いくら背伸びをして手を伸ばしたって 地平線に向かって突き進んだって 「空」に触れることはできなかった 「あともう少し」 すぐそこに空はあるのに 行けども行けども…
行き先を見失う どこへ向かっていたのか どこへ向かうつもりだったのか 分からずただひたすらに歩き続ける 引き返そうにも どこから来たのかすら 思い出せない 行き交う…
目の前に広がる 深く深く真っ暗な穴 どこまで穴が広がっているのか 身を乗り出し中を除く つるっとスベって 世界が反転 落ちる落ちる落ちる どこまでも落ちていく 真っ…
怒らないからって 腹が立っていないわけじゃない 泣いていないからって 傷ついていないわけじゃない 何も言わないからって 何も感じていないわけじゃない ただ抗うこと…
このハリボテの世界で ツギハギだらけの世界で それぞれの役を演じる私達 全てが嘘で 全てが非現実的で 全ては幻で どれが真実なのか 答えを探すけど 答えなんか見つかる…
私はねこ 「あなた」の大切なねこ 「あなた」の腕に優しく包まれていた私は ゆっくりと冷たい地面に降ろされる 『いつか迎えに来るからね』 泣きながら「あなた」は私…
あなたの言葉は私を殺す こびりついて離れない いつだって私の後をついてくる 思い出しては何度も殺す あなたの一言で 永遠に逃れることのない地獄をさまよう あなたの…
どこで間違えたんだろう 私の何がいけなかったんだろう そんなことを時間を巻き戻し 考えて、考えて そうすると 私がこの世に生まれたことすら 間違いであったことに気付…
自己嫌悪と 自分の不甲斐なさで 息ができなくなる 「逃げてもいい」そう言ってくれた人もいた 「あなたを大切にしてほしい」 そう言ってくれた人もいた でも 本当に逃げ…
助けを求めれば良かったのにって 簡単に言うよね? 溺れそうな人に助けを求めたって 一緒に溺れるだけじゃない 回り見渡せば みんな溺れそうだったじゃん 誰に助けを求めれ…
「あなたのために」と言いながら 本当にあなたのためだったことは どのくらいあったのだろう 「あなたが心配だから」と言いながら 本当にあなたを心配していたことは どの…
「正直に生きたい」 誰に対して? 家族?友人?全ての人に対して? 子どもの頃 嘘はつかないこと 正直に生きることと教わった 大人になったら 嘘がつけない人は 社会不適…
嫌な記憶は 鍵をかけて 奥深くにしまいこもう 思い出す必要なんてない 良い思い出にする必要もない 時間が解決なんてしてくれない 忘れることなんてできないけど 引っ張…
冷たい空気が ぴりぴりと私の肌を突き刺す 吸い込んだ空気が私の 鼻もツンとさす 涙で視界がゆらぎだす 太陽の陽が ゆりゆら きらきら あたたかい涙が 私を溶かす あた…
毎日毎日 ただぷかぷかと 浮いているだけ 流され流され どこにたどり着くのだろう 目的地なんてない 何も考えることもできず 何の感情も抱かず 食べては出して 吸っては…
人は 見たいものを 見たいように 見たいだけ 見ようとする 私は 見たいように見られ 見たいときにだけ見られ 私の知らない私になっていく 私も 私を見たいように見て 見…
胃が痛子
2021年8月14日 18:17
いくら背伸びをして手を伸ばしたって地平線に向かって突き進んだって「空」に触れることはできなかった「あともう少し」すぐそこに空はあるのに行けども行けども空は常に私の先にあったどこからが空でどこまでが空なのかひょっとしたら私はもう空の中にいるのかもしれない私はいつも実態のないものを探し求めてこの世をさまよい続けるどこまで行っても満たされずどこ
2021年8月10日 15:08
行き先を見失うどこへ向かっていたのかどこへ向かうつもりだったのか分からずただひたすらに歩き続ける引き返そうにもどこから来たのかすら思い出せない行き交う人々の波に身を任せとことこととことこと後に続く人々がどこに向かっているかなんてそんなのどうだっていい一人で歩かなくてすむのならこの道が間違っていたとしてもそんなことはどうだっていいこの人々の波には先頭がない
2021年8月1日 14:27
目の前に広がる深く深く真っ暗な穴どこまで穴が広がっているのか身を乗り出し中を除くつるっとスベって世界が反転落ちる落ちる落ちるどこまでも落ちていく真っ逆さまに落ちていくどこまでもどこまでも落ちていく私は一体どこまで落ちていくのかただただそれを眺めるだけ「落ちるだけ落ちたらあとは上がるだけ」そう言うけれどそれも落ち切らなければ意味がない底なしの穴の奥へ
2021年7月29日 13:05
怒らないからって腹が立っていないわけじゃない泣いていないからって傷ついていないわけじゃない何も言わないからって何も感じていないわけじゃないただ抗うことが無意味だと感じているだけ言っても伝わらない行動してみたところで変わらない「言ってみなきゃ分からないじゃない」「行動に移してみなきゃ分からないじゃない」そう、簡単に言うけれど言葉にすればするほど事態は悪化し行
2021年7月2日 12:12
このハリボテの世界でツギハギだらけの世界でそれぞれの役を演じる私達全てが嘘で全てが非現実的で全ては幻でどれが真実なのか答えを探すけど答えなんか見つかるはずもない「この痛みだけは本物」本当にそう?その痛みすらも幻なのではないか全てが滑稽で全てがくだらなくて与えられた台本通りに過すだけ何もかもが正解で何もかもが不正解夢なのか現実なのか全ては人間が作
2020年10月6日 11:18
私はねこ「あなた」の大切なねこ「あなた」の腕に優しく包まれていた私はゆっくりと冷たい地面に降ろされる『いつか迎えに来るからね』泣きながら「あなた」は私から離れていった待つよ約束は忘れないいつまででも待つよ「あなた」の腕の中に戻れるのならいくらだって待てる通りがかりのねこが言った『君は捨てられたんだよ』君の言葉は聞こえない必ず帰れる幸せだっ
2020年3月27日 13:09
あなたの言葉は私を殺すこびりついて離れないいつだって私の後をついてくる思い出しては何度も殺すあなたの一言で永遠に逃れることのない地獄をさまようあなたの一言があなたの身勝手な感情がぎりぎりを歩いている私を崖へと突き落とす弱いなんて言わないでぎりぎりを歩く私には受け止めることはもうできないの誰かを不幸にしたいと思う心は伝染病のようにひろがって周囲の人を巻き込ん
2020年3月2日 17:21
どこで間違えたんだろう私の何がいけなかったんだろうそんなことを時間を巻き戻し考えて、考えてそうすると私がこの世に生まれたことすら間違いであったことに気付いてしまう「私がいなければ」そんな今となってはどうしようもないことを考えてふと我にかえる「どこで間違えたかなんて考えても意味がない」 きっとどうやったって父と母は出会い私の意に反してこの世に生まれそして同じ失敗を
2020年3月2日 14:26
自己嫌悪と自分の不甲斐なさで息ができなくなる「逃げてもいい」そう言ってくれた人もいた「あなたを大切にしてほしい」そう言ってくれた人もいたでも本当に逃げてもよかったんだろうか?もっとやれたんじゃないか一度の無責任で今まで積み上げてきた信頼も、頑張ってきた時間も、全て全て崩れ落ちていくあのとき耐えた自分が全て無駄になるのではないかそう思えて頑張った自分にただただ申し
2020年2月28日 19:36
助けを求めれば良かったのにって簡単に言うよね?溺れそうな人に助けを求めたって一緒に溺れるだけじゃない回り見渡せばみんな溺れそうだったじゃん誰に助けを求めればよかった?溺れた私を見下ろして頭を押さえつける人もいた私の足にしがみつく人もいたあとはもう沈むしかなかった誰もが分かる結末になんで「気付かなかった」って言えるの?私のもとに唯一、かけられた梯子すら蹴飛ばしてあな
2020年1月27日 20:49
「あなたのために」と言いながら本当にあなたのためだったことはどのくらいあったのだろう「あなたが心配だから」と言いながら本当にあなたを心配していたことはどのくらいあったのだろういつも自分のためいつも自分の心配人のことなんて本当は分からない私のためになったことがあなたのためになるとは限らないあなたはあなたわたしはわたし誰かを自分の思い通りにするために「あなたの
2020年1月26日 13:03
「正直に生きたい」誰に対して?家族?友人?全ての人に対して?子どもの頃嘘はつかないこと正直に生きることと教わった大人になったら嘘がつけない人は社会不適合者と呼ばれていただからできる大人になるためにたくさんの嘘をついてきたやがて私は器用な大人になったいい人大人しい人穏やかな人とくくられるようになった窮屈なその檻の中で私は私にも嘘をつくいい人だ大人し
2020年1月26日 12:44
嫌な記憶は鍵をかけて奥深くにしまいこもう思い出す必要なんてない良い思い出にする必要もない時間が解決なんてしてくれない忘れることなんてできないけど引っ張りだしてまた自分を傷付けるなんて馬鹿でしょう?なにかある度にそれを引っ張りだして向き合おうとするなんてそんなことする必要ない過去のことはただ起きただけのこと自分が思い出さなければ何もなかったことになるでしょう?
2019年12月30日 14:46
冷たい空気がぴりぴりと私の肌を突き刺す吸い込んだ空気が私の鼻もツンとさす涙で視界がゆらぎだす太陽の陽がゆりゆらきらきらあたたかい涙が私を溶かすあたたかい光が私を溶かす目を閉じてもっと陽の近くへ遠く離れていても感じるの目を閉じても感じるの私を暗やみから連れ出す陽のひかりこの世に生まれてからずっと私はその陽のひかりに導かてれるきっと死ぬまで私を明るい
2019年12月24日 00:26
毎日毎日ただぷかぷかと浮いているだけ流され流されどこにたどり着くのだろう目的地なんてない何も考えることもできず何の感情も抱かず食べては出して吸っては吐いて寝ては起きて寝てるのか起きてるのかさえ分からない生きているのか死んでいるのかすら分からないそんな人間に囲まれながら私の思考も止まるそして魂がぷかぷかと浮遊し始めるどこに行けばいいかもう考えるだけ
2019年12月19日 19:54
人は見たいものを見たいように見たいだけ見ようとする私は見たいように見られ見たいときにだけ見られ私の知らない私になっていく私も私を見たいように見て見られたいように見せて私の知らない私になっていく誰も私を知らない私も本当の私を知らない誰もあなたを知らない本当のあなたを知らないみんな自分が誰であるのか知らないあなたは私で私はあなたできっとみんな私であ