シェアハウス 勝手に部屋に入ったら…

サンフランシスコで3人暮らしのシェアハウス在住時、個室にこっそり入った人が居たときのお話です。

シェアハウス同居人のディーが携帯を紛失した。見つかったから取りに行くと言う。「携帯なくしたのにどうやって発見の連絡が着いたの?」って聞くと、「拾った人が友達に連絡してくれたんだ、サンラフェール(サンフランシスコの北)で見つかったんだ」と言う。なんか腑に落ちないと思っていたが、数日後に届いた私の電話の請求書に

”サンラフェールへの電話料金0.97ドル”

という記載があるやないですか!
料金はともかく、
「私の部屋に入って自分の携帯に電話かけたな!
  下手な嘘をついて許すまじ!」
じわじわ怒りが湧いてくる。
しかし落ち着け、ここはアメリカだ。感情に任せるとろくなことは起こらない。冷静に聞いてみることにした。

Junko「この間、私の部屋に入ったね」
D 「いや、入っていない」
Junko「入ったよね、聞いてるだけだよ」
D 「入ってない」
Junko「入って電話をかけたよね」
D 「いや、かけてない」
Junko 「私の電話の請求書にサンラフェールってあるんだけど。」
D 「あ、電話は近距離なので料金かからないはずで…」
Junko「つまり、部屋に入ったよね」
D 「は、はい、マーク(もうひとりの同居人)の部屋の電話は近距離が使えないので。でもでも、使ったけど料金はかからない…」
Junko「料金のことではないよ、私の部屋に勝手に入った。それを隠してた。(すごく冷静に)」
D 「はい、ごめんなさい。」
……むっつりな私
D 「ごめんなさい。」
Junko「分かった。すしをおごってくれたらそれで良い。」
 
というわけで寿司を食べに行って一人40ドル。電話代、高くついたな~。ちょっと気の毒なくらいだった。

その寿司屋で「バーベキューウナガイ」をオーダーしたディー。よく考えたら日本の寿司屋に「うなぎ」ってないのでは?
寿司屋にあるのはアナゴじゃない?さすがサンフランシスコの寿司屋!

(注)
アメリカの電話回線は、契約によって料金も通話可能エリアもまちまち。私は主に国際電話しかかけないと思って、市内無料の基本プランにしていた。サンラフェールは市内からちょっと外れていたので料金がかかってバレちゃいました。いっそ通話圏外だったらバレなかったのにね。嘘は付けないものだ。


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