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日本における外国人不法就労者の不法滞在の取締まりの動向について①

このテーマについて書きだしますが、また、重たいテーマになり、私の読者のみなさんには申しわけない気持ちもあります。

外国人就労者支援事業を活発に行っている私たちにとって

不法就労を行ういわゆる偽装滞在者、明らかに条約上の難民に該当する事情がないにもかかわらず濫用・誤用的に難民認定申請を行い就労する者、技能実習生で実習実施先を失踪しSNS等を利用して他所で就労する者等の存在が深刻な問題となっており、国内外のブローカーが介在するなどしてその手口も悪質・巧妙化するなど、不法就労等外国人を巡る問題を厳しく取り締れない日本の現状

について、現状に実務と現場で歯がゆく、憤りまで感じています。


また、このテーマについては、読者のみなさんに解決策を明示できずに愚痴に終わってしまうのではないかと気にしながら、noteを書いています。

「技能実習生で実習実施先を失踪しSNS等を利用して他所で就労する者等の存在」

私たちが直面する場面は、外国人就労者のうち、この技能実習生が実習受け入れした会社から失踪してしまう場合です。

5年くらい前から、急速に私たちの支援先企業では、技能実習生の話し合いの相談に合わせないような会社がなくなり、要望を聴き入れるような時流になりました。
しかし、残業が少なすぎる場合、残業をさせてあげらないなどは、経営的な困難に企業側が直面していたり、日本人従業員の配置だったり、能力の向上が著しく、業務効率が上がって、残業が少なくなりすぎるという場合が、お金を稼ぎたいと第一に考えて日本に働きにくることがほとんどですから、大変な不満になるわけなんです。

そのときにSNSの普及によって、彼らに近づいてくるのが、SNSや直接のメッセージ、失踪をすでにしている元技能実習生のお友達からの失踪の誘いです。

私は、彼らが、騙されて、不法就労でお金が稼げなくなる場合も見てきました。また、逆で不法就労でお金を不法に稼いで、車まで購入しているケースまで、今年になって見てきています。私は、私の私見ですが、必ずその不法就労と不法滞在に加担している日本人が存在していますと考えています。

失踪した場合に、警察は、失踪して発見されて、私が東京や福岡に身元引受けのために行って、身柄を確保したくても、在留カードの期限が失効していない限り、身柄を拘束出来ないと繰り返して言います。
どうすることも出来ないと言います。


これが、大きな法治国家としての矛盾点だと思います。

不法就労や不法滞在に対する警察の取り締まりは、一般的には労働行政機関や出入国在留管理庁に委ねられています。警察の主な職務は刑法の執行や公共の秩序の維持であり、労働基準法違反や入管法違反の取り締まりはその範囲外であるという考え方です。

労働行政機関や出入国在留管理庁が、それでは、厳しく取り締って身柄を拘束しているのか?という厳しく取り締っていないのが、現状です。

労働行政機関(労働基準監督署や労働局)や出入国在留管理庁には、不法就労や不法滞在の取り締まりや対策に関する責任があります。


令和5年5月23日付で
警察庁、法務省、出入国在留管理庁、厚生労働省は、「不法就労外国人対策等関係局長連絡会議」を設置し、不法就労等外国人問題に連携・協力して取り組むことを宣言しています。

この会議の下で、「不法就労等外国人対策の推進(改訂)」を策定し、四省庁が一層協力して不法就労等問題に取り組むことを確認しています。
https://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/09_00009.html


https://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/09_00009.html


不法就労外国人対策等関係局長連絡会議は、関係する省庁が協力し、治安や労働、出入国管理などの分野で効果的な施策を実施するための情報交換を行うために設置されました。
現在の不法就労等外国人問題は、不法滞在者が不法就労を行い、偽装滞在者や難民申請を悪用するなど、その手口が巧妙化している状況です。政府は、「世界一安全な日本」の実現を目指し、事前阻止や取締りの強化、在留管理の強化などを行うことで安全な国づくりを進めています。

警察庁、法務省、出入国在留管理庁、厚生労働省は今後も不法就労等外国人対策に取り組むために、連携を強化し、具体的な対策を推進する予定です。

https://www.moj.go.jp/isa/content/001372609.pdf




都道府県警察(警察)、地方出入国在留管理局(入管局)、都道府県労働局(労働局)は、 不法就労等外国人対策の一層の推進のため、協力関係の更なる強化に努め、以下の具体的施策 に積極的に取り組む。

今後のこの動向を見ていきたいと思います。
私の仕事は共生社会にかかわる仕事で
読者のみなさまの多くには、
直接関りがあるわけではないと思います。

社会を良くしていきたいので
この「日本における外国人不法就労者の
不法滞在の取締まりの動向」についても
次回以降に続けて行きたいと思います。

みなさま宜しくお願い致します。

~次回に続きます~




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