(エロ小説)第4章 金色の街エルムハース 第16話
第16話 セラフィル その1【濡れ場】
女の子になったばかりの僕の身体に、アイザックの巨大な男根がゆっくりと埋め込まれてゆく。
聖なる力を懲り固めたような巨根は、まだ魔の気配の残る僕の中に焼けるような痛みをもたらした。
内部を切り裂くような痛みに、一つ一つの筋肉が収縮する。
「あっ、、やぁっ、、あっいぃ!」
その声は半ば叫びとなって空気を振動させる
たまらず僕は声を上げ、腰を捩って逃げようとする。しかしかえってアイザックの巨根はさらに奥へと侵入し、さらなる熱を内部から伝えてきた。
「もうむりぃぃ、だよぉぉ」
その声は悲痛さと同時に甘さを秘めていた。
そして痛みに反し、僕の陰茎は痛々しいまでに怒張する。
涙目になりながら、アイザックに訴えかける。
だが彼はもう少しの辛抱だというように、また口づけを落としてきた。
はっきり言って、ズルいと思う。
このキスの前では、すべてが蕩けてしまう。
上と下の口で同時に侵入を許しながら、僕はアイザックにしがみついていた。
はじめはゆっくりと、次第に探るように強弱をつけて。
――― くちゅ、くちゅ、くちゅ、、、、
口づけを食み合う音と混ざった湿った音を響かせ、抜挿は続く。
膣壁を削るように高いカリは、引きぬかれる陰茎と共に容赦なく快楽を掻き立てる。
膣壁はその別離を惜しむかのようにその巨根を締めあげ離さず、高まった内圧が背骨を貫くようにな快楽を運び込む。
亀頭が膣の入り口まで引き戻されると、今度は狭まった膣を押し広げ、擦り上げながら亀頭が侵入を開始し、子宮の奥を圧迫する。
「はぁうっ、、、」
思わず吐息が漏れる。
そっとローションを掬い取り、怒張したままの自分の陰茎に手を添える。
左手で亀頭を撫でるよう、ローションをすりこむ。
膣の中を抉られるのに合わせ、右手で滑らせるように扱く。
アイザックの突き上げる快楽に翻弄されながら、ぬくもりに包まれた僕の亀頭は、一瞬こらえるかのように膨らむと、僕のお腹の上に精を放った。
「出ちゃうよ、、止まらないよぉ、、、」
陰茎が跳ねる度、体内から魔素が抜けてゆく。
アイザックが僕の頭を抱くように再び口づけを落とすと、精を放ったばかりだと言うのに僕の陰茎は再び力を取り戻した。
――― ズルい、、本当にズルい唇
でも見つめ返す綺麗な緑色の瞳に、何も言えなくなる。
代わりに指の腹で、その唇をそっとなでる。
お腹を密着し、力を取り戻した僕の男根を二人の身体で挟み込むと、アイザックは上下に身体を滑らせるように動かした。
膣の中の動きに合わせ、出したばかりで敏感な僕の亀頭が温もりに包まれ擦り上げられる。
――― ちゅぽ、くちゅ、くちゅ、、、、
二つの肉体は溶け合うような音を立てる。
「あっ、ぅ、、、そこ、こすらっちゃ、、、ぃっ、んぅぅ!」
手とはまた違った感覚。
細身だが引き締まった彼の肉体に圧迫され、摺り上げられ、疑似的な膣の中に、僕は射精した。
・
・
・
次第に膣の中が浄化され、痛みは心地よさに、快楽へと変わっていく。
そしてそれは、彼の身体が僕の中に深く沈み込むたびに広がっていった。
巨根は、僕の中の心地よいポイントを的確に攻める。
湿った肌が二人の間で音を立て、それが僕の感じている証だと知った。
エロティアの加護の力だろうか、彼の男根が纏うローションにこすられるたびに、身体がどんどん敏感になる。そのたびに小さな吐息が口からこぼれ、僕の首筋に甘い震えが走る。
――― 内壁を抉られつつ、彼の指先が乳首を弄る。
――― 膣の中を締め上げるたびに、精子が奥に放たれる。
――― 後ろから肉棒を扱かれ、精を放つ。
――― 気を遣るたびに、僕は浄化されていった。
彼の動きに合わせ、快楽の波に揺蕩う。
もう少しでまたイキそう、そんなときにアイザックがぴたりと動きを止めた。
抗議の視線を彼に向ける。
「愛とは、お互いに求めあうものだよ。もう痛くはないよね?」
と聞いてきた。うなずくしかない。
僕は自分の呼吸が早くなるのを感じた。
「では、今度は君の番だ。」
つながったまま、アイザックは器用に女性上位の体位に移行した。
「・・・そうだ。君の名前を教えてくれないかな?」
アイザックが問う
「・・・セラフィル」
古い記憶の中、愛しいあの人が呼んでくれた名を、僕は口にした。
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