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炎症を落ち着かせる=かゆくなくなる

顔周りが辛い季節が来てしまいました

目はかゆい、鼻はムズムズする、喉はイガイガ
なんなら頬もかゆいし、
眼球は取り出して洗いたいぐらい。
心なしか髪はバサバサなような、、、

この季節はいろんなものが飛んでいます。
花粉、黄砂、PM2.5。
本当に生活しづらいですよね。

ただあらゆるかゆみは
体の中の炎症を落ち着かせることで
軽減できるといいます。

炎症とは

炎症は「熱がある状態」を指します。
さらに砕けた言い方をすると
体が何かしら悪さを受けている状態」です。

例えば風邪をひいてしまった時の熱もそうですし、
打撲などで打ったところが熱いのも炎症。
肩こり腰痛などの痛みもそうですし、
アトピーやニキビなどの肌トラブルも炎症が
関わっています。

悪い影響を受けた時に体が防御に入ると
炎症が発生します。
炎症を起こすことで体を治すのです。
なので炎症は治る過程で大切なものであり、
必要な過程です。むやみやたらに炎症を抑えれば
いいってものでもありません。
(最近の医療現場では捻挫したら冷やす、は推奨されません。
炎症状態の方が治癒が早いからです)

花粉症のかゆみは異常炎症?

むやみやたらに炎症を落ち着けるものではない
と言いましたが、
では花粉症は?というところをお話します。

まず、「本当に花粉症でかゆい?」という点。
私の場合は花粉の飛び始めに全く体に反応はありません。
周囲の人のくしゃみで気づくほどです。

ですが黄砂が来ると途端にくしゃみがでます。
「なんか鼻がムズムズする!」と感じ、
ふと道に停まっている車の窓ガラスに目をやると
砂っぽい汚れが目立ちます。
始まったー。と少し気持ちが萎える瞬間です。

患者さんで山登りが好きな方がいます。
鼻水、鼻詰まりが辛いとおっしゃっていたのですが
この季節でもどんどん登りに行かれます。
思わず「花粉症大丈夫ですか?」と聞くと
「山にいる間の方が症状が楽なの!」と。

この方の場合も恐らく黄砂や
PM2.5やその他排気ガスなどの大気汚染に反応されている
ケースだと思われます。
本当に花粉症であればその巣窟である山は辛いはずです。

季節柄、一括りに花粉症とされていますが
自分がどれに反応しているかはじっくり観察が
必要です。

でも見極めたところで!避けれるのか!
防護服を着ろと?いやいやそんな!
とにかく、かゆいものは、かゆい!!

想像したらちょっとおもろい。かゆい時かけないのも難点。



結局こちらが変わるしかない

なんでもそうですね。
こちらが変わった方が早い。
相手(大気汚染組)に変化を期待しない。
自分への信頼で動く方がいいんです。

by浅見 麗

っていうことです。
ので大気相手に避けるっていうのは
本当に防護服以外思いつかなかったので、
過剰な炎症を起こさないようにする方に
シフトします。

過剰な炎症を避けるための3か条

鍼灸治療は過剰な炎症を抑えるのに
高い効果が期待できます。
全身に治療するからこそ、迅速で負担の少ない
抗炎症作用を体内に指示できます。

がここではお家で今日からできることの
紹介をしていきます。

①めっちゃ辛いけど、バイバイ、、、

さようなら、小麦。
そうなんです、小麦とは離れなくてはいけません。

小麦が悪いわけではありません。
ただ、小麦粉と水が合わさるとできる「グルテン」という
成分が体に炎症を引き起こすことに
なってしまうんです。

グルテンはパスタやピザがモチモチになるための
必須の成分です。美味しさの素とも言われています。

ただ、このグルテンは消化が難しく、
小腸の壁に傷をつけることもしばしば。

小腸は体に必要なものは取り込み、
いらないものは大腸へ送る役割があります。
さらに脳と関係がとても密接。
緊張するとお腹が痛くなったりするのはまさしくこれ。
自律神経を介して常に連絡をとっています。

そんな大切な器官がダメージを受けると
当然炎症が起こるわけです。

ただ全ての方が影響を必ずしも受けるわけでは
ありません。
そして0にする必要もない。

朝ご飯を和食に変えるだけでもかなりの
グルテン摂取を減らせます。
少し変えてみて、体が楽になると感じたら
続けたりもう少し減らしたりするといいと思います。

②やっぱり今回も出てきました

お風呂に浸かってください!
体の冷えは温めようと余計な炎症を生み出します!
詳しくは下記記事をご一読ください。

本当にあらゆることに入浴はつながっています。
風呂は命の洗濯ですから。

③積極的に食べてほしい

腸内環境に良いとされているものは
世の中にたくさんありますが、じゃあそれが自分に
合っているかはまた別の話です。
(小麦がそうであるように)
トライアンドエラーで探ることになってしまいますが
とにかく今日から取り入れられるものとして
私からのお薦めは「納豆」と「舞茸」です。

納豆は言わずと知れた日本古来からの発酵食品で
腸内環境のスペシャリスト。
良質なタンパク質も摂れます。
毎日1パック食べると良いです。

食べる30分前に冷蔵庫から出しておくと
納豆菌が目覚めるのでより効率的に良い栄養素が
取り入れられます。

舞茸がいい理由は、キノコ類の中で
最も「グルカン」が多いからです。


この舞茸可愛すぎませんか!?!?


グルカンとは食物繊維の1種で腸内の掃除を行ってくれます。
それだけでなく免疫系統(白血球など)に作用し
体内の感染細胞(インフルエンザに罹ってしまった細胞など)や
がん細胞を排除するのに大きな手助けになります。
このグルカンを使った医薬品も多いんです。
1日1/2房を食べるといいとされ、
1ヶ月で便秘解消した症例もあります。


一緒に気を付けること

かゆいと無意識にボリボリかいてしまったり、
花粉などの物質の直接的な影響で乾燥が加速される方が
多い状況です。
「かかないで!」はそりゃそうなんですけど、
耐えるの辛いですし結局かいちゃいますよね。
分かります。

本来はスキンケアを徹底することを
お薦めするんですが
お肌に傷がついてしまっているケースが
多く、化粧水や乳液などでは
沁みてしまい痛い可能性があります。

保護に徹する

この場合、お肌の保護として
ワセリンをお薦めします。
特に白ワセリンは何も入っていないので
負担が軽減されます。
刺激を抑えて回復するのを待ってあげましょう。
かいてしまうのはもちろん、化粧水などは強い刺激に
なってしまうので落ち着くまでは控える方が
いいと思われます。

耐えて乗り越えるしかないこの季節。
あと数ヶ月、がんばりましょう、、

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