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随筆と残光

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考えていたことを考えすぎずに記録。
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この時代の儚さを越えるために

この時代の儚さを越えるために

「未来」は既に広大に広がる未知なる無限ではなく「人類の死」という前世紀の思想の極北が、核戦争やパンデミック、環境変動や小惑星など極めて具体な形で想像可能な有限性をもつ未来となった。

とはいえ、138億年前に生まれた現宇宙、46億年前に生まれた地球、35億年前に生まれた生命、2億3000年前に生まれた哺乳類、20万年前に生まれた人類、2681年前に生まれた日本、31年前に生まれた自分、さっき生まれ

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葬るということは、エントロピーの祝祭なのかもしれない。4度目の生前葬を終えて。

葬るということは、エントロピーの祝祭なのかもしれない。4度目の生前葬を終えて。

4度目の生前葬、初個展「葬像展」を終えて早1週間。

初回は自己暗示。2回目は葬儀。3回目はちょっと言えない。
4回目に至るまでの動機は下記のnoteに書いた。

4度目の生前葬を通して一体何が変わったのだろう。何が分かったのだろう。6月6日から今日までの日々は破けた粉袋から小麦粉が流れ落ちるように自然に過ぎていったから、ここで振り返って見つめてみようと思う。

終わったあと「生まれ変わったような

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