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【台南】Part 4 「台湾好き」大集合!まだ知らない台湾に出会うならココ!地元の大学おすすめの人情ふれあいスポット 果農之家(台南・楠西)編

今回は前回のPart 3 梅嶺風景区編に続いて、台南市楠西(なんせい)区の中華医事科技大学おすすめスポットをご紹介いたします!

Part 3 はこちらから↓

今回の舞台となるのは、楠西区の密枝地区。フルーツが特産品の楠西区のなかでも、密枝(ミーズー)は古くからスターフルーツの産地として知られる場所である。そんな密枝において、四季折々のフルーツを使った彩り豊かな料理を楽しむことができるのが、ここ果農之家(グオノンズジャー)である。

密枝でフルーツを楽しむならここ!

果農之家には、テラス併設のレストランに加えて、数多くの種類のフルーツを育てる果樹園、食後の運動にぴったりな自然歩道、芝すべり台やターザンロープを体験できる遊具なども併設されている。大人から子どもまで楽しむことができる果農之家は、各地から観光客が足を運ぶ観光スポットとなっており、観光バスで訪れる団体客や乗用車で立ち寄った家族連れなどで賑わっている。

カタツムリ型の芝すべり台

果農之家のオーナー・江仲緯さんは、少子高齢化が進み、人口が700人程度にまで減少した密枝を盛り上げていくため、10数年前に地元密枝へとUターンし、果農之家を経営する傍ら、地元の地域活性化活動にも取り組んでいる。そんな江さんの地元への想いがつまった果農之家を今回はご紹介していきたい。

本学看護学部学生も出張健康診断で地域活性化のお手伝い


①レストラン

趣のある看板がお出迎え

やはり果農之家といえば、フルーツをふんだんに使用した料理が名物!
お父さんが創業したレストランを継いだ江さんのこだわりを随所に感じることができ、これまでに果農之家が開発したフルーツ料理は、50種類を超えるそう。フルーツの甘味がアクセントとなって、料理のおいしさを更に引き出してくれているのが特徴。台南の自然が産んだ、台南の気候にマッチした料理は一度食べ始めると箸が止まらない🤤

爽やかなおいしさが口の中に広がります☺️
編集者の個人的イチオシは、バナナと野菜を薄皮で巻いたこちらの料理🍌


②自然歩道

もともと果農之家の裏山には、江さんのお爺さんが植えた約6000本の桃花心木(高級家具に使われるセンダン科の木で、マホガニーとも呼ばれる🌲)が生えていたそう。江さんが日本の里山からアイデアを得て、再整備に取り組んだ結果、現在では里山学習も楽しめる自然歩道として訪れた人々の憩いの場となっている。レストランのすぐ裏から歩道が整備されており、移動時間を気にすることなく、気軽に自然を肌で感じることができる。

龍波歩道の矢印に沿って階段を上ると、少し高低差のあるルートを楽しめます🚶

日本でもなかなか自然に触れる機会が少なくなっている今、レストランで舌鼓を打った後は、ぜひお散歩がてら、お手軽に体いっぱいにマイナスイオンを感じてみてはいかがだろうか。

水の音に耳を澄ませながら🥾


③果樹園

江さんによると、果農之家が位置する密枝はもともとスターフルーツの名産地であったものの、台湾国内におけるスターフルーツの消費量が減少するという問題に直面していたそう。そこで、密枝ではさまざまな種類のフルーツを生産するようになり、なかでもこちらの果樹園では40種類以上のフルーツを育てている。

のどかな雰囲気が流れる園内

USRチームが学生とともに果農之家を訪れた際、農家さんたちがスターフルーツの果実を保護する果実袋をかける作業を行っており、ご厚意で少しだけ体験させてもらった。農家さんたちは手早く作業を行っていたが、実際にやってみると意外と難しく、おいしいフルーツが手元に届くまでの苦労を肌で感じることができる体験となった。

ぜひ密枝を訪れた際にはスターフルーツをご賞味あれ!

ちなみに、果実袋の多くは紙製だが、防水加工などが施されていることから、土へと分解されないものが多くなっている。そこで、本学では環境問題に関する授業の一環として、果農之家をお借りして、使用済みの果実袋を再利用したアート作品づくりを体験する講義を開催させていただいたりもしている。

果実袋を再利用した本学学生の作品


④宿泊スペース

果農之家には、ガイドブックなどには載っていないに宿泊スペースがあることをご存知だろうか。レストランの脇にあるテラスから見えるコンテナハウスには、実はベッドやお手洗いが設置されている。これは、もともと空きスペースとなっていたコンテナハウスを、中華医事科技大学USRチームが改修して、野外学習を行う台湾内外の学生向けの宿泊スペースとしてオープンさせたものである。

まさに秘密基地

塗装の際には教育プログラムの一環として訪れた海外学生が作業を手伝うなど、今後も密枝における国際交流の拠点となることが期待されている✈️

台南でフィールド学習に興味のある教育関係者の方はぜひ!


⑤遊具

果農之家のシンボルとなっているカタツムリ型の芝すべり台に加え、ターザンロープが設置されており、果農之家を訪れた子どもたちは必ずといっていいほど、真っ先に遊具に一直線!

本学の学生たちも一直線でした😂


最後に

まさに文字通り、老若男女が楽しめる場所、それが果農之家である。台南を訪れた際には、ぜひ都会の喧騒から離れて、フルーツの里・密枝を訪れてみてほしい。

自然歩道の頂上から見える景色

住所:台南市楠西区密枝里6号
アクセス:興南客運玉井バス停から緑23号or緑25号に乗車、密枝南で下車後すぐ

営業時間等は下記サイトでご確認ください!
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