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あなたのピンチを救うための危機対応マニュアル 〜記者会見、開けますか?〜

(※この記事は4分で読めます。約2,000字)

突然の事件や事故、想定外の事態。

経営をしていると、危機は突然にやってきます。

時には記者会見を
開かなければいけないなんてことも。

この記事では、
危機対応の方法についてまとめてみました。

あなたがいざという時に備えるための
お役立ちになれば幸いです。

【目次】
1.心構え編① 「先頭に立つ」
2.心構え編② 「誠実でいる」
3.行動編① 「情報を公開する」
4.行動編② 「記者会見に臨む」
5.まとめ 「Don’t think. Feel!」

(※本記事は、有料記事となります。
 報道で目にするような企業事故に心痛め、
 これまで総務・人事責任者として
 危機対応を行ってきた経験に基づき、
 企業や組織の危機対応についてまとめました。
 あなたが担当者なら、どう対応するか、
 想像しながら読み進めて頂ければ幸いです)

1.心構え編① 「先頭に立つ」

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まずは危機に際しての心構えです。

何よりも大切なこと。

それは「自分が先頭に立つ」ということです。

情報を集め、対応策を決定し、
実行に向けた態勢を整える。

危機の際にこの一連の動きが
スピーディーにできるのは、
トップしかいません。

誰よりも先頭に立ち、率先して動いていく。

まずはこれを自分の行動原則にしましょう。

2.心構え編② 「誠実でいる」

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心構えとしてもう一つ大切なこと。

それは「常に誠実でいる」ということです。

危機の時こそ、
その人の人間性があらわになります。

時には目をそむけたくなるような
事実が明らかになることもあるでしょう。

しかし、「放置・隠ぺい・正当化」は
組織をおかしくしてしまいます。

人として正しいことは何か。

これを軸に判断し、動いていきましょう。

3.行動編① 「情報を公開する」

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危機が起きたら、まずは情報を集めます。

情報収集する際のポイントは、
「事実」と「推測」を分けることです。

率先して情報を収集し、
正確な事実把握に努めましょう。

そして、行動において最も大切なことは、
「情報公開」です。

危機が起きたら、
従業員やお取引先、世間に向かって、
できる限り早く第一声を発信する。

時間だけは取り戻せません。

第一声は「極めて早く」が原則です。

メッセージを考える際は、
「そのメッセージを発信することで、
相手をどのような気持ちにさせたいのか」、
これをよく考えましょう。

欧米では、従業員へのメッセージを考える
専門部隊がいる会社もあるくらいだそうです。

4.行動編② 「記者会見に臨む」

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大きな事件・事故であった場合、
記者会見を開かなければいけない事態に
発展することもあるかもしれません。

もし、あなたが当事者だった場合、
あなたは何を意識して記者会見に臨みますか?

その際に特に意識すべきことは、
「どのような表情で話すか」です。

無表情は相手を攻撃します。

知床遊覧船の社長会見をTVで見ましたが、
表情なく淡々と記者の質問に答える姿が、
より世間の反感を買ったように感じます。

あなたはあなたが話している時、
自分がどんな表情をしているか、
自ら意識しているでしょうか?

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