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「人生の目的」「生きる意味」は存在するのか


生きる意味や人生の目的を
大学2年生の頃からずっと考えてきました。

別に病んではないです笑
病んでるかもしれないけど


年間350冊の本を読み漁り、
累計300本の映画を鑑賞して、
日本全国の旅に出て
このような文章を書いているのは

そういった哲学的な問いに対する
自分なりの答えを得るためだったのかもしれません。

そんな哲学をした末に行き着いた
現時点での結論を述べさせていただきます。


「人生の目的」「生きる意味」はない

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この言葉はかなり危険なので、
解釈に注意してください。

この言葉を噛み砕くと、

生まれる前から自己を超越した存在
(それは神・天・宇宙・先祖様と表現されるもの)
から与えられた「人生の目的」や「生きる意味」などない
という事です。

では人生の目的や意味は必要ないのかと言われると
それには「NO」と答えます。


人生の目的や意味を持つ事なく生きられるほど
人間は強くありません。

自分の人生に目的が欲しいし意味が欲しいのが人間です。

だからこそ頑張れるといって良いのかもしれません。


つまり、何かから強制された、あらかじめ定められた
人生の目的や意味はないが、
それらを自分で作り出す必要がある。

ということになると現時点で考えています。


唯一の答えを求めているのであれば
宗教に頼るしかありません。

これに関しては日本人は宗教アレルギーがあるようですが、
まったく悪いことだと思いませんし、幸福度も高いと思います。


とはいえ生きてるだけで誰かのためになっている

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これを聞いた方の心の中で

「またこいつ綺麗事言ってるわ」

なんて思われているのは重々承知です。


少し僕のロジックを聞いてください。

リチャードドーキンスの『利己的な遺伝子』
という書籍があります。

超絶簡単に要約をすると

「僕らは単なる遺伝子の乗り物でしかない」
「ひとつの人生に深い意味なんてない」

ということです。


逆にいうと、
生きているだけで、存在しているだけで
人類のためになっているのです。

例えば狩猟最終時代に、
「変わり者」という存在は非常に重要な役割を果たしました。

組織から抜け出し、
1人で違う環境に飛び込むという変わり者です。

なぜこの変わり者が重要だったか?

それは、集団が食中毒で全滅したとき、
または自然災害や他部族からの襲撃で全滅した時に、
変わり者が集団から抜け出したおかげで、
その部族が完全に途絶えることはなかったからです。


また、その変わり者が
より良い環境を見つけてきたりすることもありました。

そういった意味でも
全ての人間は人類にとって意味があるのです。


答えのない社会でどう生きるか?

これも良く聞くありきたりな話だと思うのですが、

教育で私たちは「たったひとつの答えを求める」
という訓練を幼少期にさせられてきました。

だから、僕らは他の問いにも答えを求めてしまうのです。
唯一の答えがあると錯覚してしまうのです。

実際に僕がそうでした。

「生きる意味はなんだろう」
「自分の人生の目的ってなんだろう」
「自分に1番の進路はどっちだろう」

そう本気で悩んでいました。


僕がとてつもない間違いを犯していることに
気がつきましたか?


そう、

「問い」が間違っているのです。

生きる目的とは?
人生の目的とは?

これに対して唯一の答えがあると信じ、
それを探していたから苦しんでいたのです。

そんなものはない。

だから、自分で納得できる答えを出して、
好きなように生きればいい。

これで良いのです。


最後に


「生きる意味」や「人生の目的」は無い
という話をしてきました。

気をつけなければならないのは、
上から与えられた、もしくはあらかじめ定められた
生きる意味や人生の目的は無いということです。

そして、生物学的には
生きているだけで人類のためになっています。

これだと寂しいので、
あなたの周りの人のためになっています。

「自分を愛してくれる人はいないだって?」

それはまだ出会ってないから。


あなたを愛してくれる人は必ずいるし、

僕だって人間個人を全員愛せるかというと愛せないけど
人類全体は心の底から愛しています。

こういうのを聞くと
「また綺麗事だよ。気持ちわるっ」
となる方が多いかもしれませんが、
これは本心です。

だって、
みんな恥ずかしがり屋だし、
好きな人の前ではおどおどするし、
嫌なことあったら落ち込むし、
なんかあったら怒るし、
悲しかったら泣くし。

愛おしくないですか?


わかってくれる人がいなくても大丈夫ですが、
僕は人間が大好きです。

嫌な部分や悪の部分も含めてね。


てことで明日からも肩の力を抜いて
生きていきましょう。

終わり


吉田カオル



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