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「作家修行、妻と」

 がんばって、がんばって、「note」を書く。
 そんなに頑張らなくなたって仕事じゃないんだから。
 やめなさいよ!

 今夜も徹夜で「note」何て、わたし、気が狂うわ。
 大して沢山書いてもアクセス数やスキ!は比例していないじゃない。
 かわいそうだから、反比例とは言わないけれど。
 もっと、あなたの魂を役に立つとこで使ったらどうなの?
 いくら書いても、本を出しませんか?何て依頼が来るわけないじゃない。
 月の光を瞼に浮かべ、涙ぐむ、あなたは美しい。
 だから、わたしは、きつく「note」をやめてとはいえないわ。
 明日は、晴れるわよ。
 月が透き通るようで美しいから。
 眠ちゃいそうね。

 明日は晴れる。
 碧、どこまでも碧い、空よ。
 深海の碧さの静けさがあるはずよ。
 あなた、あのとき、すべての原稿を燃やしちゃったじゃない。
 もう、作家はやめると。

 新聞社に勤めると。
 そして、またあなたは、燃やすかもしれない原稿を書き続けている。
 もう、燃やしちゃだめよ。
 あなたには、唯一、発想力があるのだから。
 それを言葉に置き換えていくのよ。
 わたし、編集者みたいね。
 これでも妻ですからね。

 月に雲がかからないうちに、お酒でも飲みましょうよ。

作家

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