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[スマサポ]新規上場目論見書まとめ~時価総額・売上推移・ビジネスモデル~

▷はじめに

2022年12月29日に株式会社スマサポが上場しました。スマサポは、不動産管理業界に向けた複数ソリューション提供と入居者アプリ「totono」を活用したDX推進事業を行っている企業です。

今回株式会社スマサポの上場における目論見書の要約を、誰でも3分で読める内容でまとめていきます。

この記事は以下の方にオススメです。

・株式投資に興味がある人
・就職・転職活動している人
・ファイナンスの勉強をしている人
・上場を目指す企業に所属されている人
・企業でマーケティングを担当している人

なお、今回の要約の元資料は以下です。
・新規上場申請のための有価証券報告書はこちら
・事業計画及び成長可能性
 に関する事項
はこちら

それではまとめていきます。

▷時価総額・調達資金・資金使途

想定価格760円、発行株式数2,361,700株で算出すると時価総額は約18億円。


筆者作成

今回の上場における資金使途は以下。

当社が、今回計画している公募増資による調達資金の使途については、入居者向けアプリ「totono」の機能追加や機能向上等のためのソフトウエア開発費用に充当する予定であります。
しかしながら、経営環境の急激な変化等により、上記の資金使途に予定どおり資金を投入したとしても、想定どおりの投資効果を上げられない可能性があります。また、市場環境の変化が激しく、計画の変更を迫られ調達資金を上記以外の目的で使用する可能性がありますが、その場合は速やかに資金使途の変更について開示を行う予定であります。
目論見書

▷株主の状況

所有株式数TOP10は以下。
小田CEOはTOP5で102,300株(4.31%)。

目論見書

▷ビジネスモデル

スマサポは、入居時のインターネット回線など契約における紹介手数料で売上をつくる仕組み。入居者とのコンタクト数 x コンタクト時のサービス成約率 x 紹介料単価で売上となる。

事業計画及び成長可能性に関する事項

totonoは、月額課金とアップセル(チャット数x単価)で売上をつくる仕組み。

事業計画及び成長可能性に関する事項

▷市場規模・TAM

まずTAMの用語の解説から。

TAM:Total Addressable Market
ある事業が獲得できる可能性のある全体の市場規模を意味する言葉です。「マーケットの想定規模」とも呼ばれています。なお、TAMには、自社の直接的な競合でなくとも同じ市場を分かつ商品・サービスなども含まれます。
事業計画及び成長可能性に関する事項
事業計画及び成長可能性に関する事項


▷業績

上場年の2022年の売上は2,041百万円でYoYが0.6%と低い値ですが、売上の内訳を見ると主力事業である不動産管理会社向けソリューション事業の構成比があがっており、2022年は1,928百万とYoY31.3%でした。

尚、以下業績の実績と見込みのサマリーは目論見書・ 事業計画及び成長可能性に関する事項より筆者が作成したものです。

売上・売上総利益・営業利益・経常利益


筆者作成

売上総利益率・営業利益率・経常利益率


筆者作成

売上YoY

筆者作成
事業計画及び成長可能性に関する事項

▷KPI

事業計画及び成長可能性に関する事項

KPI①:サンキューコール

事業計画及び成長可能性に関する事項

KPI②:totono

事業計画及び成長可能性に関する事項


▷さいごに

以上、いかがでしたでしょうか?
今回はnoteについて記載しましたが、以降は2023年に上場した企業及び2022年に上場した企業の要約noteを作成していきます。

そして、みなさんにお願いです...!!!

企業のファイナンスの分析が得意なかたや、まとめがうまい記事を教えてください!

目論見書の要約だけでなく、分析に磨きをかけていきたいと思っておりファイナンス分析に長けている方から学んでいきたいと思っております。。

その他にも、まとめてほしい企業やまとめの観点など、リクエストあればぜひコメントください!


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