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雑記

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たわいもないやつ
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#独り言

最強の自分を見つけるという話

最強の自分を見つけるという話

1. はじめについ先日、友達からの勧めでクリフトン・ストレングス(ストレングス・ファインダー)という性格診断を受けた。正確には性格診断というよりも才能や個性の良し悪しなんかを測るらしい。詳しい説明は……とりあえず、以下のリンク先から、どうだろうか。

ここでは才能の根拠となる要素を4領域・34種類挙げていて、「AとBのどちらが当てはまるか」という選択問題に繰り返し答えていくことで自分の強みとも言う

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数ある分岐点のうちのひとつの話

数ある分岐点のうちのひとつの話

前略、今年も無事に誕生日を迎えた。31歳になる。

12月も半ばの生まれだと翌年との境目もやや曖昧で、ゆえに人より少し早く「xx歳の抱負」という名の「来年の抱負」を考えたりする。
昨年は確か『周囲の人達を大事にする』とか掲げようとした矢先に「ありきたりすぎて微妙」とその場にいた友人から何故か却下、困惑した末に『本気で笑ったり泣いたりする恋がしたい』と、いやいやそれ目標というよりも願望じゃないかと思

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喪失感の喪失/或る筈の激情という話

喪失感の喪失/或る筈の激情という話

届かない想いは置き去りになって、
ただいたずらに時は過ぎていく。
別れも告げられずそこに留まって、
ただひたすらに時が流れていく。

10月、母方の祖母が亡くなった。
昭和7年(1932年)に樺太は豊原町*1で生まれ、昭和20年(1945年)の終戦を期に本土*2へ引き上げを経験した。元は拓銀*3の電話交換手をしており、道警*4の事務職だった祖父と結婚し叔父と母が生まれた。元々身体が丈夫ではなく、幾

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自分のための仮設足場を組み上げるという話

自分のための仮設足場を組み上げるという話

市中感染の第3波withロックダウンが来たりして長らく営業らしい毎日を送れずにいる現在、現職でのキャリアについて考えてみた。という訳で以下は自分なりに色々と調べてみたことなどを備忘録も兼ねてまとめたもの。
※興味のない人にはそこまでな記事かも……?

Step1. 日本で建築士(or施工管理技士)を目指すには仮に資格取得を目指した場合どうなるのかという事で、まずは日本での二級建築士または建築施工管

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せめてこの感情だけは残したいという話

せめてこの感情だけは残したいという話

吹き荒び、凪ぎ、そしてまた逆巻いて。

早速だが今回は、私が最近ヘビロテしているジェニーハイの『夏嵐』の話をしたい。

元はといえば(ここ数日特に)ファンタジーライクなケルト音楽集に入り浸っていたというのに、かなりの急転回だなぁと自分でも思う。

最初は確か、最近の記事(毎日の記録など)を書きながらYoutubeを適当に流していて、おすすめの曲的な感じで上がっていた所をサムネイル画像に惹かれて選曲

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やっぱり全て等価交換という話

やっぱり全て等価交換という話

それは紅い雫と光る鱗の練成物。
立ち塞がる困難に突破口を穿ち、
正解のない問題に糸口を見出す。

6月初頭、大型案件*1の受注が決まった。
現在の会社に入社してから1年3ヶ月……初めて自身の営業の成果によって勝ち取った、文字通りの快挙であった。

内容としては北部のとある製造業の工場増築工事に当たるのだが、最初に話をもらったのは昨年の12月頃。当時は通常の営業周り(特に新規開拓)を省略し、既に訪問

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水平線の彼方/whether or notという話

水平線の彼方/whether or notという話

正解なんて何処にもなく、有るはずもなく。
あるのは現実それひとつ。真実ただひとつ。

大分昔の夢を見た。
それはもう20年近く前にもなる。中学に上がると同時に一念発起して剣道部に入ったあの頃の……言うなれば、記憶の再上映みたいな内容だった。

未経験での入部だった私は、ひとまず"さぶなな"*1の竹刀と袴だけを購入して、最初のうちは基礎稽古に打ち込んでいた。なにせ、いきなり必要な道具一式を全て揃える

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高嶺の花/偏見という名の幻という話

高嶺の花/偏見という名の幻という話

それは気高さの象徴、山岳に佇む貴き誇り。
容易く届かぬ高嶺の、否、決して駒草に非ず。

いきなりこんな書き出しをして大丈夫かと少しばかり戸惑うが、今回は内容はなんと略奪愛だ。私のことをある程度知っている人が読めば、「おいおい急にどうした、得体の知れないセミナーでも受講して気が狂ったか」とか心配されかねないが、とりあえず至って平常運転だよ。

いやね、きっかけはシリーズ初期から追いかけていたアニメの

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湖の潮汐と心の水面という話

湖の潮汐と心の水面という話

それは抗いようのない引力、
されど抗う必要のない引力。

職場の引っ越しが決まった。
ハノイ西側、住宅(過剰)密集地のCauGiayと開発途上地域のMyDinhのちょうど境になる大通り沿いにあるビルで、予定は4月中旬だ。

一応(?)総合建設業の会社である。最初から最後まで全部自分達の手で納得いく事務所を造り上げるべく、その意気込みはちょうど年度末に引き渡し予定の大型案件に勝るとも劣らなかった。

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千の顔を持つ私という話

千の顔を持つ私という話

実体は唯一無二、個性は唯一無比。

つい先日、とある飲み会で知り合った人の会社を訪問した。
その方、大家さん(仮名)は比較的最近入国してきたばかりということだったので、まぁ仕事の話はともかくとして、まずは情報提供ついでにお茶の一杯でも頂きに行こうと思い至ったのだ。

月曜の午前、週次の社内打ち合わせも早々に切り上げて向かった初回訪問は通常よりもかなり肩の力が抜けていたと思う。
お互いの住んでいる場

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丁寧な暮らし/部屋と私と花瓶という話

丁寧な暮らし/部屋と私と花瓶という話

ささやかな贅沢にして精神の保養。
容れ物ひとつに頂く癒やしと活力。

この文章を書き始めた今日(3/8)は、国際女性デー(International Women’s Day)だ。概要……?まぁ、下記リンクでも開けばいいと思う(適当)。

確かに、ベトナム在住者はともかく日本では馴染みの無いものだと思う。
実際私もその一人で、この国に来て1年目の3/8当日に初めてその存在を知った。そう、この国際女性

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「いい場所にはいい人間しかいない」なんて何の根拠もなく都合のいい偏見という話

「いい場所にはいい人間しかいない」なんて何の根拠もなく都合のいい偏見という話

それは地理的に国際上の地域を指し、
あるいは同様に行政上の地域を指し。
もしくは物理的に施設または空間を指し。
もしくは社会的に団体または所属を指し。

今回の本題、私が参加しなくなって久しいハノイ北海道人会の話だよ。多分もう時効(何が?)だと思って、精一杯書き起こすぞ~!

ハノイ北海道人会。通称"酔羊亭"。
私はいつも"ようようてい"と口にしていたが、正直"ようようてい"なのか"すいようてい"

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私たちの中に、宇宙のこころという話

私たちの中に、宇宙のこころという話

立ち姿だけは十人十色、あとは前提の違いだけ。
過程だけは百回百通り、あとは結末の違いだけ。

実は近頃、Noteの執筆もそこそこに沼にはまってしまったものがある。今回はその辺りについて書くことにしよう。

「Among Us」。端的に言えば人狼ゲームのようなものだが、ご存知だろうか?
ざっくり説明すると、プレイヤーはクルー(人間)とインポスター(宇宙人)に分かれる。各自宇宙船の中で様々なタスクをこ

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(私より)先を生きている人という話

(私より)先を生きている人という話

単に月日や回数の話でなく、
単に質量や比率の話でなく。

今からもう10年近く前の話だ。
当時大学生だった私は、出席するだけでいい講義や適当な空き時間など、どっかその辺の中華系のアングラサイトにアップロードされている(日本の)ドラマを見漁っていた。
タイトルによっては映像の下部に中国語の字幕が編集で入っていたのだが、その中でも取り分け目についたのが「先生」の文字だった。場面としては主に職場の先輩や

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