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基本的な学びの「型」としてのけテぶれ

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けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは、全国の子供たちが自ら考え、自ら学び、自ら生きられるようになるために考えられた教育実践、けテぶれやQNKS心マトリクスについてのお話をしていきます。

型の重要性と洗練の必要性

さて、今日は「型の強さ」という話をしたいと思っています。けテぶれとかQNKSとかを型として子供たちに渡しましょう、という話をするわけです。例えば、クロールだったら手の動きや足の動きを教えるような感じですし、空手だったらこういう型があって、というような感じですよね。

この型の洗練というものを提唱者としてはやらなければいけないと思っています。つまり、まずこれをやりましょうというものが、本質からずれていればかなり危険なわけじゃないですか。最初は、その型通り、お手本通りにそれを再現できるようにと言って練習を始めるわけですから、その第一歩目が本質からずれているところにあれば、そこから修正するのは大変ですし、軌道が変わってしまうので、この型の洗練というものが非常に大切になってくるわけです。


基礎基本の徹底と強さの関係

僕はダンスをやっていましたが、ダンスにも型があって、基礎もあってという感じなんです。これはどの分野でも言われるようなことですが、結局基礎基本を徹底している人がめちゃくちゃ強いというのは、どの分野でも結構言われることではないでしょうか。基礎練習とか、地味な繰り返しの基礎練習で、型とされるような基本の型を徹底的に落とし込むみたいなことをしている人は、めちゃくちゃ強いんですよね、どの分野でも。

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けテぶれの効果検証と責任

そうなった時、けテぶれはそういう型として機能するかということは、僕としてはずっと注視しているわけです。もうこの型をきっちりやるということの強さ、これによってちゃんと強さが現れるかという視点をずっと見ているわけです。これをずらしたら、もう僕はけテぶれなんて言うべきじゃないですから。

けテぶれという、計画・テスト・分析・練習というサイクルをきっちり毎回毎回回した結果、強くなれないのであれば、これはもう僕が取り下げるべきなんです。そういう目線で、ずっとこの実践を見ながら、コツコツといろんなタイプの子がいるので、型を押し付けるというか、型を渡した瞬間に自分なりに改変したりとか、それを自分なりの方法で解釈してやる子もいれば、その子にそこまで熱を上げずに最低限の回転数で済ませる子もいれば、いろんな子はいるので、その子それぞれのスタイルを見ながら指導はするんですけれども、その中でこういう子もいます。

学習者の多様性と型の適用

もう本当に毎日絶対に外さない、絶対に宿題では計画・テスト・分析・練習でやるし、授業中もテストして分析して練習して、もう1回計画立ててと言って、もう本当に渡した型をそのまま大事に大事に日々回すという子も現れるわけです。その子を見ると、言ってみれば型の強さです。それをずっと繰り返しているという、基本中の基本、教えたことそのままにずっとやっている子です。

そういう子を見ていると、この1、2学期末のそういう子たちの姿がどうなっているのかということを見ると、めちゃくちゃ強いです。そういう子って、いろんなタイプはいるんだけれども、なんか器用にこう自分の思考操作が器用にできる子というのは、けテぶれ的な枠をはめても枠外に出ようとしたりとか、単純な反復作業が苦手とか、そういう理由で結構型をないがしろにする、そういう基本的な反復みたいなことをしないというケースが結構あるんです。その賢くて器用な子に関しては。

コツコツ努力の成果:逆転現象

逆に、ちょっと勉強が苦手でとか、そういう子たちでもコツコツ頑張りますみたいな子たちは、なんかね本当にめちゃくちゃきっちり回す子がそういう子たちの中には現れて、そういう子たちがもうね、なんだろうな、この前は分数の単元が終わりましたけれども、分数も塾も行ってないし、初めてもうパカッと教科書開けて分数って何みたいなところからの子たちです。が、本当にテスト裏も100点取ってくるわけですよね。この頼もしさです。

もう本当に逆転現象というか、なんか適当にチャチャっと済ませる子が何かね変な間違え方をするんです。でその中、コツコツやってきた子たちのそのけテぶれというものをちゃんと受け取って、本当にそれをぐるぐる回し続けた子たちの伸び方というか安定感というかが本当にすごくて、僕としてはそのけテぶれ提唱者としてけテぶれという型が強さを生み出せるのかどうかという視点で見た時に、ほぼほぼいいんじゃないかなということを思っているわけです。

「正しい勉強の方法」を教える必要性

指導者としては、コツコツすごく努力するけど、なんか成績伸びないんですみたいな子って本当に救ってあげたいじゃないですか。その時に何が足りないって、「正しい勉強の方法」がその子の中に落ちていないから、やってもできないという状況が続くわけですよね。ちゃんとやったらできるの世界に行かせてあげるためには、やはり「正しい方法」というものが必要であり、つまりは基本の型というものの反復というのがやっぱり大事なんですよね。それがないと、やっているけどできないという、1番モチベーションが削がれる状況というのが起こっちゃう。そこでけテぶれを渡してあげましょう、は、ほぼそういう状況を解決するだけの型として洗練されているような状況が毎年見えるので、まあいい感じなんじゃないかなと思うわけです。


けテぶれがもたらす学習意欲と成長

教師としても伸ばしてあげたいじゃないですか。こういう子って、めっちゃくちゃ努力するし、めっちゃ頑張る子って、やっぱりその頑張りと成果というのが紐づくような体験というのをさせてあげたいじゃないですか。となった時に、その子の頑張りがちゃんと身を結ぶためには、それなりの型というものを渡してあげるということが非常に重要で、そこにけテぶれを渡すと、本当に強くなれるんですよね。

強さだけで全てじゃないですが、学習空間において、学びというものにおいて強くなれるというのは、めちゃくちゃ強いことなので、すごく豊かなことですしね。そういう子は本当に「勉強楽しくなった」とか「勉強好きになりました」って言って、やっぱりのどの振り返りにも、どの自己紹介とかでもやっぱり言ってくれるんですよね。そういう子が出てくるというのは本当に嬉しいことだし、勉強する場所としての学校で、そういう意識の変換というか成長の仕方ができるというのは、本当に素敵なことだなと思うので、それをそういう学びや変容、成長みたいなものを支えるための型として、けテぶれというものはかなり洗練されているのだろうなということを毎年確認しているわけです。

継続的な効果検証と改善の姿勢

けテぶれと言い続けてこれを回させ続けても、なんか効果が上がらないとなったら、もう本当にこんなの取り下げるべきですから。そういう目線で見ても、まだ発信をやめない、これはいいものだとして主張し続けるだけの効果というものを実際当たりにできているので、信用してくださいというか、受け取って、ぜひ受け取ってくださいみたいな話でございます。

これはもう同じ目線でQNKも心マトリクスももちろん見ていますので、そういう提唱者としては、そういう方、形式化された知識がちゃんと効果を発揮するだけの形式となっているか、構造となっているかということをずっと考えて見ている中ではありますので、そういうところの責任というか価値の保証というものはしていきたいなとは思っている中でございます。

はい、という型の強さというお話をしてみました。今日は口放送ということで、この辺で終わりにしたいと思います。ではまた明日の放送でお会いしましょう。バイバイ。


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