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悩みは解決するな!解消しよう|解消の考え方は仕事にも活かしていくぞ

また本を読み始めた。おお、なるほどぉ、これは本業に活かそうとおもったので今日のNoteに書きたいと思う。

悩みの解決法である。本書では解決ではなく、解消が良い
一気に悩みをゼロにする解決を目指すのではなく、だんだんと悩みが軽くなる解消の方が良いとのこと。
これは、本業での問題解決にも役立ちそうと思った次第である。

ちなみに本は、樺沢紫苑さんの「言語化の魔力」という本である。

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悩みは解決するな

いきなり何を言っているのだろう。と思うかもしれない。本書の始まりは悩みは解決するなである。

例えば仕事に失敗したとする。

Aさんは、笑って「私失敗しちゃったのね」と言う。

一方Bさんは、深刻な顔で「取り返しのつかない失敗をしてしまった」と言ってたとする。

この失敗は、同じ失敗であると。

さて、Aさんは悩んでいると言えるだろうか。答えは否である。ぜんぜん悩んでなどいない。一方Bさんはどうか。これは間違いなく悩んでいるのである。

悩みとは、人によって悩みと捉えるか、捉えないかで異なる。
さらには、こんな失敗の悩み。次から次へと沸き起こるものである。

悩みはそもそも解決が難しいものだ

悩みというのは、そもそも解決が難しいものが多い。いや、簡単に解決できる悩みも存在する。助言によって一気に解決することもある。

しかし、悩みというのは本人からしてみれば、解決策がわかって実践できれば当の昔にやっており、解決が難しいことの方が多いのである。

悩みは解消しよう

そこで、本書では悩みは解消しよう!である。なんか言葉遊びで解決と同じことにも感じるけど、それは違う。

悩みを解決するのは悩みが生じて-10の状態だとして、ここから一気に0にする方法である。

解消は悩み-10であったら、少しだけ解消して-9にする方法である。段階的に0に近づけていく方法である。

問題を層別して、もっともインパクトのあるものから手を付けるのが正論だが・・・

仕事の場面でも似た場面に遭遇する。

何か問題が発生しており、それを解決しようとした場合、現状分析して根本原因を断つ方法だ。
この方法は正論である。現状分析がうまくいけば、もっとも少ない工数で問題を解決できる。

ただ、うまくいかないことも同じくらい多い。なぜなら、根本解決するには、時間がかかったり、自分たちでは解決できず、多くの方に協力を仰いだりするからだ。

なので大変なエネルギーと調整力が必要なのだ。解決しようとすると途中で頓挫することも多々ある。

もっと、簡単に、気軽にできるものから手をつけよう!その理由3点

それよりも、現状分析をしたうえで、効果は薄いが、もっと簡単にできる方法や、本質から外れてもすぐに効果がでそうな方法も積極的に選択すべきと感じた。

簡単にできる方法は、問題の本質とは遠い可能性がある。もしかしたら、上司や仲間に怒られるかもしれない。しかし、やってみる価値はあると思う。

理由は次の3つだ。

1)物事に取り掛かって見えるものもある

なんでも、やってみなければわからないものだ。本質から遠いと思えたことも、やってみて初めて見えることもある。もしかしたら本質が見えるかもしれない。本質と思ってたことが本当、もしくはハズレかもしれないもわかるかも。

2)進んでいくうちに自信がつく

少しでも進むと、自信がついてくる。要領も得てくるのである。
問題の本丸を責めるのがセオリーだが、それは成果がでるまで時間がかかることが多い。確かに効率的なのだが、モチベーションが保てないこともあるのだ。

プロはモチベーションは関係ないというが、そんなことはないのだ。モチベーションはプロ・アマ限らず重要なのである。

3)根本原因の解決がしやすくなる

周辺問題を片づけると、今までかかりきっていた問題に対する工数が減る。その分余裕ができるのである。

余裕ができるということは、問題が軽くなり、根本原因への解消も楽になることもあるのである。

悩んでいる状態は次の3点

本書では、悩んでいる状態は以下の3つと論じている

1)ネガティブな気持ち

ああ~いやだな。そんな気持ちは悩んでいる状態である。同じイベントでも笑って済ませられる人には悩みではない。

2)対応策がない

対応策がなくて、どうしようどうしようと思っているうちは、ストレスである。次第に気分が暗くなり悩みとなってしまう。

3)絶望感、無気力

対応策がなく、ネガティブな気持ちになり足踏み状態。これが続くと絶望感に満たされ元気がなくなり、無気力になってしまう。
これこそ悩み状態の最終形態である。

とても危険な状態である。

-10点から0点を一気に目指すのはそもそも無理がある

悩みを解決しようと―10点から0点を目指すプランを出すが、結構無理があることが多い。その通りにできればよいがそれができないから苦労をしているのだ。

-10点なら-9点を目指そう。前に進めば調子がでてくる

そうではなくて、今よりも1点改善する。悩みの一部を一つでも減らすことを考えた方が良い。1点でも解消できれば、その分楽になるし進んでいる状態になる。

段階的に解消していこう。

先ほど、悩んでいた状態を思い出してほしい。悩んでいる状態とは、ネガティブな気持ちで足踏み状態で絶望感に浸っている状態である。

1点改善したらどうだろうか、少なくとも足踏み状態はなくなるので、進んでいることになる。つまり悩んでいる状態はなくなっている

この時、悩みが全部なくなっていないことに注目しよう。悩みなど無くなってなくても良いのである。

まとめ:悩みは一気に解決しようとせず、小さいものから解消していこう

今日は、悩みの解決法(実際は、解決せずにほっておいて、ひとつづつ解消していこう)について書いた。

悩みの一部をひとつひとつ、解消・改善していくと、物事が前に進みだし悩んだ状態ではなくなる。

これは、仕事の問題解決にも役立つと思ったので活かしていきたい。

本書は樺沢紫苑さんの「言語化の魔力」の最初の部分をヒントにかきました。


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