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レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕567周年

レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕567周年

今日は、かの天才「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の誕生日であり、生誕567年という節目の年です。今日は、36年前に東京ディズニーランドが開園した日でもあり、メモリアルデー(?)です。

「消えた天才」シリーズを取り上げている私にとっては、”天才オブ天才”とも言えるレオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日に、天才である彼を取り上げないわけにはいきません。

レオナルド・ダ・ヴィンチとは?

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の名前の由来は、「ヴィンチ村のレオナルド」というもので、宮本村の武蔵だから宮本武蔵と同じパターンですね(笑)そのIQは200くらいとも言われ、人類のIQのランキングでもトップテンに入るほどだそうです。もちろん、正確に測ることはできないでしょうが、今では比べようもありませんが、アインシュタインよりも高いIQなのではないか、とも言われています。

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ところで、そんな天才レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、何をした人だと思いますか?

一番は”芸術家”と言えるでしょうね。有名な作品は、やはり『モナリザ』でしょうか。『最後の晩餐』も有名で、『ダヴィンチコード』では絵の中に込められた秘密が話題となりました。『ダヴィンチコード』が公開された頃には、「ダヴィンチブーム」のようなものがあり、テレビでもよく特集されていました。最近は特にテレビなどで見ることはありませんが、フランスのルーブル美術館には、今でも厳重に『モナリザ』が飾られており、一度は観てみたいと思うものです。

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レオナルド・ダ・ヴィンチの天才性

画家としての名声が一番高かったかもしれませんが、その才能は画家だけに留まらず、建築、音楽、天文学、気象学、解剖学などなど、数え上げるときりがないほどの分野で、大きく貢献しています。

レオナルド・ダ・ヴィンチの手記が何百も残されていて、そこには様々なものが描かれていました。

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この画像にあるように、戦車や武器、組み立て式のはしごやヘリコプターなど、500年以上も前に発明していました。厳密には、実験まではできなかったようですが、軍からも武器の依頼があったりしたそうで、それをメモに残しておいたそうです。ダヴィンチの手記が本当に実現できるのか、現代で再現してみたことがあるのですが、設計通りに作ったら、本当にその通りに動いたそうです。

その時代において、誰も想像し得ないようなものを既に発想し、技術が追いつかなかったから実現しなかったものの、その正確性には言葉も出ません。さすがは「世紀の天才」と呼ばれるに相応しいと思います。

未完の天才でもあった

その時代は「ルネッサンス期」で、芸術による一種の精神解放がなされたと言われています。その時代には数多くの天才が生まれ、建築家としてミケランジェロがおり、二人はしのぎを削りあったそうです。どちらの作品が採用されるかのコンペみたいなものがあったそうで、ミケランジェロは敵意むき出しだったとかそうじゃないとか。
勝手な個人的な思いですが、ダヴィンチは、特にそういうライバルのような存在を全く意識してなかったのではないかと思います。

なぜなら、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と言えば、未完の作品が多く、むしろ完成した作品の方が少ないそうです。まぁ、完成したか未完かは本人次第とも言えますが、天才たる所以は、むしろ「完成させないこと」にあると言えるかもしれません。完成してしまえばそれで終わりなので、本人が作りたくて作ったものは、終わらせたくないから完成させなかったのかもしれません。もちろん、単純に完成させられなかったものもあるかもしれませんが、『モナリザ』が最高傑作と言われる所以は、ダヴィンチが死ぬ前まで、筆を入れ続けたからだとも言われています。当然、絵画の中で描かれている手法が凄いこともありますが、絵の完成度や技術の凄さで、絵画の最高傑作と言われるまでになったんだと思います。ただ、ダヴィンチにとっては、『モナリザ』でさえも、実は未完だったのではないでしょうか。

ちなみに、『モナリザ』と言えばモデルになった女性がいるとも言われていますが、実は自分を描いているとも言われています。残されている自画像の骨格と比べると、とても似ているそうです。500年も前のことを証明することはできませんが、だからこそ歴史は面白いですよね。

”タブー”を超えた先にあるもの

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を語る上で欠かせないのは「解剖」です。今とは全く違う時代背景でキリスト教最盛期だった当時は、天動説が正しいとされ、人間は神によって作られているから、その体を解剖するのはもっての外であり、タブーだったのです。しかし、飽くなき探究心を持つダヴィンチは、よりリアルな絵や建築を作るためにも、隠れて人体を解剖し、筋肉や骨がどのように形成されており、指を動かすにはどの筋肉を使うのかなどを研究していたそうです。それが絵画や建築にも表現され、医療にも生かされたそうです。医師免許はなくてもブラックジャックのように、違法手術などもしていたかもしれませんね。

医者をやるには医師免許が必要ですが、医師免許を持っていても、技術も知識も足りない医者はいます。それは運転免許も同じで、免許があってもペーパードライバーはいるし、免許なしで運転すれば捕まりますよね。でも、運転することは可能だし、経験さえ積めば技術は向上します。
そういう意味では、ダヴィンチは違法者であり犯罪者ではありますが、注目されているのはそこではありません。やはり、それ以上の価値を生み出し、功績があったから、そちらが認められています。それに、彼がタブーを犯したのは、より高次な目的があったからだと思います。とは言っても、実はただ自分が知りたかった、というのが、根源だとも思うんですけどね。
きっと、自分が気になったことを、探求せずにはいられなかったんだと思います。

これだけ述べてきただけでも、きっとほんの一部しか述べられていないと思いますが、それほどまでに多岐に渡る分野に精通していました。そしてそれは、「天才」だからという一言で説明できるのではなく、ただ単に、本人が気になったことを、納得いくまで研究したんと思います。完成させることを目的として絵を描いたりしたのではなく、描いてるうちにエネルギーが燃焼してしまったから、未完の作品が多く、また次の作品にエネルギーが向いたのではないかと思います。言わば、短期的な圧倒的集中力を持ったタイプの天才だったのかもしれません。だからこそ、長年筆を入れ続けた『モナリザ』が、最高傑作と言われるのかもしれませんね。

最後に

とても長いコラムになってしまいましたが、レオナルド・ダ・ヴィンチを語るには、一つのコラムでも一冊の本でも語り尽くせるものではありませんが、「万能の天才」と言われながら、意外と未完成品が多く、遺した完成品は多くはありません。それに、当時においてはタブーを犯し、違法行為も行なっていました。今となればそれも価値になり、時代が変われば善悪を決められるものでもありません。むしろ彼の違法行為が功績になっています。

つまり、善悪とはその時のものでしかなく、後からいくらでも変わるということです。だったら、仮に時代に認められなくても、自分が納得するまで突き詰めていった方が、後の時代にとっては大きな功績として遺るかもしれません。今の時代に受け入れられたいなら、そこに合わせた方がいいかもしれませんが。

今回は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」とMAXの誕生日ということで、お祝いの意味も込めて、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と取り上げました。ダヴィンチは好きな偉人ベスト3に入る存在なのですが、私もダヴィンチのように、何かした後世に遺せる何かを生み出していきたいものです。どちらにせよ、自分が納得できる人生にはしていきたいですね。
ということで、今日が誕生日の方は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と「MAX」が同じ誕生日なんだぁ!と自慢してくださいね!

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