「失敗から学びを得る」難しさ。
2024-08-16
#kintone でも、 #RPA でも、 #生成AI でも、 #プロジェクト が終わると必ず「 #ふり返り 」をします。 #業務改善 や #DX推進 は、未知へのチャレンジ。成功も失敗も貴重な経験であり、組織の学びとして蓄積したい。ただ「 #失敗から学ぶ姿勢 」が定着するまで、どうしても時間がかかると感じます。
▼DX人材に求められる「反復的なアプローチ」
経済産業省がまとめた「 #デジタルスキル標準 」。DX人材に求められる知識やスキルを体系的に整備したものです。そのなかに「 #反復的なアプローチ 」というマインド・スタンスがあります。要約すると、「新しい取り組みを失敗できる範囲で、小さく実行し、PDCAを回す」「失敗しても軌道修正し、そこから学びを得たら『成果だ』と捉える」というもの。このマインドが“あえて定義されている”ということは、多くの人は「 #反復的なアプローチ 」のマインドが弱かったり、身についていなかったりする、ということだと推測できます。
参考資料|デジタルスキル標準 (METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/skill_standard/main.html
▼プロジェクトのふり返りで語られる「反省」
実際、社内プロジェクトのふり返りで「私が悪かったのですが…」「経験不足でお役に立てず…」と反省が語られることが多いです。学生時代を考えると、「必ず正解がある問い」を出されて、それをいかにミスなく、最短距離で回答するかを求められ続けてきました。「正解がない問いに立ち向かう」「多少寄り道しながらも前進すればよいと考える」というマインドが、多くの人に醸成されていないのも当然だと感じます。個人や組織のマインドの変化には時間がかかる。時間がかかることを覚悟して、「仕組み」を整える必要がある。
▼ふり返りのやり方を定め、改善をくり返す。
組織内のふり返りでは「 #KPT 」という #フレームワーク を活用しています。ポイントは「Keep(=良かったこと)」からふり返りをスタートすることです。どんなに難航したプロジェクトでも、よかったことは1つや2つあるはず。よかったこと探しをまず実施する。「成果があった」と確認してから、「Problem(=改善すべきこと)」に挑む。またふり返りの最初に、「 #個人を責めない 」とルールを定めます。 #罪を憎んで人を憎まず 。プロジェクトで起こった問題自体に注目して、再発防止策などを考え、議論することに時間を割く。
成功でも、失敗でも、「 #経験から学ぶ 」ことは組織に大事なマインドです。このマインドの醸成に時間がかかることを覚悟し、「 #ふり返りの型化 」を組織内で徹底したいです。
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