Junko

北海道在住。もうずいぶん前だけど、サンフランシスコに3年半暮らしたときの出来事を、少し…

Junko

北海道在住。もうずいぶん前だけど、サンフランシスコに3年半暮らしたときの出来事を、少しずつ書いていきたいと思います。暴力事件、入院手術、国立公園でのキャンプ。思い出しながら少しずつ。

記事一覧

気胸って再発する病気だよ

ERで緊急処置を受けて一晩過ごした後、病室に送られて、肺トレーニング器具を渡されて、スーハースーハートレーニング。最後は肺に刺さっている装置を抜いてもらって退院と…

Junko
3日前

まさかの入院 in アメリカ①のつづき

気胸でERに送られた話のつづきです。 ERで気胸の公開処置を受けた後は、右胸にチューブがつながったまま、チューブの先に箱(呼吸と連動する目盛付きのケース)がついたま…

Junko
2週間前

まさかの入院 in アメリカ①

アメリカ研究留学中に、たった一人で入院した話、第一弾です。 ヘブンリにスキーに行ってからというもの、なんだか喉からパリパリと音のすることがある。そして、ひどいカ…

Junko
2週間前
2

何時にシャワーを浴びるんですか。

ワイの後に入居してきたタミちゃん。コリアンアメリカン女子で、なかなか手ごわかった。 初めて会ったとき、「シャワールームは何時頃使う?」 って聞かれたので、 いつも7…

Junko
3週間前

シェアハウス★ありがちなトラブル

シェアハウスは、マークがバークレーを卒業して引っ越して行って、するとすぐに大家のベンがワイを連れてきた。 ワイは中国人。ミッションベイに新しく来たポスドク。 勉…

Junko
1か月前
4

シャワールームの私物 @シェアハウス

ベンが大家のシェアハウスには1年くらい住んだ。 最初の同居人はディーとマーク、マークがバークレーの大学院を卒業、就職して出ていき、次に中国人留学生のワイ。ワイが…

Junko
1か月前

強盗にあった日本人

ラボのドイツ人留学生が「新しく日本人のルームメイトが入った」と言う。 「かわいそうだった。断れるわけなかった」と。 聞いてみると、日本人のその彼は、サンフランシ…

Junko
1か月前

シェアハウス 勝手に部屋に入ったら…

サンフランシスコで3人暮らしのシェアハウス在住時、個室にこっそり入った人が居たときのお話です。 シェアハウス同居人のディーが携帯を紛失した。見つかったから取りに…

Junko
1か月前

ブレーキ、アクセル、ブレーキ?

車を買って2週間。さっそく単独事故をやらかしました。 買った車の駐車場は路肩。 家の前は木曜日に路肩の清掃が来るので、水曜の夜に車を反対車線に動かしておく。動かし…

Junko
2か月前

カリフォルニアの運転免許

カリフォルニアの免許をとるためには、車持参で試験に行かなくてはいけない。無免許なのに友人から車を借りるなんて気を遣うので、自分の車を買うことにした。日本を去る日…

Junko
2か月前

タイニーマウス!ねずみ事件

シェアハウスに小さなネズミが出没するようになった。マークは冷静。「ちっさいネズミだよ。食べ物は全部タッパーに入れておけば大丈夫だよ」とは言え、夜にこそこそっとネ…

Junko
2か月前

3人暮らしのシェアハウスへ

シェアハウスは1階に大家のベンが住んでいて、2階に3人が住むスタイル。1階はガレージで奥に部屋があり、2階へは外の階段から出入りする、これがよくあるサンセット地…

Junko
2か月前
1

独り暮らしかシェアハウスか 2004 春

留学が決まってからザワザワしていたのが、サンフランシスコの家賃が高いという問題。 家賃は東京より高いが、東京並みに部屋が狭いわけではないらしい。都内の狭いワンル…

Junko
2か月前
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気胸って再発する病気だよ

ERで緊急処置を受けて一晩過ごした後、病室に送られて、肺トレーニング器具を渡されて、スーハースーハートレーニング。最後は肺に刺さっている装置を抜いてもらって退院となる。

「あ~っ」て言ってるうちに先生が装置を引っ張って抜くんだけど、まあ、このときは痛くなかった。タフクッキーって言われて、えへへ、なんつって余裕があったっけ。

肺が動いている音がするかどうか、
「ナインティーナーイン」って言わされ

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まさかの入院 in アメリカ①のつづき

気胸でERに送られた話のつづきです。

ERで気胸の公開処置を受けた後は、右胸にチューブがつながったまま、チューブの先に箱(呼吸と連動する目盛付きのケース)がついたまま、ERのベッドで夜を迎えました。

左ひじの内側に留置針。ここから痛み止めが滴下されているらしい。そして上腕部には血圧計。留置針は腕を曲げても大丈夫な柔らかい針だけど、一応、曲げないようにと言われている。

夜になって電気が消されて

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まさかの入院 in アメリカ①

アメリカ研究留学中に、たった一人で入院した話、第一弾です。

ヘブンリにスキーに行ってからというもの、なんだか喉からパリパリと音のすることがある。そして、ひどいカラ咳。体調に変化はないけれど、心配。

医者にかかると言ってもかかりつけ医はいないし、予約を取っても2週間は先になるのがアメリカ。そんなことをラボで話してたら、ラボの向かいに救急センターがあることを教えてもらった。

翌日、家を出て、いつ

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何時にシャワーを浴びるんですか。

ワイの後に入居してきたタミちゃん。コリアンアメリカン女子で、なかなか手ごわかった。
初めて会ったとき、「シャワールームは何時頃使う?」
って聞かれたので、
いつも7時半ごろだねって言ったら
「それは困る。私も7時半にシャワー浴びるから。」

そうなの?
ならば仕方ないので、翌朝15分くらい前に起きてシャワーを浴びたけれど、実際には7時半になってもタミちゃんは起きて来なくて、朝ご飯を食べて身支度して

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シェアハウス★ありがちなトラブル

シェアハウスは、マークがバークレーを卒業して引っ越して行って、するとすぐに大家のベンがワイを連れてきた。

ワイは中国人。ミッションベイに新しく来たポスドク。
勉強熱心な研究者だったけど、食へのこだわりもすごかった。買い物するする。料理するする。ピーナツ油を1週間でハーフガロン(1リットル以上)くらい使う。

それは全然構わないんだけどね。

食材を買いすぎて冷蔵庫はパンパン。それを忘れて腐らせる

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シャワールームの私物 @シェアハウス

ベンが大家のシェアハウスには1年くらい住んだ。

最初の同居人はディーとマーク、マークがバークレーの大学院を卒業、就職して出ていき、次に中国人留学生のワイ。ワイが結婚して出て行ってからタミちゃんが入居したので、計4人と暮らしたことになる。
この人たちと、いろいろなトラブルを繰り広げていくわけだけど、それはまた改めて書くとして。

最初の3人暮らしの時は、みんなバスマット、シャンプー類を自分の部屋か

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強盗にあった日本人

ラボのドイツ人留学生が「新しく日本人のルームメイトが入った」と言う。

「かわいそうだった。断れるわけなかった」と。

聞いてみると、日本人のその彼は、サンフランシスコについて早々、興味本位か何なのか、ダウンタウンの危険な地区へと踏み入れたらしい。そして案の定危険な目に合って、持ち物をすっかり取られてしまったのだそう。身ひとつになって絶望を背負って部屋探しに現れたそんな彼を、断って帰すことができな

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シェアハウス 勝手に部屋に入ったら…

サンフランシスコで3人暮らしのシェアハウス在住時、個室にこっそり入った人が居たときのお話です。

シェアハウス同居人のディーが携帯を紛失した。見つかったから取りに行くと言う。「携帯なくしたのにどうやって発見の連絡が着いたの?」って聞くと、「拾った人が友達に連絡してくれたんだ、サンラフェール(サンフランシスコの北)で見つかったんだ」と言う。なんか腑に落ちないと思っていたが、数日後に届いた私の電話の請

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ブレーキ、アクセル、ブレーキ?

車を買って2週間。さっそく単独事故をやらかしました。

買った車の駐車場は路肩。
家の前は木曜日に路肩の清掃が来るので、水曜の夜に車を反対車線に動かしておく。動かした車は、反対車線の清掃日の前に、また家の前に戻す。
6月ある日の仕事帰り、今日は反対車線から家の前に車を戻す日。

「自信がないからって、Uターンのためだけにディーを呼んだら悪いな、
  これくらい自分でできるでしょ。免許も取ったし。」

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カリフォルニアの運転免許

カリフォルニアの免許をとるためには、車持参で試験に行かなくてはいけない。無免許なのに友人から車を借りるなんて気を遣うので、自分の車を買うことにした。日本を去る日本人から買った車はトヨタのカムリ。免許がなくても車が買えるって、なんかすごーい。

カリフォルニアには仮免許って発想はなく、免許保持者を乗せていれば運転OK、友達いわく「さすがアメリカ、器がでかい」と。

そんなわけで、車が手に入ったのでい

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タイニーマウス!ねずみ事件

シェアハウスに小さなネズミが出没するようになった。マークは冷静。「ちっさいネズミだよ。食べ物は全部タッパーに入れておけば大丈夫だよ」とは言え、夜にこそこそっとネズミの気配を感じるのは気分良いものではなく、害虫駆除に来てもらうことになった。三角屋根のゴキブリホイホイみたいな、長さ15㎝くらいのネズミ捕りが、そこかしこに仕掛けられたが、2週間経ってもネズミは捕まらない。なかなか賢いネズミさんである。

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3人暮らしのシェアハウスへ

シェアハウスは1階に大家のベンが住んでいて、2階に3人が住むスタイル。1階はガレージで奥に部屋があり、2階へは外の階段から出入りする、これがよくあるサンセット地区の家。2階の住人は大学院生のマーク、フリーの内装屋ディーがいて、私が3人目。大家のベンは私の部屋の窓のペンキを塗り直す作業をディーに頼んでいたのだが、入居当時もそれが終わっていなくて、引っ越した後も内装屋のディーが部屋に出入りすることにな

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独り暮らしかシェアハウスか 2004 春

留学が決まってからザワザワしていたのが、サンフランシスコの家賃が高いという問題。

家賃は東京より高いが、東京並みに部屋が狭いわけではないらしい。都内の狭いワンルームに住みながら、だんだん人間的ではなくなっていった日々を思うと「まあいいか」と思えるけれど、もうひとつの選択肢として、ルームシェアがあるのがアメリカ。

私は他人に気を遣いすぎるのでルームシェアは無理だろうと、家族や友達にも言われて、自

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