フランスを知る

小学生の頃、本を通じてフランスと出会いました。

今から思えば、結構'フランスかぶれ'だったようです。

 

ルブラン怪盗ルパン全集』(ポプラ社)

謎解きの面白さ、宝物を狙うスリル、ルパンの格好よさが魅力です。あと、どこか絶望的な雰囲気のなかで起こる殺人事件が、ダークな空気感を放っていて独特でした。
ポプラ社のシリーズは、子ども向けに書き改められているので、原作に忠実なものを求める方は他の出版社のがよいでしょう。
『金三角』が変わり種で、読み返してみたいです。

 

ドーデ最後の授業」(『最後の授業』偕成社文庫)

授業のシーンが趣きがあって向学心をそそるので、そのページを自宅の机に広げて勉強していました。
当時は知らなかったのですが、作者はゴリゴリのナショナリストで、言われてみれば本作もそういう気配が漂っています。
知らぬが'仏'ですね!

 

モーフレおじいちゃんの休暇』(偕成社)

知名度は低いのでしょうが、情緒があって素敵な作品です。
学校の図書室で見つけた、自分史上屈指の掘り出し物。

 

コロナで大変なフランスですが、いつまでも皆の憧れでいてほしいです!!

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