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せめてこの感情だけは残したいという話

吹き荒び、凪ぎ、そしてまた逆巻いて。

早速だが今回は、私が最近ヘビロテしているジェニーハイの『夏嵐』の話をしたい。

元はといえば(ここ数日特に)ファンタジーライクなケルト音楽集に入り浸っていたというのに、かなりの急転回だなぁと自分でも思う。

最初は確か、最近の記事(毎日の記録など)を書きながらYoutubeを適当に流していて、おすすめの曲的な感じで上がっていた所をサムネイル画像に惹かれて選曲したんだ。この美少女誰だよみたいな。調べると日向坂46の金村美玖という方らしい。うーん、個人的にも結構好みで(以下略)
ちなみにジェニーハイの曲は友人が好きな『ジェニーハイラプソディー』とか『グータラ節』を知っている程度。それがまさかこんなに気に入るとは思わずに、気がつけば【1時間幸福】*1のタグが付けられた動画を余裕で完走していた。

イントロの時点でかなり印象的なピアノの素晴らしさとか色々は一旦置いておくとして、まさに水底に引きずり込まれるかのように注目したのはその歌詞だった。一部……特にサビの辺りなんかは(日本の)緊急事態宣言下における今夏のことだと思うのだけれど、何だかそれが今のハノイやホーチミンにも当てはまってるなぁ、なんて強く共感を受けてしまったのが一番大きいのかもしれない……と自己分析してみる。

私自身はビーチやマリンスポーツにそこまで興味がないのでともかくとして、例年であればこの時期多くの人がダナンやニャチャンへと繰り出していたはずだ。ところがそうしたリゾート地へは一切行けず、それどころか都市封鎖と外出自粛によってただひたすら毎日が漠然と過ぎていくのを、曖昧になっていく暦感覚と共に過ごしていくだけ……。そんな"誰も望まなかった夏"が、9月の連休も(実質)無かった事にされて季節は徐々に秋へと近づいていく。

もっと歌詞をなぞるなら、とうに過ぎてしまった8月の事はもう仕方がないと悲しまずに割り切るしかなく、その上で日常の中の些細な出来事を大切にしていかなければいけないのだろう。
毎日の天気、晴れだの雨だのと移ろう様を眺めていれば、本当の晴れはいつか、きっと、そこに。

*1 一昔前までの作業用BGMといえば【耐久】が主流だったのに、今はどうやら【幸福】らしい。

#雑記 #独り言 #ジェニーハイ #夏嵐

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