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#デザイン

デザイナーの「へこまない」話法

デザイナーの「へこまない」話法

へこむ。くやしい。自分が情けない。

「デザイナーは感受性が高いので傷つきやすい」なんて言う人もいる。それが正しいかは脇に置いて、私もへこんだことは何度もあります。

今回は、自分がへこみ続けてきた経験から、デザイナーの自衛の策である「へこまない話法」を考えていきたいと思います。デザインに関わる若い方に届いてほしい。そんな遠い目をしながら。書いてみます。

「一方的に言われる構図」に熟練するまずは

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効果的なデザインアウトプットの説明方法

効果的なデザインアウトプットの説明方法

デザイナーが、依頼者にデザインアウトプットの説明をする。毎日のようにある光景です。

ただその際に、アウトプットの質は高いのに説明が上手くいかず、意思決定が良からぬ方向に行ってしまう。依頼者もデザイナーも損をしてしまう。そのようなケースがあります。

これは各所で起こっており、社会全体のデザインの価値を下げているのではないか。説明技術を底上げし、世の中のデザインをもっと魅力的にできないか。そのよう

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「絵が描けないデザイナー」がグローバル企業で「サービスデザイナー」になるまでの話

「絵が描けないデザイナー」がグローバル企業で「サービスデザイナー」になるまでの話

約5年ぐらいかかりましたが、なんとかデザイン業界で暮らせています。

デザインの「デ」の字も知らないニート寸前の状態から紆余曲折を経て、従業員が60万人以上いる巨大コングロマリットグローバル企業でサービスデザイナーになるまでの話です。

前段の話を飛ばして、いいところだけ知りたい人は「デザインの奥深さとキャリア」からどうぞ。

結論、絵が掛けなくてもデザイナーになれますが、

キャリア戦略性(ちょ

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どんなリサーチでも気をつけておきたい認知バイアスの話

どんなリサーチでも気をつけておきたい認知バイアスの話

どんなリサーチも定量であろうと定性であろうと、最終的にまとめる時にはチームメンバー個人の経験から来る「解釈」が存在しています。ですがこの解釈の多くは認知バイアスがついています。これが厄介なのよ。

特に気をつけたいのは「根本的な帰属の誤り」です。平たく言えば、人は個人の行動を評価する時、状況や文脈を軽視して人の性格や資質を重視して判断する傾向があります。

「いやいや、そんなことはない。自分は人を

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行動科学とデザイン、学び続けて2年半経ちました。

行動科学とデザイン、学び続けて2年半経ちました。

行動科学や行動経済学×デザインを学びはじめて約2年半ぐらい。

読んだ関連記事は150以上。見つけた事例は60、フレームワークは10個ほど、関連本は25冊以上読んでみました。

今まで学んだことをポイントに絞ってここに書きます。スライドでサクッと見たい方はこちら。

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まずはじめに人の習性や思考のクセをスキとキライで分類してみました。(学術的な分類や表現については正確ではありませ

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