タイニーマウス!ねずみ事件

シェアハウスに小さなネズミが出没するようになった。マークは冷静。「ちっさいネズミだよ。食べ物は全部タッパーに入れておけば大丈夫だよ」とは言え、夜にこそこそっとネズミの気配を感じるのは気分良いものではなく、害虫駆除に来てもらうことになった。三角屋根のゴキブリホイホイみたいな、長さ15㎝くらいのネズミ捕りが、そこかしこに仕掛けられたが、2週間経ってもネズミは捕まらない。なかなか賢いネズミさんである。

ある日の夜、私の部屋を何かが横切って、クローゼットに消えた気がした。「まさか、ネズミ???」
恐る恐るクローゼットを開ける。電気をつける。いない。
ひょっとして、と思い、奥のスーツケースをどかしたら

あ!こっち向いて目が合った!

ネズミと相対すること約5秒。意を決したネズミは走り出してドアの下から部屋を出た。その瞬間にドアの向こうにあったネズミ捕りに奇跡的に入り込んでしまったようで、しっぽの先だけ糊につかまった。ドアの向こうにあった間口7~8㎝のネズミ捕りに走り込み、体部分は走り抜けたんだろう。

三角屋根のネズミ捕りをしっぽの先につけたまま、逃げるネズミ。ドアの下から階段へ向かおうとするが、ネズミ捕りの三角屋根がドアにひっかかって逃げられない。プロのネズミ捕りは、それくらい強力な糊だったわけで。チュウチュウと騒ぐネズミ、みんなが部屋から出てきて、最後はディーがネズミ捕りごと持ち上げ、もうひとつのネズミ捕りを差し出してその中に捕獲。夜中の大捕り物となった。

しばらくの間、ジュンコがネズミを捕まえたと伝説になる。捕まえたわけではないけど、照れくさいやら何やら…。ね。

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