不毛の文具博覧会
ここんとこ文房具店をうろつくことが増えた。文房具について調べたり、文具関連の雑誌を買ってみたり、文具を取り扱う催事があったら足を運んでみるなんてこともあった。
なぜか。
文房具が楽しいものだと気づいたから(いまさら)。
精巧な絵がかかれたちっちゃいハンコとか、美麗な絵が描かれたシールとか、なんだかふざけた文字の書かれた便箋とかクリアファイルとか、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがある。
んで、ぷらぷらうろつきながら何かしら買い物をしていたので、その中で私が気に入った文具をちょっと紹介してみようと思う。
文具の博覧会で買ったもの
仙台で5月に開催されたイベント「文具の博覧会」に足を運んだ際はゆっくりじっくり眺めていろいろ買いました。用途よりも「なんとなく良いな」という感覚重視で。つまりパッションを優先させて適当に選んだだけ。文具とはときめきのことを指すと思ってるのでこれで良い。これでいいのだ(自己暗示)
cobato「食パンのレターセット」
その名の通り食パンの見た目をしたレターセット。もうね、パッと見ただのパンです。こんなのが送られてきたらそれだけで笑顔になるじゃないでしょうか。自分ならたぶん笑う。そしてちょっとお腹が空く気がする。あと、ここに文字を書いたらアンキパンっぽくもなりそうで、そんなところも気に入っている。ちなみにバターはシールになっています。
いろもようわらべ「露草色」、ハニースタイル「スタンプ」
ハンコって買うの初めてだ。「文具の博覧会」にはいろんな絵柄のハンコが置かれていて、その中からちょうど(ちょうど?)傘のハンコを見つけたので買ったやつ。ついでに露草色のスタンプ台も。用途は不明。仕事の書類とかに押しまくって我ここにありとアピールしたい(意味不明)
かよくらふと「一筆箋カモネギ」
カモがネギを背負ってる一筆箋。ネギにつられて購入。ちなみに傘籤が好きなどん兵衛は鴨だしそば。お腹空いてきたな……。
キテラ「消しゴム」
サクラクレパスを模した見た目の消しゴム。クレヨンしんちゃんの映画で好きな作品は「ヘンダーランド」「オトナ帝国」「ヤキニクロード」「ロボとーちゃん」「天カス学園」あたりです。
ハニースタイル「メッセージカード」
黒い紙のメッセージカード。傘に惹かれて買ったやつ。黒なので白色のペンじゃないと読めないんだよな。白のペンも買うか。なのでもし白ペンに詳しい方がいましたら(そんな人いるのか?)おすすめを教えてください。
銀座の伊東屋さんで買ったもの
東京に訪れた際に銀座の伊東屋さんにも行ったのでそこで買ったものもご紹介。てか見て。
表現社「レオ・レオニ ブロックメモ」
レオ・レオニ『フレデリック』のブロックメモ。用途よりも見た目ですよね、こういうのは。傘籤はドラマとか映画を観るときメモを取ることがあるので、片手でおさまるくらいの、こういうサイズのメモ紙はよく使うのです。こんなにデザインが良いと使うのがちょっともったいなく感じるけれど。
こころとどむ「ブックメモ イソップ童話 狐と葡萄」
メモ紙よりも入れ物の箱がめっちゃおしゃれ。若干光沢もあって明るい場所ではキラキラとした見た目になる。もはや箱の方が本体。他にも色々な童話のブックメモが用意されているのでたくさん購入して並べたくなる。おまけにきつね。これは買うよねー。
伊藤潤二展で買ったもの
伊藤潤二展に行ったときも物販でいろいろ購入しました。開催して間もない時期に行ったということもあったため、長蛇の列が出来上がっており、レジにたどり着くのに30分くらいかかったよ。
「伊藤尾順二展 誘惑」養生テープ(四つ辻の美少年)
見つけたときは「めちゃくちゃいいじゃん!」と思い、迷わず購入したのだけど、自宅に戻り落ち着いて眺めたらなんで買ったのか自問自答した。購入してからそろそろひと月くらい経つにもかかわらず、いまだに適当な使い道が思い浮かばない。
ふと、ティッシュボックスの高さとちょうどなことに気づき、箱のまわりにぐるりと貼り付けてみたら禍々しいティッシュボックスが出来上がりました。
「マスキングテープ ご先祖様」
原作の話は「頭部が何体もつながった男が新たな子孫を残すために襲い掛かってくる」というもの。見つけたときは「めちゃくちゃいいじゃん!」と思い迷わず購入……ってさっきも書きましたね。四つ辻の美少年以上に用途不明です。頭だけがずらずらと連なってるマスキングテープなんてこの世にこれくらいのもんでしょう。こんなものを買うやつがいるんでしょうか。いるんです。ここに。
文具の杜で買ったもの
おそらく仙台で一番大きな、そして品ぞろえのいい文房具店で買ったマスキングテープ2種。『銀河鉄道の夜』はもっと太いサイズのものを探していたのだけど、売り切れだった。人気なんだなー。
シール堂「銀河鉄道の夜」「ごんぎつね」
シール堂さんから出ている日本文学を題材にしたマスキングテープ。キラキラしていてとても綺麗。新美南吉の文章がちょっと書かれていて情感を刺激します。
*
ボールペンも何本か新たに購入したのですが、ひとまずこれくらいにしておきましょう。最初に「文具はときめき」とそれっぽいことを書きましたが、使ってやらないともったいないとも思うので、パッションだけで適当に買いまくるのも考え物だよな、とも感じています。
とか言いつつまたすぐに文房具店に行くだろうし、また何かしら用途不明のアイテムを購入する予感はある。
というわけで、次回、ボールペン握手会の第2弾をやります(たぶん)
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