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Vol60 全国自治体!ユニーク助成金 第4弾 地域の学校を守るために手厚い町 

移住を実現するためには、ある程度の資金が必要です。
その時の強い見方が、国や地方自治体の助成金(補助金)と呼ばれるものです。
そこで、全国自治体を総チェック!お役に立てそうな助成金をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ はじめに


移住に必要な資金を準備しなければ、移住を実行することができません。
その移住に必要な資金は、個人によって異なります。
「田舎に移り住んで何をしたいのか」「田舎に移り住んでどのような暮らしをしたいのか」
皆さんの移住に対する目的や夢によって、必要な移住資金は異なります。

こうした移住資金の準備で有効な手段のひとつが、国や自治体の助成金(補助金)です。

残念ながら、移住を希望していたが、途中であきらめる人の一番の理由が、移住資金の準備不足です。

そこで、全国の自治体が移住者等を対象に実施する助成金をテーマ別に紹介していきます。
なお、ここで紹介する助成金は2023年度におけるものです。
一般的には、助成金は年度毎に見直されますので、最新の情報は自治体にご確認ください。
もちろん、ここで紹介をする町以外にも、同様の助成金制度を実施する自治体もありますのでご理解をお願いします。

2⃣ 地域の学校を守るための助成金のある町


① 北海道足寄市

「足寄高校魅力化事業」

足寄高校の生徒を対象にした助成制度を設置し、無料塾開設、下宿開設(月額4万円以内補助)・通学定期代全額補助(自家用車送迎の場合は月額2,000円)負担、入学一時金7万円、見学旅行一時金3万円、各種講習・検定・模試費用等助成

② 北海道雄武町


「雄武高等学校卒業生新生活応援給付金制度」
道立雄武高等学校を卒業した生徒が、就業など新生活を開始する準備に対して、1人につき10万円を援助

「雄武高等学校卒業生奨学金制度」
道立雄武高等学校を卒業後、大学・短大等に進学するする生徒に対して、奨学金月額3万円を給付、さらに、就学貸付金100万円以内(無利息)を実施

「雄武高等学校見学旅行参加助成」 1人につき5万円
「雄武高等学校入学支援助成」   1人につき12万円
「雄武高等学校生徒資格取得支援助成」 受験料全額(但し、合格することが条件)

③ 岩手県遠野市

「市内高校通学費補助金」
遠野高校又は遠野緑峰高校へ通学するために購入した定期券の金額の1/2を補助

④ 熊本県上天草市

「上天草高校支援事業」
市内在住の生徒が地元の高校に進学した際、通学バス定期購入費のうち5千円を超える部分の補助が受けられます。
また、上天草高校を卒業し、60日以内に市内の事業所に就職し、9ヶ月以上就業した方へ3万円が支給されます。

3⃣ 移住時の教育に対する助成金の注意点



地方の自治体では少子化から、地域の高校の存続が厳しくなっています。
そこで地域の高校を守るために、積極的に助成事業に取り組む自治体があります。
例えば、義務教育期間の小中学校では、全国で「山村留学」制度に取り組む自治体があります。
地域の小中学校の存続のために、都会からの子供を呼び寄せて、生徒数を確保しようとするものです。
そのために、子供一人に対し、一定の助成金(4万円相当/月)を設けています。
一方、地域の公立高校も存続が厳しい状況にありますが、「山村留学」制度のようなものはありません。

高校の存続のために助成金制度に取り組むが、これも一時的なものであることを忘れてはいけません。
また、小中学校の子供に対し、高校の助成金を考えるのは、時期尚早でもあります。
こうした助成金は毎年度見直されることも、理解をしておかなければなりません。

4⃣ TOPの画像


最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

奈良県明日香村
「日本の始まりの地」としてあるのが、奈良県の明日香村です。
あの聖徳太子の「17条憲法の制定」や「大化の改新」が行われた地です。
また、飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている明日香村は、日本で唯一、村全域が古都保存法対象地域の自治体です。
私も石舞台や高松塚古墳に何度も訪れたことがあります。
この明日香村でのオススメは、駅前でレンタルサイクルを借りて、遺跡を巡ってみることです。
明日香村へは、京奈和自動車道(大和御所道路)も開通し、アクセスも良くなりました。
「日本人の心の地」と呼ばれる、小さな村で暮らしてみるのも良いですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。