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村上春樹「騎士団長殺し」読破

「1Q84」「ノルウェーの森」に挑戦した 当時、
私は 小学生だったので、難しくて 序盤で 断念 😅

大学生になって やっと 村上春樹作品、
読破 できました!嬉しい!

感想 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

メタファーで 満たされた作品で、
読後に ムズムズ しました。
(私が全てのメタファーを 汲み取れないので😰笑)

主人公、いや登場人物全員の 感情起伏が 小さく、
その中で奇妙なことが ただ淡々と 起こるため、

低い場所に 1人で突っ立って、
大きなものを 眺めているような 気持ちになりました

初めは 1ページ読むのにも、
内容が ぎっちり詰まっていて、読み進めるのが
亀の歩み🐢 でしたが、
波に乗ると 意外といけます!🌊

それでもやはり、
「象徴的な哲学論議」に陥りそうで、迷路に 迷い込んだような感覚に なりました

「人間界は 時間と空間と蓋然性という三つの要素で規定」されていて、

「我々は一人残らず、上下四方を堅い壁に囲まれて生きている」そうですよ
すごいですよね…


「イデア」と「メタファー」が対になり、物語の
鍵となっているので、哲学や 非現実の世界が
得意な方には 特にオススメです🌿

印象に残る描写は👇🏻

「エイハブ船長は鰯を追いかけるべきだったのかもしれない」(第2部 p.165)
「目に見えるすべては結局のところ関連性の産物です。ここにある光は影の比喩であり、ここにある影は光の比喩です。」(第2部 p.371)


村上春樹(2017/2/25)新潮社
第1部 顕れるイデア編
第2部 遷ろうメタファー編

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