講師の仕事をクビに。作品がボツにされる理由が「内容が黒人らしくないから」というあたりやべーなとは思うものの、そういうことについても笑いに変えて提供しています