傘籤
アニメとドラマの鑑賞記録。ボチボチ書いていくつもりです。ベストは尽くしません。
文房具について書いた記事をペタペタ貼っていきます。ペンは剣よりも強し。剣はきつねよりも強し。きつねはペンよりも強し。いまここに、新しいジャンケンを提唱する――。
ただの日記や趣味の記録など、適当に書き綴った文章置場です。こんな所までたどり着くなんて、あんたも成長したもんだ。
聴いた音楽についてなんとかかんとか言葉にした記録。お茶くらいは出しますので、まあごゆるりと。
きつねが何事かつぶやいています。このへんないきものは、やがて宇宙へ行くのです。たぶん。
ここんとこ文房具店をうろつくことが増えた。文房具について調べたり、文具関連の雑誌を買ってみたり、文具を取り扱う催事があったら足を運んでみるなんてこともあった。 なぜか。 文房具が楽しいものだと気づいたから(いまさら)。 精巧な絵がかかれたちっちゃいハンコとか、美麗な絵が描かれたシールとか、なんだかふざけた文字の書かれた便箋とかクリアファイルとか、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがある。 んで、ぷらぷらうろつきながら何かしら買い物をしていたので、その中で私が気に入った文具
ドラえもんの道具で何がほしい?って会話は日本人なら結構な割合の人がしたことあると思う。その中でも「もしもボックス」は名前から浮かぶ効果のわかりやすさと、機能のすごさから選ぶ人が多いんじゃないかな。いわば歴史改変、あるいは異世界の創造を(正確にはシミュレート)するための道具なわけで、自分もあんなことやこんなこといいなな世界を見るために使ってみたい。というわけで『ザ・ボーイズ』です。楽しみにしていたドラマの最新シーズン。アマプラで毎週1話ずつ配信してましたが、あっという間に終わっ
先日、友人とお茶をしていたら漫画『トリコ』の話になり、あの漫画でやってたみたいに自分なりの「フルコースメニュー」を考えようぜ、という遊びをした。 『トリコ』は週刊少年ジャンプで連載していた漫画で、美食家の主人公が世界各地をめぐって自分なりに決めた最高のフルコースメニューを用意するべく、モンスターとか色んな奴らとバトルを繰り広げる、とまあそんな感じの内容。 フルコースメニューには「魚料理」「肉料理」「主菜(メイン)」……とそれぞれ品目が分かれており、使われている食材のランクに応
買ったボールペンはなるべくみんな平等に使うようにしていて、でもやっぱりお気に入りのペンを使いがちでもあって、とりあえず今日はユニボールシグノを相棒に図書館行ってきます(みんなボールペンの使い分けってどうしてるんだろ)。
2年ぶり2回目のSF大会に行ってきた。大会の名称は「やねこんR」。SF大会とは、SFファンがひとつの会場に集まって色んな催しに参加するお祭りのこと。海外でもむかしから行われているイベントで、日本の場合は夕方から始まり夜を徹して会場のどこからしらでイベントが行われ、作家、編集者、翻訳家、漫画家、イラストレーターなど、各分野で活躍する著名人も参加するという、ファンとプロの交流会という意味合いもあるイベントなのだ。 というわけで、会場である「白樺リゾート 池の平ホテル」に到着。仙
6月はなんだかいろいろ大変だった。体調をくずして39度の高熱が出たり(もう治りました)、職場でコロナが蔓延して上司と後輩が休んでしまったり、なんじゃあと思うような事態が多発した。思い返すと去年の6月もコロナウィルスに感染して自宅でうんうん言いながら寝込んでいたし、この時期はどうも体調をくずしやすいのかもしれない。 体調をくずして一番嫌なのは体力だけでなく気力や思考力も落ちてしまう点で、何にもする気が起こらなくなることだ。高熱の中ボーッとする頭で考えていたのは、ただただ時間が早
#2024年上半期本ベスト 🥇『源氏物語』紫式部(角田光代訳) 🥈『万物の黎明』デヴィッド・グレーバー 🥉『幽玄F』佐藤究 🏅『ここはすべての夜明けまえ』間宮改衣 🏅『キツネを飼いならす』リュドミラ・トルート
#2024年上半期映画ベスト 🥇『瞳をとじて』 🥈『オッペンハイマー』 🥉『DUNE 砂の惑星 PART2』 🏅『ルックバック』 🏅『異人たち』
本作の特殊性とは何か。というのをぼんやりと考えていたのだが、多分それは原作者である藤本タツキがこれまでのクリエイター人生で味わってきた、「創作するという行為」にまつわるあるゆる感情をダイレクトに反映した物語だという点と、「モノづくりに打ち込む姿」それ自体を祈りとした点にあるのではないかと思う。 藤野と京本がひたむきに漫画を創る姿は藤本タツキが体験した「リアル」であるわけで、創作したものを世に送り出すことイコール「他者に影響を与える行為」という避けがたい事実に向き合った結果の物
小学二年生くらいに起きた話である。 その日、母は寝込んでいた。風邪か何かで寝込んでいた。なるべく寝室に近づいては行けないと言われていたのはぼんやりと覚えているので、おそらく風邪だったのだと思う。父は不在で、仕事か買い物に行っていたはずだ。そして寝室のとなりにあるリビングで私と姉は遊んでいた。そのように記憶している。なぜこんなにあやふやな言い回しが多いかと言うと、その後に起こったこと以外ほとんど覚えていないからだ。 つまり、家には寝込んでいる母の他に、私と姉しかいなかった。 家
ドラえもんの単行本はてんとう虫コミックス版で45冊出ており、作者が存命中に刊行していたドラえもんの作品集の中では「作者本人が収録する作品を選んだ」という、いわば傑作選の意味合いを持っている。そのためこれだけ読めばドラえもんの一番おいしいところを味わえる仕様となっているわけだ。未来の国からやってきたねこ型ロボットがポケットの中に入っている便利な道具でのび太という少年を助けたり助けなかったり、という基本プロットは1巻から最終巻まで共通しているのだが、『ドラえもん』にはそれ以外の様
先日、代官山の蔦屋書店で開催されたSFカーニバルというイベントに行ってきた。参加するのは初めて。SFカーニバルはSF作家さんとファンの交流を目的としたイベントで、トークショーやサイン会に参加でき、その年話題になった本の販売ブースなんかも用意されている。代官山蔦屋書店はとても広いお店でぶらぶら歩き回っているだけで半日くらい時間がつぶせそうだった。SFカーニバルのイベントブースはお店の外側に設置されており、陳列棚を眺めていると購買欲が湧いてくる。ふと見つけた本の中に前々から読みた
ひらがなを文章全体に行きわたらせることで生まれる効果。それはより感情的に想いを伝えることだったり、あえてリーダビリティを下げてゆっくり読ませることだったり、語り手の性格や幼さを表したり、まあ色んな効果がある。 本作におけるその役割も上で書いた効果を果たすためなのだが、必ずしもそれだけとは限らず、一人称の文体で、私たちが知る人間とは異なる身体を持った存在が放つ言葉として見ると、一種の異化効果の役割を果たしていることがわかる。 日記の体裁で書かれた本作は、サイボーグの身体となり
パッケージデザインが好きなゲーム10選 ドラゴンクエストIII そして伝説へ… ドラゴンクエストV 天空の花嫁 聖剣伝説2 ファイナルファンタジーⅥ 俺の屍を超えてゆけ ICO メタルギアソリッド2 塊魂 グラビティデイズ SEKIRO ファミレスを享受せよ
貴種流離譚としてMAXな出来。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚であるため前作で登場したキャラクターおよび場所および名称が次々と出てきて楽しく、「これがああ繋がってたのか~」という答え合わせ的な喜びがあります。そしてそれは『怒りのデス・ロード』に対して新たな視点、新たな読み方を与えるという行為でもあり、その点で『ゴッドファーザーPartⅡ』が行っていることと近い。楽園から出ることを余儀なくされた少女が荒れ果てた世界に投げ出され、怒りを燃料にしながら生き抜く、という
ゲームブックとは、通常の小説とは異なり、読者自身が主人公となり、物語を進行させていく本のことをいう。本文には段落ごとに番号が振られており、これを番号順に読み進めていくのではなく、文章に書かれた選択肢、例えば「○○を選ぶなら136へ。△△を選ぶなら57へ進む」といった具合に、指定された番号が書かれたページへと移動しながら読み進めるのがルールとなる。敵と戦うか、逃走するか、宝箱を見つけたら開けようとするか、無視して通り過ぎるか、人によってたどるルートは変わっていき、読む人それぞれ