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錦織半端ないって!!

錦織半端ないって!!

「錦織半端ないって!めっちゃ逆転するやん!そんなんできるんやったら言っといてやぁ!観ててめっちゃ不安になるやん。でも大大大逆転って、とんでもないって!!」

というわけで、錦織半端ないっすね!!4時間半もの死闘を繰り広げ、見事勝利しました!もう本当に凄いです。錦織優勢かと思いきや、対戦相手のジェレが調子を上げて、ジェレのペースになったり、このまま負けるのかと思いきや、最後の最後には、波を引き寄せました。

特にテニスは個人競技なので、誰も助けてはくれません。相手がいる自分との戦いです。だからこそ、自分の実力や精神力が試されます。諦めないのも諦めるのも、自分次第です。対戦相手はいますが、一番の敵は自分、というのは、そういうことなんでしょう。

最終セット、ジェレに差をつけられてしまい、そこが一番辛くて、ダメかと思ったそうですが、一本一本に集中して、いつかチャンスがくると思って集中し、見事そのチャンスを手繰り寄せました。最終セットで体力的にもメンタル的にも一番辛い時に、諦めずに耐えることが、錦織選手の一番の強さなのかもしれません。きっと、たくさんの人が感動したのではないかと思いますが、錦織選手の姿から感じたのは、「勝負を超えた所に勝機がある」ということです。

勝負を超えた所に勝機がある

苦境に立たされ、負けるかもしれないという状況の中で、勝ちや負けを意識したら、焦りや恐怖を感じるはずです。だからといって、諦めたらそこで試合終了です。そこで、錦織選手は、目の前の一本に集中したのですが、勝ちや負けというのは結果であり、未来にあることです。勝つためにプレーするとは、未来の為に行動するということです。それはそれで大事なのですが、それで今を見失っては意味がありません。それではどうしようもない時、錦織選手は、勝負の結果に捉われず、目の前の一本、つまり「今」に集中したのです。目の前の今に集中することで、結果的にその時々のベストプレーができ、その結果、うまくいっていたはずの相手が調子を崩し、錦織選手にチャンスの流れがきたと思うのです。集中力を上げ、調子が上がってきた錦織選手は、見事その流れに乗って、勝利を導きました。

普通は、これは簡単にできることではないと思うんです。「イマココ」とか「中今」と言ったり聞いたりしていても、実際にそういう状況になって、それができるかというのは全く別です。しかし、錦織選手はそれをやってのけ、しかも勝利という結果も出しました。勝ったから言えることでもあると思いますが、錦織選手の一番の強さは、まさにここで、諦めずに今に集中するという精神力は、世界一なのではないでしょうか?

勝っても負けても、素晴らしいゲームであったことには変わりありません。勝ったことはとても素晴らしく、嬉しいものですが、それ以上に価値を生み出したことが、一番大きなことではないかと思います。

錦織選手と大阪選手も、己に打ち克って逆転勝利を続けています。全仏制覇してほしいというより、制覇した錦織選手と大阪選手の喜ぶ姿が見たいです
全仏制覇に向けて、頑張れ!錦織選手!!大阪選手!!


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