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孤独なあなたが好き

大学のキャンパスを歩いていると
羊の群れのように群れて行動する人をよく見る。

履修に関しても、周りがとるからとる。
「楽単」と言われているからとる。

周りが右を向いたら右を向き、
左を向いたら左を向く。

そんなイワシの群れのような人達が
とことん苦手だった。


部活の仲間ととても仲が良かったので
部活の時間は仲間と行動していたが
それ以外の時間は基本的に1人で行動していた。

履修も自分の興味ある教科を1人で取った。
空きコマは図書館に籠って読書をした。

とにかく群れるのが嫌いだった。

弱いもの程よく群れる。
そう嫌悪感を感じていたのだが、
最近見方が変わった。


彼らは孤独なのだ。

孤独だからこそ群れていなければ気が済まない。
孤独だからこそ、
SNSに友達と遊んでいる所を載せる。

心の通った親友と遊んでいて満足しているなら
それをわざわざSNSで
大多数に向けて発表する必要はない。

幸せな人は幸せな所を人に見せる必要がない。
お金持ちは、
お金持ちアピールをする必要がない。
モテる人は、
異性と遊んでいる所を見せる必要がない。
人脈が広い人は、
人脈広いアピールをする必要がない。

人がアピールするのは
コンプレックスがあるからだ。
コンプレックスの裏返し。この世の真理だろう。


別に友達が多いからといって
孤独ではないとは限らない。

人間関係は数ではない。質だ。

群れる人は孤独なんだ。
そして群れたところでまだ孤独。

そう考えると、彼らへの嫌悪感は消える。

僕は孤独が大好きだが、
孤独が好きなのは
心の通った大親友がいるからだ。

彼らがいるからこそ、
1人が好きなのかもしれない。


1人の幸福に絶望し
孤独に読書や音楽を嗜む人が大好きだ。

こういった人種は
クラッシクのコンサートで出会う事ができる。

身なりはピシッと。
背筋が伸びて早歩き。知的な表情。
美男美女が多く、
コンサートが終わると足早に帰宅する。

将来はこういう人たちと時間を過ごし、
こういう人と結婚したいと強く思う。


群れずに1人で読書していた方が、
未来の親友に出会える確率が上がると思う。

カフェで孤独に読書する人、
1人でコンサートに来る人は
孤独や悲壮感を全く感じさせない。

彼ら、彼女らに自分と似た匂いを感じ、
勝手に親近感を覚える。

そして気づくと友達になっている。
僕も彼らのように孤高に輝きたい。


吉田カオル

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