3人暮らしのシェアハウスへ

シェアハウスは1階に大家のベンが住んでいて、2階に3人が住むスタイル。1階はガレージで奥に部屋があり、2階へは外の階段から出入りする、これがよくあるサンセット地区の家。2階の住人は大学院生のマーク、フリーの内装屋ディーがいて、私が3人目。大家のベンは私の部屋の窓のペンキを塗り直す作業をディーに頼んでいたのだが、入居当時もそれが終わっていなくて、引っ越した後も内装屋のディーが部屋に出入りすることになった。しかし、これがなかなか終わらず1週間、2週間。

元々部屋には鍵もなく、出入りするのが当たり前になったら困るので
 「ちょっと嫌なんだけど」
と大家のベンに訴えたら、さっそく仕上がり具合を確認に来て、つまりベンもディーも、ふたりして土足で私の部屋に入ってきて、
 「まだ途中だけど、これで作業終了!」
ということになる。ディーは仕上げ塗りがまだって言ってたけど、ベンの決断があまりにあっさりで、笑えるほど拍子抜けした。

シェアハウスのもめごとは、共有スペースのルールや掃除、お風呂の時間などではないかと思う。このうち掃除はキレイ好きな人とか、汚れが気になる人がやるしかない。気にならない人は気になってないのだからやるわけがない。そう。諦める方が正解。ひどく汚す人がいなければ、たいていの場合はそれでやっていけると思う。

ちなみに、食器やスポンジの共有をめぐっても、もめることがある。
共有の茶碗でディーが犬におやつをあげているのを見たときは、ホントにびっくりしたぞ。

そのくらい、国が違えば考え方は違っているっていうことだ。


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