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芸術(アート)は必要ないものと考える大人を減らしたい!【日本の美術教育】

子供の頃、あなたはお絵描きや塗り絵をしてみたり、泥でおだんごを作ってみたり、プラモデルや模型を制作してみた経験はありますか?

大半の方がこれら全て、もしくはどれか最低でも1つは経験があるのではないでしょうか?
筆者ももちろん経験がありますし、絵を描いたり何かを作ることは大好きでした。

日本では幼稚園や小学校で、美術はカリキュラムに組み込まれており、授業があります。

しかし中学校以降、美術の授業は必須科目ではありません。
美術は主に中学校や高校でも選択科目として存在しますが、全ての学校で必修ではないのです。

その結果、大半の人が大人になるに連れて〈無意識〉に美術は必要のないものだ、または必須ではないと認識してしまうでしょう。

勉強が嫌いなお子さんに「算数だけは将来役に立つからちゃんとやりなさい」とか「グローバルになって欲しいから英語はできなくちゃ」と思う親御さんはいても「美術をしっかり学びなさい」という親御さんは少ないかもしれません。

小学校までは日本の美術教育は、単なる技術の習得だけでなく、子供たちの感性や個性を尊重し、多面的な視点からアートを学ぶことを目指しています。

芸術は大人になっても学ぶことができるものです。

個人的な考えですが、芸術は国語や算数と違って多種多様の感性による答えのあるものだと思っています。

芸術を学ぶということは「見て・感じて・考える」

そして見て感じたり考えることで思考が加速し、個の感性や創発性が鍛えられ、日々の生活や仕事に活かされるものではないかと思うのです。

本を読むことに似ているかもしれませんね。
※フランスでは、文学も芸術のひとつとして分類されています。

一般的に大人になった後に芸術を学ぶ場合は、趣味や個人の関心に応じて自己学習やアマチュアでの活動が中心であるのが現状です。

だからこそ、個が重要視される今の時代にもっと〈企業が〉芸術(アート)を取り入れたり活用し「芸術を学びましょう!」と提案したいのです。

経営の神様と讃えられた松下幸之助氏は、折に触れて「企業は人なり」と説いていました。

「事業は人を中心として発展していくものであり、その成否は適切な人を得るかどうかにかかっているといってもいいだろう」と語り、「やり方しだい、考え方しだいで、その持てる力をいくらでも引き出し、発揮させることもできる」

企業としてを芸術(アート)取り入れたり活用することは、社員が芸術に触れることであり、結果として企業の成長にも繋がると考えています。

芸術(アート)を必要ないものと考えるのではなく、人が成長するために必要だと感じてくれる人が一人でも多く増えたら本当に嬉しいです。

そして、より多くの経営者の方が共感してくれたら、それが日本のアート市場の発展にもきっと繋がると思っています。


▼企業の課題をアートで解決へ。まずはぜひお気軽にご相談ください。


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