見出し画像

春の夜

どうもこんにちは。
まだまだ寒いですが先月よりは幾許か、日差しにホッとする時間が増えてきたと感じます。

まぁ、これを書いているのは一月なんですがね。


オキナワイシカワガエル Odorrana ishikawae


おお、いましたいました。
青いイシカワガエル。

もうここ近年行く山々で見かけるので、もはや綺麗な体色のリュウキュウアカガエルと出会ったときくらいのテンションの上がりようですね。
いや、嬉しいんですよ、ちゃんと。

クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae


足元の石に引っ付いてました。
何を思ったか、小さなシダの若葉の間からこちらを静かに覗いておりました。

ちょっとひ弱そうな体躯が母性本能をくすぐるんですかね、実に可愛らしい生き物です。


フタオチョウ Polyura eudamippus


とんでもない形相の芋虫が山へ向かう公道でモサモサ歩いていました。
成虫はこの年に撮影できたのですがこの時フタオチョウなる生き物をみたのは初めてで、大層感動いたしました。

本州ではオオムラサキの幼虫がこんな具合にツノが生えますよね〜。

しかしこの幼虫、よくよくみますと

背中に見える白い斑点。
こちらは寄生昆虫の卵で間違い無いでしょう。

産み付けられた卵は孵化したら幼虫の表皮から栄養を吸っていくんだったかな、確か。
末恐ろしい話ですよねぇ、、、エイリアンから始まり、パニック映画の題材にされるのも納得です・・・。


宇宙、深海、そして「寄生」という三つ(分野が被ってるとこもありますが)は、人智が及ばない域のお話かもしれませんね。


リュウキュウアブラゼミ Graptopsaltria bimaculata

私は夏が好きですので、この生き物を見ると春手前の冬の今、焦(じれ)ったい気持ちになってしまいます。

実は、タイ王国の生き物たちの喧騒よりも、やんばるに鳴り響くオオシマゼミの金属音だとかそういうのよりも、縁側の風鈴が風の訪れと共に鳴る時に歌うミンミンゼミやツクツクボウシの声の方が好きだったりします。

多分これからあちこち旅をしますが、最終的には縁側があり、上記二種に加えて夕方にはヒグラシの歌まで聴こえる日本のどこかに住むと思います。
隠居する年になるでしょうが・・・。(笑)

そこまで生きてる保証もありませんが、実現したいささやかな幸せのためでしたら、今しばらく頑張ってみようという気にもなるのです。

人生、捨てたもんじゃァ、無いですね。(笑)

それではみなさま、ごきげんよう。




お楽しみいただけましたら幸いです^^