自分の分身は、育てられない。
2024-08-14
#kintone や #Salesforce などの #社内推進担当 の方とよく情報交換をします。よくお聞きする課題が「後任をどうするか」。推進を自分でやってきたが、社内の広がりを考えるとひとりでは対応しきれない。もしくは今後の異動等を考えると、自分が抜けた後が心配である。「私は諦めています」とお伝えします。
▼二代目社長は、創業社長になれない。
#ツール導入 を、起業にたとえてみます。 #創業者 はゼロから起業を立ち上げ、組織をつくっています。自分で営業するから顧客解像度も高い。多くの失敗をしつつ、そこから学び、事業と組織を育ててきた。この「 #立ち上げの実体験 」は #創業者 だからこそ得られるもの。 #二代目社長 が #創業者 と「まったく同じ存在になること」は、難しいと思います。同様にDXツールを最初に導入した人が得た実体験は貴重なもの。まったく同じ存在にまで、後任がなることは難しいはずです。
▼創業者だから、発展の歴史を語れる。
「なぜ複数事業を展開しているのか?」「なぜこんな組織形態なのか?」──大企業にジョインした人は多くの疑問を覚えます。事業モデルや組織構造の理解に、どうしても時間がかかる。一方、 #創業者 はその歴史をすべて語れます。事業や組織がひとつずつ大きくなり、時に統廃合しつつ、発展してきたプロセスを実体験しているから。同様にDXツールを導入担当はツール選定の背景も、組織に浸透した歴史もすべて語れる。このレベルに後任が追いつくのは至難のわざです。
▼創業社長は、二代目社長になれない。
人にはそれぞれ個性があり、その個性は人生経験によって育まれたもの。 #二代目社長 は、 #創業者 のコピーにはなれない。逆を言えば、 #創業者 は #二代目社長 と同じ存在になれない。違う人間だからです。 #DXツール の #社内推進担当 も「自分のコピーを用意する」と考えると苦しくなる。そこで「後任には後任の個性があっていい」と考え、期待する役割やタスクを整理すると後任の可能性が見えてくるはず。もし1名で担えない業務範囲なら、2名に分割して引き継ぐのも有効です。
「自分のコピー(分身)を用意しなければ」と考えると #前任 も、 #後任 も苦しくなる。だからこの考えを諦める。後任の役割は、前任が作ったものを「変えていくこと」だと思います。良いものは残し、改善すべきものは変えていくこと、組織で大事にしたいです。
#note #毎日note #仕事 #最近の学び #リスキリング #問題解決 #業務改善 #プロジェクト #マネジメント #HR #教育 #ビジネス #キャリア #IT #仕事について話そう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?